救急救命士国家試験15問テスト!!(毎日更新中)

救急救命士国家試験問題②(D問題)

国試問題
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救急救命士国家試験問題(D問題)

1 65歳の男性。震災により倒壊した家屋の下敷きになっていたが、通りかかった救急隊を家族が呼び止めた。ホームで倒れるところを目撃した通行人が救急要請した。
救急隊接触時観察所見:意識JCS2。呼吸数36/分。脈拍128/分、不整。血圧84/56mmHg。SPO2値97%。倒壊から3時間以上経過しているが、救出にはまだ時間を要する見込みである。
なお、これは応援救急隊として被災地に出動して遭遇した事案であり、電話回線は普通となっている。応援救急隊の活動について正しいのはどれか。1つ選べ。
1. 現地の救急隊に連絡して傷病者対応を引き継ぐ。

2. 特定行為を行う場合は現地のMC医師の指示の下で行う。

3. 医師と連絡がつかなければ特定行為の実施は断念する。

4. この救急活動記録は現地の消防本部に提出する。

5. 応援救急隊による救急出動件数は現地の消防本部に計上される。

5
2 二次事後検証会議に下記の事例が報告された。
事例:88歳の女性。食事中に窒息し救急要請された。救急隊は直ちに胸骨圧迫を開始し、口頭展開にて異物は除去できた。バッグ・バルブ・マスク換気で両肺の呼吸音が聴取できた。続いて気管挿管を行い、まもなく自己心拍の再開した。カプノメータで呼気CO2は検知はできたが、バッグ・バルブ換気(酸素10L/分)でSPO2値90%前後であった。約40分後に救急外来で撮影された胸部X線写真では右上葉と左肺との無気肺を認め、右気管支挿管が指摘されている。
この検証会議のコメントとして適切なのはどれか。2つ選べ。

1. 気管挿管後の聴診を徹底させる。

2. カプノメータ測定の理解を深める。

3. 一次検証で済ませてよい事例である。

4. ヒヤリハット事例として報告させる。

5. SPO2低値の原因は気道異物の可能性が高い。

1、2
3 70歳の男性。自宅で嘔吐とともに大量の血を吐いて倒れたため、家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS30。呼吸8/分。脈絡120/分、不整。血圧80/60mmHg。SPO2値90%。周囲の鮮紅色の吐物が大量にあり、口腔内にも血性の食物塊を認める。皮膚の黄染、手掌紅斑および腹部膨隆を認める。
救急隊員の対応として適切なのはどれか。2つ選べ。

1. ゴーグルを着用する。

2. N95マスクを着用する。

3. シューズカバーを着用する。

4. 救急車内の清拭にはグルコン酸グロルヘキシジンを用いる。

5. 処置に用いた金属製の器具は次亜塩素酸ナトリウムで消毒する。

1、3
4 30歳の男性。Ⅱ型糖尿病で治療中の傷病者の意識が低下しているのを母親が発見し救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS30。呼吸数24/分。脈拍80/分、整。血圧140/80mmHg。SPO2値98%。冷汗あり。四肢の動きに左右差はない。
血糖測定に際し適切なのはどれか。2つ選べ。

1. 母親に穿刺時の痛みや出血について説明する。

2. アルコールが乾燥する前に穿刺する。

3. 手指で爪脇で穿刺を行う。

4. 血液を強く搾り出す。

5. 使用語の試験紙は一般廃棄物として取り扱う。

1、3
5 60歳の男性。自動車走行中に乗用車と衝突して受傷し救急要請された。
救急隊到着時観察所見:意識JCS10。呼吸数32/分。脈拍120/分、整。血圧80/60mmHg。SPO2値90%。左呼吸音の消失と皮下機種とを認める。
この病態に特徴的な観察所見はどれか。1つ選べ。

1. 心尖拍動

2. 項部硬直

3. 奇異呼吸

4. 結膜点状出血

5. 左胸郭運動減少

5
6 58歳の男性。職場で突然意識消失したため同僚が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS20。呼吸数12/分。脈拍100/分、整。血圧210/130mmHg。SPO2値92%。職場の床上に仰臥位でおり、同僚が付き添っている。
この傷病者について、「救急振興財団:平成15年度 救急搬送における重症度・緊急度判断基準作成委員会報告書」における生理学的評価で重症異常と判断する項目はどれか。1つ選べ。

1. 意識レベル

2. 呼吸数

3. 脈拍

4. 血圧

5. SPO2値

4
7 43歳の女性。筋萎縮性側索硬化症で気管切開がされ、人工呼吸療法を自宅で行っている。人工呼吸器の動きが弱いとのことで救急要請された。
救急隊到着時観察所見:意識JCS200。呼吸数8/分。脈拍100/分、整。血圧160/90mmHg。体温36.5℃。SPO2値92%。気管切開カニューレから補助換気を開始したところ速かに意識清明となった。
この間に観察されるカプノグラムの推移はどれか。カプノグラム(別冊NO.5)から1つ選べ。

1. A

2. B

3. C

4. D

5. E

2
8 28歳の女性。職場で同僚と口論になり突然呼吸困難と手足の痺れとを訴えたため救急要請された。
救急隊接触時観察所見:意識声明。呼吸数30/分。脈拍80/分、整。血圧130/80mmHg。示指で測定したSPO2値70%。呼吸音は正常。手指の所見の写真(別冊NO.6)を別に示す。
この傷病者への対応について適切なのはどれか。2つ選べ。

1. 血圧の左右差を確認する。

2. 胸部外胸部圧迫を開始する。

3. 耳朶でSPO2を再測定する。

4. ゆっくり呼吸をするように促す。

5. 深呼吸を数回繰り返すように促す。

3、4
9 63歳の男性。統合失調症で通院中であった。朝起きてこないので妻が見に行くと、自室で倒れているのを発見し救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS2。呼吸数16/分。脈拍64/分、整。血圧116/48mmHg。SPO₂値96%。救急車搬送中、突然反応がなくなった。その時の心電図モニター波形(別冊NO.7)を別に示す。
まず行うべき対応はどれか。2つ選べ。

1. 胸骨圧迫

2. 血圧測定

3. 瞳孔の確認

4. 呼吸の確認

5. 頸動脈拍動触知

4、5
10 32歳の女性。食事中に突然、喉に手をあて苦しみだしたため、家族が救急要請した。
救急隊到着時、傷病者は立位で顔面が紅潮し声が出ない。
家族の話では、妊娠9か月とのことである。
直ちに実施すべき処置として適切なのはどれか。2つ選べ。

1. 指拭法

2. 胸骨圧迫

3. 背部叩打法

4. 腹部突き上げ法

5. 胸部突き上げ法

3、5
11 80歳の男性。心不全で内服治療中である。3日前から風邪気味であったが、就寝2時間後から呼吸困難となり1時間続いているため家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS3。呼吸数32/分。脈拍110/分、不整。血圧90/60mmHg。SPO₂値82%。呼吸音は断続性ラ音を聴取する。居間の椅子上に座位でおり、家族が付き添っている。リザーバ付きフェイスマスクで酸素投与(10L/分)したが、SPO₂値は86%であった。
この傷病者への対応として適切なのはどれか。1つ選べ。

1. 血糖値測定

2. 胸郭外胸部圧迫

3. 仰臥位に体位変換

4. 心肺機能停止前の静脈路確保と輸液

5. バッグ・バルブ・マスクを用いた補助換気

5
12 75歳の男性。食事中に椅子から崩れ落ちたため救急要請された。
救急隊到着時観察所見:意識JCS3。呼吸数16/分。脈拍90/分、不整。血圧180/96mmHg。体温36.2℃。SPO₂値96%。右上肢と右下肢とに麻痺を認める。右口角が下がり流涎を認める。
最も疑われる病変部位はどれか。1つ選べ。

1. 脳幹

2. 右小脳

3. 左小脳

4. 右内包

5. 左内包

5
13 75歳の男性。COPD(慢性閉塞性肺疾患)のため在宅酸素療法中である。湿性咳嗽、呼吸困難および著明な冷汗があり家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS2。呼吸数36/分。脈拍124/分、整。血圧146/76mmHg。体温38.4℃。SPO₂値85%。
搬送先の病院でまず行われると予想される検査はどれか。2つ選べ。

1. 肺機能検査

2. 気管支鏡検査

3. 肺動脈造影検査

4. 動脈血液ガス検査

5. 胸部エックス線検査

4、5
14 32歳の女性。2~3日前から感冒様症状があった。夕方より、唾液を飲み込めず、息苦しいと訴えていた。意識低下を来したため家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS20。呼吸数40/分、浅表性。脈拍120/分、整。血圧168/96mmHg。SPO₂値88%。3年前に重症筋無力症と診断され、服薬治療中とのことである。
救急隊が酸素を6L/分で投与したところ、意識JCS100、SPO₂値89%となった。
この傷病者に対する適切な対応はどれか。1つ選べ。

1. 下顎挙上

2. 口腔内吸引

3. エアウェイ

4. 投与酸素の増量

5. バッグ・バルブ・マスクによる換気補助

5
15 82歳の男性。2週前から食欲が低下していた。自宅で脱力し動けなくなっているため妻が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS1。呼吸数24/分。脈拍48/分。血圧60/28mmHg。SPO₂値98%。体温36.1℃。呼吸音は左右差なく肺雑音を認めない。腹部は平坦で、反跳痛はない。舌は乾燥し、皮膚は冷たく弾力性が低下している。左右下腿に浮腫も腫脹もない。以前から慢性腎不全を指摘されていたが血液透析は未導入であった。心電図モニター波形(別冊NO.8)を別に示す。
この傷病者のショックの原因として可能性の高いのはどれか。2つ選べ。

1. 心原性ショック

2. 神経原性ショック

3. アナフィラキシーショック

4. 循環血液量減少性ショック

5. 心外閉塞・拘束性ショック

1、4
16 72歳の男性。突然倒れたため家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS200。呼吸数32/分、浅く、不規則。脈拍44/分、整。血圧192/106mmHg。瞳孔は両側6mm、対光反射を認めない。口腔内に吐物を認める。仰臥位で頭位を高くし、酸素投与と補助換気とを実施する。誤嚥を避けるため、首を横に向けたまま口腔内を吸引しつつ救命救急センターへ搬送する。
事後研修で、医師から不適切と指摘を受ける事項はどれか。1つ選べ。

1. 頭部高位

2. 頭部回旋

3. 補助換気

4. 口腔内吸引

5. 医療機関選定

2
17 17歳の男子。野球の試合中ボールが胸に当たった後、突然倒れたためコーチから救急要請された。
救急隊到着時観察所見:地面に横たわっている状態。心肺機能停止状態。直ちに胸骨圧迫と人工呼吸とを開始してAEDの電極パッドを装着し、電気ショックを1回実施して自己心拍は再開した。搬送途上に自発呼吸は出現し、循環も安定していた。
この病態の特徴について正しいのはどれか。1つ選べ。

1. 心筋に挫傷がみられる。

2. 心嚢内に血液が貯留する。

3. 心臓への機械的刺激で生じる。

4. 大動脈峡部への剪断力が原因となる。

5. 胸膜損傷部の一方向弁構造により生じる。

3
18 65歳の男性。昨日飲酒し朝起きてこないため家族が様子を見に行ったところ、意味不明の発語があり救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS3。呼吸数30/分。脈拍90/分、整。血圧110/60mmHg。体温36.4℃。SPO₂値93%
黄疸と腹部膨満がみられ、また上肢を伸ばしたまま保持させると粗いゆっくりした動きが出現する。1つ選べ。

1. 企図振戦

2. 姿勢時振戦

3. 安静時振戦

4. 生理的振戦

5. 羽ばたき振戦

5
19 50歳の男性。1週前から鼻汁と咽頭痛とがあり、急性上気道炎と診断されていた。朝、突然の激しい回転性のめまいが出現し、夜まで持続するため家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数24/分。脈拍108/分、整。血圧140/88mmHg。体温37.6℃。SPO₂値98%。頭痛、難聴および運動失調は認めない。
この病態に特徴的な症候はどれか。1つ選べ。

1. 眼振

2. 複視

3. 片麻痺

4. 顔面麻痺

5. 構音障害

1
20 83歳の女性。2日前から労作時に息切れを感じていた。トイレに行く途中で息苦しさが生じ胸痛と冷汗とを伴ったため、家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数36/分、努力様。脈拍120/分、不整。血圧160/90mmHg。SPO₂値93%(10L/分マスク)。肺には粗い断続性ラ音を聴取する。
この傷病者でみられる所見はどれか。2つ選べ。
1. 嚥下困難

2. 下腿浮腫

3. 起坐呼吸

4. 皮膚弾力の低下

5. クスマウル呼吸

2、3
21 85歳の男性。咳とともに鮮紅色の血を大量に吐いたため家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS2。呼吸数32/分。脈拍98/分、整。血圧92/60mmHg。SPO₂値84%。呼吸苦を訴え、呼吸音は右側で減弱し断続性ラ音が聴取される。肺結核の既往がある。
この傷病者に対する救急隊の処置について適切なのはどれか。2つ選べ。

1. 咳をするように促す。

2. 右側臥位で搬送する。

3. 高濃度酸素投与を行う。

4. 結核専門病院へ搬送する。

5. N95マスクを装着させる。

2、3
22 90歳の男性。坐位のままで反応がなかったが、仰臥位にして呼びかけたところ返事をし開眼した。呼吸数24/分。脈拍52/分、整。血圧140/70mmHg。体温35.9℃。SPO₂値95%。既往歴に高血圧症がある。考えられる疾患はどれか。1つ選べ。

1. 心房細動

2. 大動脈解離

3. 起立性低血圧

4. 大動脈弁狭窄症

5. 頸動脈洞症候群

5
23 56歳の男性。と居酒屋で食事と酒とを摂取したのち、帰りの電車の中で食物を嘔吐した。その直後から激しい前胸部痛と息苦しさとを感じたため、車掌により救急要請された。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数32/分。脈拍120/分、整。血圧110/64mmHg。SPO₂値94%。呼吸音に左右差を認めない。
どの臓器の障害が考えられるか。1つ選べ。

1. 気管

2. 食道

3. 心臓

4. 大動脈

5. 横隔膜

2
24 72歳の男性。突然激しい背部痛が出現したため救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数32/分。脈拍110/分、整。血圧190/100mmHg。痛みが腰部に移動し両下肢のしびれと麻痺とが出現したという。しびれと麻痺の原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。

1. 脳梗塞

2. 脊髄虚血

3. 深部静脈血栓

4. 下肢の血行障害

5. 椎間板ヘルニア

2、4
25 73歳の男性。庭仕事中に突然前胸部痛を訴えた。痛みは背部にも広がり、冷汗も出てきたため家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数24/分。脈拍70/分、整。血圧196/112mmHg。体温36.2℃。SPO₂値94%。心電図モニター波形(別冊NO.9)を別に示す。
その後、搬送中に意識レベルが低下し、右片麻痺が出現した。この疾患で観察される徴候はどれか。1つ選べ。

1. 心膜摩擦音

2. 頸静脈怒張

3. 収縮期心雑音

4. 血圧の左右差

5. 呼吸音の左右差

4
26 11歳の男児。就寝中に突然の右下腹部と右陰嚢との痛みを訴えたため母親が救急要請した。今までにも時々同様の症状があったが、30分程度で自然に改善していた。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数24/分。脈拍92/分、整。血圧120/66mmHg。体温36.8℃。SPO₂値98%。
この傷病者にみられる症候はどれか。1つ選べ。

1. 心窩部の圧縮

2. 右下腹部の反跳痛

3. 陰嚢の勃起

4. 右精嚢の挙上

5. 右股関節の外転

4
27 24歳の男性。2~3日前から激しい腹痛と血便とが続いたため家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS10。呼吸数32/分。脈拍100/分、整。血圧88/46mmHg。体温37.4℃。SPO₂値96%。1週前に焼き肉屋で生肉を食べ、前日から尿量減少とむくみとを認めていたとのことである。
この病態の特徴でないのはどれか。1つ選べ。

1. 冬場に多い。

2. 痙攣を来す。

3. 貧血を認める。

4. 外毒素による。

5. 少ない菌数で発症する。

1
28 45歳の男性。家具を動かそうと持ち上げた時に突然激しい腰痛が出現した。1時間後には体を動かすことができなくなったため、家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数18/分。脈拍80/分、整。血圧110/74mmHg。体温36.4℃。SPO₂値99%。病院到着後、医師から下肢伸展挙上テストテスト(ラゼーグテスト)は陰性であると言われた。
この病態の特徴はどれか。1つ選べ。

1. 下肢への放散痛がある。

2. 下肢の筋力低下を来す。

3. 腰痛よりも下肢痛が強い。

4. 排尿障害を来すことがある。

5. 安静臥床により自然軽快する

5
29 4歳の女児。昼食を食べた後、しばらくして急に不機嫌になり、左下腹部を激しく痛がったため母親が救急要請した。
救急隊現着時観察所見:意識清明。呼吸数20/分。脈拍120/分、整。体温36.4℃。SPO₂値99%。救急要請後に母親が浣腸し、硬便を排泄した後は泣き止んだとのことである。その際、血便は認めなかった。考えられる疾患はどれか。1つ選べ。

1. 便秘

2. 腸重積症

3. 急性虫垂炎

4. 急性胃腸炎

5. 鼠径ヘルニア

1
30 20歳の女性。妊娠37週。赤ちゃんが生まれそうとのことで、本人が自宅から救急要請した。
救急隊現着時観察所見:すでに赤ちゃんが出生しており、胎盤はまだ娩出していない。児は泣いているものの弱々しく、体幹にチアノーゼを認め、四肢は少し曲げている。心拍数は64/分であった。保温に注意しながらバッグ・バルブ・マスクによる人工呼吸を開始した。
30秒後の評価で人工呼吸を中止する最小の考えられるの疾患はどれか。1つ選べ。

1. 80

2. 90

3. 100

4. 110

5. 120

3
31 56歳の女性。精神科に通院している。足の痛みを訴え家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:バイタルサインに異常はみられない。傷病者は足の痛みを否定し、一方的に喋り続けている。家族によれば、傷病者は壁を軽く蹴って痛いと騒ぎ、「救急車を呼べ。」と命令したという。状態像はどれか。1つ選べ。

1. 躁状態

2. 昏迷状態

3. 抑うつ状態

4. 幻覚妄想状態

5. パニック発作

1
32 50歳の男性。歩行中に乗用車にはねられ乗用車の運転手が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS3。呼吸数28/分。脈絡106/分、整。左側臥位で倒れていた。右大腿部から臀部にかけての打撲痕と右下肢の短縮とを認める。
救急車内収容前の対応として適切なのはどれか。1つ選べ。

1. 愛護的に下肢を整復する。

2. ショック体位に変換する。

3. 骨盤動揺性を頻回に評価する。

4. ロードアンドゴーを判断する。

5. 右股関節の可動性を評価する。

4
33 70歳の男性。階段を踏み外して約20段転落し、頭部を強打したため救急要請された。
救急隊到着時観察所見:意識JCS1。呼吸数28/分。脈拍92/分、整。血圧132/84mmHg。体温36.4℃。SPO₂値98%。頭部に打撲痕を認めるが、四肢体幹に所見はない。搬送中に意識レベルが低下し、呼名に反応がなく、瞳孔不同が観察された。
現時点で最も考えられるのはどれか。1つ選べ。

1. 脳震盪

2. 脊髄損傷

3. 急性水頭症

4. 急性硬膜下血腫

5. びまん性軸索損傷

4
34 65歳の男性。自転車走行中に横転し、顔面を強打した。
救急隊現着時観察所見:意識JCS2。呼吸数20/分。脈拍100/分、整。血圧102/54mmHg。SPO₂値95%。傷病者の鼻腔と口腔とから出血し、特に左側眼瞼の腫張が著明であった。下肢は動かすが上肢は動きはなかった。この傷病者に現場で行うべき対応はどれか。1つ選べ。

1. 頸椎カラーを装着する。

2. 頭部後屈顎先挙上する。

3. 経口エアウエイを挿入する。

4. 鼻出血を鼻腔内で吸引する。

5. 脱臼しかけている牙歯を抜去する。

1
35 55歳の男性。オートバイ運転中に転倒し受傷した。頭部の痛みと左上肢のしびれ感とがあったため本人が救急要請した。
救急隊現着時観察所見:意識清明。呼吸数24/分。脈拍96/分、整。血圧126/68mmHg。SPO₂値98%。左側頭部と左肩とに打撲痕と擦過傷とを認める。歩行可能であるが、左肘を屈曲できず左手指を動かせない。
この運動麻痺の原因として最も考えられるのはどれか。1つ選べ。

1. 全脊髄型損傷

2. 引き抜き損傷

3. 急性硬膜下血腫

4. 中心性脊髄損傷

5. びまん性軸索損傷

2
36 36歳の女性。同居人に包丁で刺されたと警察官から救急要請があった。
救急隊現着時観察所見:意識JCS10。呼吸は浅く早い。脈拍は橈骨動脈で微弱である。女性は血だらけの下着姿で仰向けに倒れている。胸部に刺創はなく、下腹部に刺創はあるが活動性出血はない。顔面蒼白で冷汗を認める。
適切な対応はどれか。1つ選べ。

1. 全脊柱固定

2. 背部創傷の確認

3. AEDの電極パッドの装着

4. 鼻カニューレによる酸素投与

5. バッグ・バルブ・マスクによる補助換気

2
37 63歳の男性。普通乗用車運転中、対向車と時速50kmで衝突し受傷したため救急要請された。車のフロント部分は大破しており、エアバッグ作動後の状態であった。シートベルトは着用していた。
救急隊現着時観察所見:意識清明。呼吸数30/分。脈拍124/分、整。血圧104/52mmHg。体温35.2℃。SPO2値94%。四肢の動きは良好であるが、冷汗著明で、体表では腹部両側腸骨綾間に横走する索状擦過傷を認め、腹痛を訴えている。
この傷病者の損傷臓器として疑われるのはどれか。2つ選べ。

1. 膵臓

2. 腸管

3. 膀胱

4. 腸間膜

5. 大動脈

2、4
38 35歳の男性。歩行中に乗用車と接触て左下腿を受傷写真(NO.10)を別に示す。活動性の出血はない。
この傷病者で優先して観察すべき所見はどれか。2つ選べ。

1. 下肢長差

2. 異物の有無

3. 骨欠損の有無

4. 左足背動脈の拍動

5. 左下腿の神経障害

4、5
39 50歳の女性。家で倒れているところを夫が発見し救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS20。呼吸数24/分。脈拍120/分、整。血圧90/60mmHg。体温37.2℃。瞳孔右5mm、左5mm、対光反射は迅速である。夫によると最近何もする気がしないと漏らし、精神科クリニックで服薬加療中とのことである。家には錠剤の空包が多数散在している。搬送しようとしたところ痙攣発作を起こしたが、1分後に治った。
搬送中に予想される最も注意すべき病態はどれか。1つ選べ。

1. 過換気

2. 体温上昇

3. 脳ヘルニア

4. 心室性不整脈

5. 神経原性ショック

4
40 60歳の男性。冬の小雨の降る深夜に酩酊後、公園で入眠していたようである。翌朝、通行人に発見され、救急要請された。
救急隊到着時観察所見:意識JCS20。呼吸数8/分。脈拍42/分、整。血圧60/44mmHg。体幹は非常に冷たく腋窩では体温は測定できず、SPO2値は測定不能である。
この傷病者への対応について適切なのはどれか。1つ選べ。

1. 補助換気を行う。

2. 濡れた衣服を取り除く。

3. セミファウラー位で搬送する。

4. 積極的にエアウエイ挿入を行う。

5. 覚醒を促すために頻回に刺激を与える。

2

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