救急救命士国家試験15問テスト!!(毎日更新中)

救急救命士国家試験問題(D問題)

国試問題
 ★問題文をクリックすると答えが問題下に表示されます★

 

 

① 68歳の男性。駅のホームで倒れるところを目撃した通行人が救急要請した。
救急隊接触時観察所見:意識JCS300。自発呼吸なし。頸動脈を触知しない。心電図モニター上、PEAである。バイスタンダーCPRは行われていない。
インフォームドコンセントをとるべき家族は見当たらなかった。指示要請を実施し、気管挿管と薬剤投与とを実施した。
この対応は、「生命倫理に関する原則」のどれに該当するか。1つ選べ。
1. 自立の尊重

 

2. 善行の原則

3. 公正の原則

4. 正義の原則

5. 無危害の原則

2
② 68歳の男性。2週間前から咳と微熱とがあり、夕食後から喀痰に血液が混入したとのことで、家主が救急要請した。
救急隊到着時、心肺停止状態である。心電図はPEAである。MC医師から気管挿管の指示を受けた。なお、家主によると、傷病者は大酒家で糖尿病があるとのことである。
この傷病者の気管挿管にあたって適切な個人防護具はどれか。1つ選べ。

 

1. 手袋、感染防止衣、シューズカバー

2. 手袋、サージカルマスク、感染防止衣

3. 手袋、ゴーグル、N95マスク、感染防止衣

4. 手袋、ゴーグル、N95マスク、シューズカバー

5. 手袋、ゴーグル、サージカルマスク、感染防止衣

3
③ 空き地で遊んでいた小学生数名が気分不良を訴えて動けなくなったため、近所の住人が救急要請した。また、その空き地に停められているタンクローリーから異臭がするとの通報があった。タンクローリーには図(別冊NO.4)のような標示がみられる。
救急隊員の対応として適切でないのはどれか1つ選べ。

 

1. 近隣住民の避難を検討する。

2. 積載物の内容を消防本部に報告する。

3. 救急車はタンクローリーの風上に停める。

4. 周辺地域を含めた区域管理(ゾーニング)を行う。

5. 積載物の露出を確認するためタンクローリーに近づく。

5
④ 大雨洪水で浸水した工場の床に社員が倒れているところを発見されて救急要請された。
先着隊として救急隊が到着した時には、水に浸かった機械から火花が出ていた。
まず行うべき対応はどれか。1つ選べ。

 

1. 直ちに傷病者へ向かう。

2. 構内の排水をしてもらう。

3. 構内の電源を遮断してもらう。

4. 長靴に履き替えて傷病者に向かう。

5. 板を敷き、その上を伝って傷病者に向かう。

3
⑤ 25歳の女性。自動車運転中に側方から来た車に衝突されたため、通行人が救急要請した。
救急隊接触時観察所見:意識清明。気道は開通している。SPO₂値92%。右胸部痛を訴え、頻呼吸を認める。橈骨動脈は触知良好で、四肢の動きに異常を認めない。胸部聴診上、右側胸部に圧痛、轢音および胸壁の吸気時陥凹を認める。
この病態で特徴的な呼吸様式はどれか。1つ選べ。

 

1. 腹式呼吸

2. 奇異呼吸

3. 鼻翼呼吸

4. 失調性呼吸

5. チェーン・ストークス呼吸

2
⑥ 30歳の男性。全身に蕁麻疹が出現したため救急要請した。
救急隊が体表を観察したところ、膨隆部が体表の60%を占めていた。膨隆部の厚みを1mmとした場合、血管外に移行した体液はおよそどれくらいと想定されるか(体表面積1.8㎡)。1つ選べ。

 

1. 10ml

2. 100ml

3. 300ml

4. 600ml

5. 1000ml

5
⑦ 70歳の男性。突然倒れたため家族が救急要請した。
救急隊接触時観察所見:心肺機能停止状態である。直ちに胸骨圧迫と人工呼吸とを開始し、声門上気道デバイスを留置した。電気ショックを実施したところ、自己心拍が再開した。バック・バルブによる換気中に微弱な胸郭の自発的な動きを認めた。
この換気中に観察されるカプノグラムはどれか。図(別冊NO.5)から1つ選べ。

 

1. A

2. B

3. C

4. D

5. E

5
⑧ 6歳の男児。野球のボールが胸部にあたり倒れたため救急要請された。
そばにいたコーチにより心肺蘇生が開始され、AEDによる除細動が1回実施された後に救急隊が到着した。
救急隊接触時観察所見:死戦期呼吸。頸動脈の拍動を触知できない。この時のAEDの心電図波形(NO.6)を別に示す。
直ちに行うべき処置はどれか。1つ選べ。

 

1. 胸骨圧迫

2. 回復体位

3. 口腔内の吸引

4. アドレナリン投与

5. 声門上気道デバイスによる気道確保

1
⑨ 60歳の男性。大酒家で昨夜も飲酒後就寝した。昼食の時間になっても起きてこないため、妻が様子を見に行き呼びかけたところ応答がなかったので救急要請した。
救急隊接触時観察所見:意識JCS30。呼吸数30/分。脈拍100/分、整。血圧110/60mmHg。SPO₂値96%。仰臥位で発汗がみられる。瞳孔異常、共同偏視および片麻痺は認めない。
この傷病者に対して優先して行う対応はどれか。1つ選べ。

 

1. 血糖測定

2. 酸素投与

3. ショック体位

4. 心電図モニター装着

5. 静脈路確保の指示要請

1
⑩ 70歳の男性。2日前から夜になると呼吸困難があったが、すぐ治まるため自宅で様子をみていた。就寝3時間後から呼吸困難となり1時間続いているため家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS10。呼吸数30/分。脈拍100/分、整。血圧140/80mmHg。SPO₂値89%。頸静脈が怒張していて、喘鳴を聴取する。呼吸は努力性である。
この傷病者に対する搬送中の対応で適切なのはどれか。図(NO.7)から1つ選べ。
1. A

 

2. B

3. C

4. D

5. E

1
⑪ 82歳の男性。施設入所中である。夕食中に突然喉を抑えて苦しがりだしたので救急要請された。
救急隊到着時、職員により背部叩打されている。
職員の話によると、背部叩打を始めたが、救急隊到着の2分前に意識がなくなったので、側臥位で背部叩打を継続しているとのことである。
この傷病者に対して最初に実施するべき処置はどれか。1つ選べ。

 

1. 脈拍確認

2. 人工呼吸

3. 胸骨圧迫

4. 口腔内観察

5. 胸部突き上げ法

1、3
11 70歳の男性。脳梗塞後遺症のため経鼻栄養チューブを用いて在宅療養中である。前日に嘔吐して以来、痰の喀出が増えていた。経鼻栄養を投与中に呼吸苦が出現したため家族が救急要請した。
救急隊接触時観察所見:意識清明。呼吸数30/分。脈拍92/分。血圧152/102mmHg。SPO₂値90%。鼻部に固定された経鼻栄養チューブが約5㎝抜けて出てきている。
この傷病者に対する対応で適切なのはどれか。2つ選べ。

 

1. かかりつけ医に相談する。

2. 投与中の経鼻栄養を中止する。

3. 経鼻栄養チューブを慎重に抜去する。

4. 経鼻栄養チューブを通常の位置まで押し込む。

5. 介護支援専門員(ケアマネージャー)に相談する。

1、2
12 45歳の男性。脊髄損傷のため在宅療養中で膀胱内にバルーン付きカテーテルが留置されていた。数日前よりカテーテル周囲からの尿漏れが増加し、尿に血液が混じるようになっていた。夜間になり尿が出なくなったため家族が救急要請した。
脊髄損傷以外に特記すべき既往歴はない。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数26/分。脈拍56/分、整。血圧100/64mmHg。体温39.2℃。SPO₂値95%。
この傷病者に対する適切な対応はどれか。2つ選べ
1. カテーテルを抜去する。

 

2. かかりつけ医に相談する。

3. 救命救急センターに搬送する。

4. 第二次救急医療機関に搬送する。

5. 自家用車で休日夜間診療所を受診するよう勧める。

2、4
⑬ 82歳の男性。路上で転倒して頭部を打撲したため、目撃した通行人が救急要請した。
救急隊接触時観察所見:意識清明。呼吸数16/分。脈拍80/分、整。SPO₂値95%。右側頭部に皮下血腫、右肘部に擦過傷を認める。目撃者によると、道路の段差につまずいて転倒し、意識消失は約1分程度であったとのことである。
この傷病者の転帰に大きく影響する可能性の高い常用薬はどれか。1つ選べ。

 

1. 利尿薬

2. 抗不整脈薬

3. 経口糖尿病薬

4. ワルファリン

5. ニトログリセリン

4
⑭ 70歳の男性。就寝中に前胸部から後頚部にかけて痛みがあり、起床後も改善しないため家族が救急要請した。
救急隊接触時観察所見:意識JCS10。呼吸数20/分。脈拍84/分、整。右上肢血圧測定不能。左上肢血圧80/40mmHg。体温35.9℃。SPO₂値96%。虚脱し、ぐったりしている。外頚静脈の怒張を認める。
この傷病者で血圧の左右差の原因となっている病態はどれか。1つ選べ。

 

1. 右血胸

2. 腕頭動脈狭窄

3. 心タンポナーデ

4. 大動脈弁閉鎖不全

5. 左鎖骨下動脈狭窄

2
⑮ 71歳の男性。慢性心不全と慢性腎不全との既往があり、内服治療をしていたが2週前から自己判断で内服を中止していた。1日前から呼吸困難と咳嗽とがあり、改善しないため家族が救急要請した。
救急隊接触時観察所見:意識JCS2。呼吸数36/分。脈拍102/分、整。血圧210/96mmHg。SPO₂値74%。ソファーに坐位になっており、喘鳴を聴取する。

 

1. 前負荷↑ 後負荷↑ 心拍出量↑

2. 前負荷↑ 後負荷↓ 心拍出量↑

3. 前負荷↑ 後負荷↑ 心拍出量↓

4. 前負荷↓ 後負荷↓ 心拍出量↓

5. 前負荷↓ 後負荷↑ 心拍出量↓

3
⑯ 90歳の男性。高齢者療養施設に入居中である。朝、ベッド上で意識がなく、脈が遅く微弱なのを発見した施設職員が救急要請した。
救急隊接触時観察所見:意識JCS300。頸動脈で脈拍を触知できない。細身の体型で皮膚は乾燥し張りがなくなっている。最初に記録した心電図モニター波形(別冊NO.8)を別に示す。この傷病者の病態で考えられるのはどれか。1つ選べ。

 

1. 除細動の適応がある。

2. 死戦期呼吸を認める。

3. 神経学的回復が期待できる。

4. 代謝性アシドーシスは軽度である。

5. 心停止までに循環不全が長時間持続した。

5
⑰ 10歳の男児。小学校でのマラソンの練習直後に倒れたため救急要請された。教職員が胸骨圧迫を行い、救急隊現着時には学校のAEDを使用し解析を行ったところだった。教職員の処置で適切なのはどれか。1つ選べ。

 

1. 胸壁を3cm圧迫している。

2. 成人用の電極パッドを用いている。

3. ソファー上で胸骨圧迫を行っている。

4. 電極パッドを貼るときに胸骨圧迫を中断している。

5. AEDによる解析後に直ちに反応の確認を行っている。

2
18 90歳の男性。リビングルームで倒れているのを家族が発見し、救急要請した。
救急隊接触時観察所見:意識JCS200。四肢をガクガクとする曲げ伸ばしがみられる。
この病態で低下するのはどれか。2つ選べ。

 

1. 呼吸数

2. 脈拍

3. 血圧

4. 体温

5. SPO₂値

1、5
19 20歳の男性。徹夜で麻雀をしていて急に叫び声を上げ、両眼が上転し、上下肢を伸展させて体が弓なりになったため救急要請した。
救急隊接触時観察所見:意識JCS200。四肢をガクガクとする曲げ伸ばしがみられる。
この病態で低下するのはどれか。2つ選べ。

 

1. 呼吸数

2. 脈拍

3. 血圧

4. 体温

5. SPO₂値

1、5
⑳ 84歳の男性。COPD(慢性閉塞性肺疾患)で治療中であった。呼吸困難を訴えて救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS1。呼吸数32/分。脈拍110/分、不整。血圧160/80mmHg 。体温38.0℃。SPO₂値82%。顔色不良
酸素マスク3ℓ/分投与し搬送を開始したところ、意識レベルは変わらず、呼吸数16/分、SPO₂値90%となった。
次に行うべき処置として適切なのはどれか。1つ選べ。

 

1. 気道確保を行う。

2. 酸素マスクの流量を1ℓ/分に下げる。

3. 酸素マスクの流量を3ℓ/分で維持する。

4. 酸素マスクの流量を6ℓ/分に上げる。

5. バッグ・バルブ・マスクで補助換気を行う。

3
㉑ 75歳の男性。安静時、突然の意識消失を認めた。
救急隊現着時にはJCS1に回復していたが、救急車内で再び意識消失した。意識消失時の車内の心電図モニター波形(別冊NO.9)を別に示す。
最も疑われる疾患はどれか。1つ選べ。

 

1. 心室頻拍

2. 洞不全症候群

3. 3度房室ブロック

4. モビッツⅡ型2度房室ブロック

5. ウェンケバッハ型2度房室ブロック

2
㉒ 30歳の男性。3日前からの胸痛が増悪するため救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数18/分。脈拍80/分、整。血圧120/80mmHg(右上肢)、118/82mmHg(左上肢)。体温37.8℃。SPO₂値98%。冷汗は認めない。両側呼吸音は正常。胸痛は右側胸部に認められ吸気時に増強する。
最も疑われる病態はどれか。1つ選べ。

 

1. 胸膜炎

2. 緊張性気胸

3. 肺血栓塞栓症

4. 急性心筋梗塞

5. 急性大動脈解離

1
㉓ 45歳の女性。2か月前から疲れやすかった。数時間前から「胸の辺りが気持ち悪く、ドキドキする。」との訴えがあり、家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS1。身体所見では前頸部が腫脹しており眼がギョロッとしている。また発汗が著明で、手指に振戦を認める。
この病態でみられる所見はどれか。1つ選べ。

 

1. 脈拍減少

2. 血圧上昇

3. 体重増加

4. 体温低下

5. 呼吸数減少

2
㉔ 16歳の男子。1週前から心窩部に不快感があり、市販の胃薬を服用して様子をみていた。本日、昼食後に嘔吐し右下腹部の痛みも出現したため救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数20/分。脈拍92/分、整。血圧112/76mmHg。体温38.4℃。SPO₂値98%。眼瞼結膜に貧血を認めない。歩行時背中を丸め、前かがみの姿勢をとっており、階段の昇降時に腹痛が増強するという。この傷病者にみられる症候はどれか。1つ選べ。

 

1. 血尿

2. 黄疸

3. 反跳痛

4. 排尿時痛

5. 間欠的腹痛

3
㉕ 58歳の女性。2週前に咽頭痛と発熱とがあった。2日前から下肢に力が入りにくくなった。今朝から立ち上がれず、上肢にも力が入らなくなってきたため救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数16/分。脈拍84/分、整。血圧128/76mmHg。体温37.0℃。SPO₂値98%。
この疾病の病態について特徴的なのはどれか。1つ選べ。

 

1. 仮面様顔貌を来す。

2. 知覚障害は認めない。

3. 呼吸筋は障害されない。

4. 麻痺は左右対称である。

5. 重症例では意識障害を来す。

4
㉖ 85歳の男性。飲酒して就寝した後、尿意を感じて目覚めたが排尿ができないので救急要請した。
救急隊現着時観察所見:意識清明。呼吸数20/分。脈拍96/分、整。血圧182/88mmHg。体温36.2℃。SPO₂値98%。高血圧と前立腺肥大とで内服治療中である。この傷病者で観察される症候はどれか。1つ選べ。

 

1. 陰嚢腫大

2. 筋性防御

3. 腸蠕動消失

4. 下腹部緊満感

5. 腹壁静脈怒張

4
㉗ 16歳の男子。昼食にうどんを食べた後、屋外でサッカーをしていて、前胸部のかゆみを訴えた。その後、意識を失い倒れたため教員が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数30/分。脈拍124/分、整。血圧80/40mmHg。SPO₂値98%。喘鳴が強い。前胸部に膨疹を認める。本人と担任とからの情報では、1か月ほど前にも同様のできごとがあったという。
この病態について正しいのはどれか。1つ選べ。

 

1. 屋内での運動では生じない。

2. 喉頭浮腫を生じることはない。

3. IgGが関与するアレルギーである。

4. 予防のため準備運動を十分に行う。

5. 食後2時間以内に発症することが多い。

5
㉘ 42歳の男性。豪雨による山崩れのため家屋が倒壊し、近隣住民が救急要請した。
救急隊現着時観察所見:意識清明。呼吸数32/分。血圧100mmHg(触診)。殿部から下肢が家屋に流入した土砂に埋まっており、約2時間後に救助隊により救出された。
救出後の心電図モニターで注意すべき波形はどれか。心電図モニター波形(別冊NO.10)から1つ選べ。

 

1. A

2. B

3. C

4. D

5. E

1
㉙ 3歳の男児。2日前から発熱、鼻汁および嗄声が出現し、本日夕方から激しく泣いた時に犬の遠吠えのような咳を認めたために心配となり母親が救急要請した。
救急隊現着時観察所見:意識清明。陥没呼吸やチアノーゼは認めない。呼吸数24/分、浅表性。脈拍96/分、整。血圧96/76mmHg。体温37.8℃。SPO₂値98%。軽度の吸気性喘鳴を認める。
考えられるの疾患はどれか。1つ選べ。

 

1. 百日咳

2. 気道異物

3. 気管支喘息

4. クループ症候群

5. 急性細気管支炎

4
㉚ 31歳の女性。妊娠36週。乗用車運転中、トラックと追突した。シートベルトはしていなかったという。
救急隊現着時観察所見:意識JCS1。呼吸数24/分。脈拍92/分、整。血圧128/70mmHg。SPO₂値99%。性器出血は認めないが、腹部に打撲痕を認める。総合周産期医療母子医療センターへ搬送中に持続する腹痛を訴えたため再度観察したところ、腹部は硬く圧痛を認め、脈拍124/分、整。血圧92/54mmHg。SPO₂値98%であった。
考えられるのはどれか。1つ選べ。

 

1. 前置胎盤

2. 前期破水

3. 羊水塞栓症

4. 肺血栓塞栓症

5. 常位胎盤早期剥離

5
㉛ 37歳の男性。統合失調症で通院し、最近、治療薬が変更された。今朝から異常言動があったため家族が救急要請した。
救急隊現着時観察所見:バイタルサインに異常はみられない。開眼したまま一点を凝視し、視線は合わず、呼びかけに反応がない。この状態像の特徴はどれか。2つ選べ。

 

1. 昏睡状態である。

2. パニック発作を伴う。

3. カタレプシーを認める。

4. 周囲の言動を理解している。

5. 大声での問いかけが有効である。

3、4
㉜ 36歳の男性。フォークリフトで作業中に重量物が崩れて受傷したため、目撃者が救急要請した。
救急隊現着時観察所見:意識JCS1。呼吸数24/分。脈拍114/分、整。血圧116/94mmHg。SPO₂値92%。傷病者の左上腕内側に重量物が接触したとみられる開放創があり、着衣と床面とに血液を認める。顔面は蒼白で冷感があり、強い不安感を訴えている。傷病者の体重は75kgとのことであった。
推定出血量はどれか。1つ選べ。

 

1. 900ml未満

2. 900ml以上1800ml未満

3. 1800ml以上2400ml未満

4. 2400ml以上3000ml未満

5. 3000ml以上

2
㉝ 35歳の男性。公衆トイレでうずくまって動かないところを通行人に発見され、119番通報された。
救急隊現着時観察所見:意識清明。呼吸数24/分。脈拍94/分、整。血圧126/80mmHg。SPO₂値98%。呼吸音に左右差を認めない。本人は「自分で包丁を腹部に刺した。」という。病院搬入時の腹部の様子の写真(別冊NO.11)を別に示す。
この傷病者への対応で適切なのはどれか。2つ選べ。

 

1. 全身固定を行う。

2. 呼吸音を繰り返し観察する。

3. 脱出した腸管を腹腔内に環納する。

4. 脱出したをアルミシートで被う。

5. 脱出した腸管を生理食塩水で洗浄する。

2、4
㉞ 35歳の男性。飲酒後にエスカレーターから転落した。受傷直後(経過A点)に意識がなく、目撃者が救急要請したが、救急隊到着時(経過B-C点)には意識レベルが回復していた。傷病者の右側頭部には打撲痕と鶏卵大の血腫とを認める。
救急隊現着時観察所見:意識清明。呼吸数20/分。脈拍100/分、整。血圧120/60mmHg。SPO₂値96%。救急隊が搬送先を選定中に傷病者の意識レベルがJCS100まで低下し(経過E点)、左片麻痺を認めた。この傷病者の意識レベルの経過を図(別冊NO.12)に示す。
この傷病者の経過の説明について適切なのはどれか。1つ選べ。

 

1. 経過A点の意識レベルの低下は脳出血による脳実質の圧迫による。

2. 経過B点では血腫が吸収されている。

3. 経過C点以降の意識レベルの低下は脳震盪による。

4. 経過D点の意識レベルの低下は外傷性クモ膜下出血による。

5. 経過E点では瞳孔径の左右差が認められる。

5
㉟ 37歳の男性。オートバイ運転中に縁石に乗り上げ転倒し、その際にヘルメットがずれて左後頭部を強打した。目撃者が救急要請した。
救急隊現着時観察所見:意識JCS2。呼吸数28/分。脈拍70/分、整。血圧140/78mmHg。瞳孔右2.5mm、左2.5mm、対光反射は迅速である。左の外耳孔から出血を認める。
この傷病者への対応で適切なのはどれか。1つ選べ。

 

1. バトル徴候の確認

2. 上半身の30度程度の挙上

3. 嘔吐に備えて頭部回旋位の保持

4. 耳にガーゼを詰めて圧迫止血

5. 耳出血でのダブルリングサインの確認

5
㊱ 70歳の男性。庭の植木の剪定中に1.5メートルの脚立から墜落したため家族が救急要請した。
救急隊現着時観察所見:意識JCS1。呼吸数20/分。脈拍82/分、整。血圧120/88mmHg。腰部、殿部および下肢の疼痛を訴えている。右の仙腸関節部に圧痛を認める。
この傷病者に対して適切な対応はどれか。2つ選べ。

 

1. 全身固定を実施する。

2. フラットリフトを実施する。

3. 状況評価でロードアンドゴーと判断する。

4. 初期評価でロードアンドゴーと判断する。

5. 全身観察で骨盤の触診を繰り返し実施する。

1、2
㊲ 50歳の男性。バスケットボールの試合中にシュートしようと踏み込んだ直後に突然の右下肢の痛みが生じ転倒したため、会場の係員が救急要請した。
救急隊現着時観察所見:意識清明。呼吸数24/分。脈拍90/分、整。血圧120/76mmHg。体温36.3℃。傷病者によると激痛とともに断裂音を自覚したとのことであった。
この傷病者で圧痛の認められる可能性が高い右下肢の部位はどれか。1つ選べ。

 

1. 大腿前面

2. 膝蓋骨骨折

3. 下腿遠位後面

4. 足関節外側

5. 足底

3
㊳ 44歳の男性。工事現場で作業中にベルトコンベヤーに左足部を巻き込まれて受傷し、救急要請された。
救急隊現着時観察所見:意識JCS0。呼吸数22/分。脈拍110/分、整。血圧98/56mmHg。左足部の写真(別冊NO.13)を別に示す。
この傷病者に行う処置として適切なのはどれか。2つ選べ。

 

1. 骨片の除去

2. 患肢の洗浄

3. 良肢位への整復

4. 患肢の直接圧迫止血

5. 足部から下腿までの副子固定

4、5
㊴ 27歳の男性。2時間前に部屋に鍵をかけて閉じこもり、反応がないため家族が救急要請した。現場では、腐卵臭が立ちこめている。なお、傷病者はうつ病で通院中だという。
先着救急隊が最も優先すべきことはどれか。1つ選べ。

 

1. 応援の要請

2. ドアの開放

3. 原因毒物の同定

4. 傷病者との接触

5. 保健所への通報

1
㊵ 46歳の男性。原子力発電所の管理区域内で作業中に卒倒したため同僚が救急要請した。
救急隊現着時観察所見:意識JCS100。呼吸数8/分。脈拍60分、整。血圧180/102mmHg。瞳孔右5mm、左3mm、右対光反射は消失。左片麻痺を認める。同僚により、脱衣ならびに汚染検査が行われて救護室に運ばれている。放射線管理要員からは体表面汚染なしと聴取した。
優先すべき活動はどれか。1つ選べ。

 

1. 傷病者の除染

2. 救急車の養生

3. 傷病者の搬送

4. 傷病者の内部汚染検査

5. 救護室の空間線量率測定

3

 

国試問題
Sponsored Links
消防士&救急隊員の日常

コメント