救急救命士国家試験15問テスト!!(毎日更新中)

【救急救命士も学ぼう】はじめての心電図検定【合格の手順を解説】

救急隊員のスキルアップ

救急車に乗る救急救命士 「救急隊員として3年が経過しました。心電図をみる機会もよくあるのですが、正直、理解できないときもよくあります。心電図を深いところまで勉強したいと考えています。よい勉強法はないでしょうか?」

「その1つの答えとして“心電図検定を勉強する“をおすすめします。わたしの心電図検定3級合格した体験談を踏まえて勉強法を解説します。」

今回の記事は、わたしの息子も心電図検定を受験しており、その体験談も記事内容に入れています。

わたしの息子は心電図検定の勉強を数年前に行い、実際に3級に合格しました。

合格したバッジ⇩

その時の経験は実際の救急現場で役立っているという話もよく聞いたので、今回は記事執筆に協力してもらっています。

「よろしくお願いします。」

本記事の内容

・心電図検定は救急現場でみる“よくわからない心電図”の判読に役立つ

・心電図検定って何?

・救急現場で役立った体験談

・実際に行った勉強

・心電図検定おすすめの勉強法

・心電図検定学習のためにフォローすべき人

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心電図検定は救急現場でみる“よくわからない心電図”の判読に役立つ

心電図検定が救急現場で役立つかどうかについて、結論は“役立ちます”。なぜなら、実際に現役救急救命士が救急現場で役立ったと話しているからです。

具体的な役立った体験談は後述します。

先にみたい方は目次から、”救急現場で役立った体験談”へとんでください。

心電図をしっかり勉強している方なら、臨床現場での心電図変化も察知して、「なにがこの心電図から想起できるのか」と考えさせられます。

「心電図なんて生命に関わる不整脈だけ知っておけばいいんでしょ!」

と言い放つ人もいるかもしれません。

しかしながら、救急現場から病院へ搬送後に医師、看護師は、心電図変化から病態を把握して、今後起こりうる容態変化に対して準備しています。

わたしたち救急救命士は、「搬送したからそこで終わり」としてはいけないかと思います。

救急現場ではできることは、ほとんど皆無です。

しかし、心電図判読スキルは救急現場でも下記のようなメリットがあります。

・病院を決めるときの判断材料になる

・病院側に正確な情報を送ることができる

<具体例>

「心電図上、異常Q波が認められます。この傷病者は過去に心筋梗塞の既往があり、T波の陰性化も認めることから、”陳旧性の心電図”と考えております。」

ですので、心電図の勉強をして損はしないです。

救急救命士標準テキストには、深く記載していません。ですので、そこから先は“自分で学ぶ”しか方法がありません。

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「救急救命士は生涯学習の資格です。心電図のスペシャリストとなるのもいいのではないでしょうか?」

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心電図検定って何?

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「心電図検定について知っている人は、ここをとばしてください。

知らない方は参考に試験の基本情報をみてくださいね。」

心臓病の診断、治療には欠かせない心電図を正確に判読する力を測定する検定です。心電図の判読には深い洞察力と多くの経験、訓練が求められます。

最近では機器による自動診断も行われていますが、治療方針を決定するうえで現場のスタッフの判読技術を高めることは欠かせません。

心電図判読力を証明したいという医療現場の方や現場を目指す学生の方におススメの資格です。

基本情報INFORMATION

試験級

【マイスター】※1級合格者のうち高得点の方が認定されます

【1級】

【2級】

【3級】

【4級】 

実施日程

注意:コロナウイルス感染拡大の影響を受け、一部の試験で日程が変更となっています。詳しくは公式ホームページをご確認ください。

毎年8月

<2020年度延期後日程>

【2・4級】2021年1月10日(日)

【1・3級】2021年1月11日(月・祝)

申込期間

毎年5月~6月

申込方法

オンライン申込み

受検料

【1級】10,000円

【2級】8,000円

【3級】6,000円

【4級】6,000円

※別途システム利用料

 コンビニ決済ご利用の場合:250円

 クレジット決済ご利用の場合:330円

支払方法

クレジットカードもしくはコンビニ支払い

受検資格

どなたでも受検できます

試験会場

東京、大阪、福岡

試験時間

【1~3級】90分

【4級】  70分

試験方法

マークシート方式

問題数

50問

難易度

【マイスター】

心電図の極めて高度で専門的な判読力を有するもの

【1級】

心電図の高度な判読力を有するもの

循環器専門医、心電図に深く精通したメディカルプロフェッショナルなどが対象

【2級】

心電図の中等度~高度な判読力を有するもの

一般循環器医、循環器勤務ベテランメディカルプロフェッショナルなどが対象

【3級】

心電図の基礎〜中等度の判読力を有するもの

一般臨床医、循環器勤務メディカルプロフェッショナルなどが対象

【4級】

心電図の基礎的な判読力を有するもの

循環器勤務数年のメディカルプロフェッショナル、心電図に興味のある医学生などが対象

https://jpsk.jp/examination/shindenzu.html
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救急現場で役立った体験談

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「救急現場で役立った体験を現役救急救命士の息子から聞いてみましょう」

「やはり、現場では脚ブロックや、ST部分の微妙な変化がよく判読できないことが多いです。その辺り、心電図検定を受験したことで、“こういうSTの形もあるのか”と理解できました。そのおかげで、現場で不要に焦ることも少なくなりました

とはいえ、病院へ伝えるときは“○○の疾患でよく見られる〇波が出ています”なんて伝え方は、まだ自信もなくてできませんが…

具体的な例を挙げると、“左室肥大の時にも広範囲誘導でST低下を認める”といった症例の時です。

ST低下というと、虚血性心疾患を想定してしまいますが、“ST低下”でも今回は心肥大によって起こっているのかも。この傷病者は基礎疾患に高血圧もあるし…。このまま治療せず放っておいたら心不全になってしまうのだよな。

といった風に心電図と傷病者の状態から色々と想像を膨らませることができるようになってきました。」             

<ポイント>

・救急現場で不要に焦ることが少なくなった

・病態を連想できるようになってきた

どのように勉強したか?

【期間】

約6ヶ月間

【一日の勉強時間】

1~2時間 (出動の合間に勉強するなど“ちょこ勉”でやっていました。まとまった時間は取らずに勉強していたように感じます。)

【具体的に使用した教材】

「公式テキストで勉強しました。問題と答えが表裏に書いてあるので、すぐ解答を確認できるのは、わたしには合っていました。

また、☑欄があるので、前回は間違えた問題なのか確認しながら解き進めることもできて効率的に勉強できました。」

▢▢▢  ⇒  ☑▢▢

「こんな感じですね。」

でも、いまもう一度チャレンジするのなら、これから紹介する勉強内容を取り入れてやると効率的で知識として定着します。

心電図検定おすすめの勉強法

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「心電図検定のおすすめ勉強法を紹介します。具体的には、“ブログで学ぶ“、”書籍で学ぶ“です。

ブログで学ぶ

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「ブログと書きましたが、インターネットで掲載されているサイトも含みます。これから紹介する2つのブログとサイトは、“ちょっと難しいくらいのレベル“です。

また、これから紹介するものは注意してほしい点もありますので、そこも併せて紹介します。」

Cardio2012のECGブログ 2019改

こちらは、この後に紹介するツイッターのN.Tukishimaの心電図検定対策始めました さんが運営しているブログです。

実際にみやすくて、解説も細かいです。ターゲットが若手医師ということで、循環器を目指す若いドクター向けに書かれています。

ですので、若干難しく感じることもあるかと思います。

とはいえ、“医師はこういう風に心電図をみているのだな”と理解する手助けになるかもしれません。

難しい心電図をかみ砕いて解説してくれています。

また、心エコーの写真や、医師の考察など、12誘導心電図の心電図変化を学ぶのと同時に、どういった手順を踏んで、病態把握を行っていくのかを学ぶことができます。

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「“心電図は難しい”というところを、かみ砕いた解説でわかりやすくしてくれています。症例数も数多くあるので心電図検定のため、問題を解くのにも適しています。」

<ポイント>

・12誘導心電図に慣れていくのに適したブログ

・心電図検定向け問題も掲載されている

・心エコーの写真や医師の考察を記事から学べる

LIFE IN THE FASTLANE

https://litfl.com/

こちらは海外のサイトです。

ECGライブラリーをクリックすると、“ECGトップ100“というのがあるので、そこをクリックしていただければ、100を超える臨床問題を学べます。

各問題ページでは、問題の解説と回答、臨床転帰が掲載されています。

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「日本の医療も発達しているかと思いますが、医療の最先端を走るのはやはりアメリカです。その最先端の臨床現場での情報を、医師が顔出しで発信しているため信頼性も高く、学べることは多いはずです。」

ただし、注意してほしいのは基本的には“英語表記“なのです。なので、英語が読める方でないと書いてある内容も理解できません。

そこで、使用してほしいのがGoogle chromeです!自動で日本語表記に変換してくれます。

その点は注意しましょう。

<ポイント>

・100を超える心電図を学べる

・解説している医師が顔出ししているため信頼性は高い

・心電図とは離れてしまうが、毒物学、代謝、骨折など各トピックの解説も行ってくれる

・救急医療を学ぶ上での有意義なサイト

書籍で学ぶ

書籍も掲載しておきます。

上記書籍は心電図検定を学ぶための書籍です。

ほんとうの初学者には下記の過去記事で紹介した書籍のほうが、とっつきやすいでしょう。

心電図検定学習のためにフォローすべき人

心電図検定の勉強をしていく上で、SNSを使わない手はないかと思います。

なぜなら、有意義な情報が多く発信されているからです。

「最新の心電図検定の情報もツイッターからわたしは知りました。」

心電図の勉強をする上でも、有意義な情報ばかりです。

それに、“心電図検定の勉強を仲間と一緒にやっている“感覚にもなるので、モチベーションアップにもつながります。

ですので、心電図検定の勉強をするなら“有意義な情報を発信しているツイッター”をフォローしておきましょう。

まつねこ さん

まつねこ さんは、看護師をされており心電図検定を勉強されている方です。勉強熱心な方で、ここまで紹介してきたサイトなどは、まつねこさんが発信している情報から知りました。

発信力が高く、心電図検定の勉強をするのなら、フォローしておいて間違いのない方です。

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「心電図に関する情報は、まつねこ さんから得ることが多いです。」

白衣の男子 さん

白衣の男子 さんも看護師として現場で働かれている方です。

問題を不定期にツイートしていただけるので、スマホをみながら、すき間時間に「これって何だろう?」と考えさせていただいております。

ちゃんと答えも発信してくれるので答え合わせもできます。

”心電図を学ぶこと”とは離れてしまいますが、調理している動画をツイートしていることも多く、男性なのに自炊もしっかりされていて、美味しい料理をたくさん見ることができます。

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「勉強にも「リフレッシュと栄養管理」は大切です。

調理のツイートは”おいしそう🤤”

と日々眺めています。」

おりか臨床検査技師 さん

おりか臨床検査技師さんは、臨床検査技師と働かれており、心電図検定1級、2級のライセンスを取得している心電図のプロです。

ツイート内容も臨床の経験談を織り交ぜてくれるので、“現場ではどういうのが異状なのか“を考えさせられます。

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「正直、救急現場で何度も見落としていたな…。と思うことがたくさんあって、ツイート内容をみて振り返って気づくことが多々ありました。」

<ポイント>

・実体験で心電図検定の体験が役立ったことをツイートしてくれる

・生の経験をツイートしてくれるので、心電図変化と病態をイメージしやすくなる

N.Tukishimaの心電図検定対策始めました さん

N.Tukishimaの心電図検定対策始めました さんは先に伝えたように、Cardio2012のECGブログ 2019改の運営者です。

医師ですので、専門的な知識をツイートからも学べます。

例えば「PVC、VTの起源」について。

どこが発生源となって上記のことが起きているのか解説しています。

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「“深いところまで学びたい“、”なぜ不整脈が起こっているのか知りたい“と深掘りしたいという方におすすめです。」

どの方も、臨床現場で勉強されている方なので、すごく勉強になります。ツイートで心電図問題を提示してくれていますので、フォローしておけば、それだけで心電図の問題も行えます。

わたしも、皆さんのツイートに参加して回答したいところですが、レベルが高めなので…日々、回答はしていませんが勉強させていただいております<(_ _)>

まとめ:心電図検定の学習は救急現場でも必ず役立つ!

ここまで心電図検定について話してきました。

「心電図は難しいから無理!」

とさじを投げる前に、もう少し深掘りしてみませんか?

まつねこさんの言葉を引用するのなら

「心電図と筋トレは同じようなもの。なぜなら、しっかり努力したら、ちゃんと結果があとからついてくるから」

とツイートしていました。

年度明けに心電図検定が行われる予定です。わたしの息子も3級に続いて、心電図検定2級を受験しようと話しています。

努力は報われて、現場で必要なことである心電図判読スキルが磨けるのなら、やってマイナスになることはありません。

多少のお金はかかりますが、その経験が“救急救命士としてのレベル”を上達させてくれます

経験に投資することになりますから全然ムダにならないかと思います。

今回は以上です。

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