救急救命士の年収は?【30代救急救命士の金額を公開】

民間/消防士/学生から消防士へ
救急救命士を目指している学生
救急救命士を目指している学生

「救急救命士さんの30代の平均給与を教えて下さい」

こういった疑問に答えます。

本記事の内容

救急救命士のもらえる年収【30代】

年収1000万救急救命士もらえるの?

消防士を目指すなら準備対策しよう

救急救命士の働ける場所

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わたしは消防士として長く勤めてきたものです。

 

今回の悩みは、リアルな消防士(救急救命士)のお財布事情を知りたいという内容ですね。

そこで、実際に勤めている息子の消防士はどれくらいの収入を得ているのかを公開してイメージしやすくしたいと思います。

 

息子も若い20代のころには、給料の低さに「このまま消防続けていて年収上がるの?やっていけないのじゃないの・・・。」と思いながら過ごしていた時期もあります。転職も頭をよぎったとも話していました。

公務員はまだまだ年功序列社会です。年齢が上がれば、それに伴い収入も上がっていくシステムです。これから、実力社会へと変化していくかもしれませんが、まだもう少し先のように思います。

 

今回は、これから消防士を目指す人、もしくは消防士になったけど、若く年数の浅い消防士に向けた記事です。

この記事を読めば、あなたが消防士になった後にどれくらい給料がもらえて生活できるかをイメージしやすくなります。

あなたが消防署に就職。それから、車を買って、結婚して、子どもができて、マイホーム購入など将来を想像する手助けにもなるはずです。

<想定消防士像>

「独身」、「賃貸暮らし」、「民間保険は最低限(掛け捨て2000円程度)」、「iDeCo未加入」

先にお伝えした理由は、これらがズレてしまうと収入や税金控除額等が違ってくるからです。

例えば、

・結婚して奥さんを扶養に入れている

・妻と子供がいる

・住宅ローンを払っている

・地震保険に加入している

こういった家族構成の違いや、保険、住宅ローン加入の有無によって控除額は異なります。その点は注意してください。

とはいえ、もっとも税金控除額が低い(=税金を1番支払う)のは”独身”の人です。

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「独身、住宅ローンなし、民間生命保険未加入。こういった条件の人は控除額がもっとも少なくなります。ですので、それ以外の人たちは、手取り額が増えるということになります。」

ただ、控除額を多くしたいがために不要な保険に加入、住宅ローンを組むといった選択は望ましくないと思いますが。

それではいきましょう。

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救急救命士のもらえる年収【30代】

✓源泉徴収票の過去3年分を公開

平成30年
令和元年(平成31年)
給与明細2020年
令和2年(2020年)

✓6年前の給与との比較

平成27年

これはリアルな息子の源泉徴収票です。30代で人口30万人程度(職員数200~300名)の自治体消防だとこのくらいの金額になります。

年収は5年で約100万ほどUP

2020年

2015年

※これは30代独身、現役消防士(息子)の収入データです。

実際の手取り収入に関してみても年収は5年で約100万ほどUPしています。

手取りをみると税金によって大きく差し引かれることがわかります。約年収の2割強引かれる計算です。

扶養者がいるなど、家庭状況によって税金控除額は異なりますが、独身であるともろに税金の影響を受けてしまうのです。

ここの年収については、就職した地方自治体の規模によって異なります。小さい自治体と大都市の消防では数百万の年収差が生まれる可能性はあります。

自分が入りたい消防署の規模などをみて判断しましょう。

 

年収アップの推移としては数十万円単位で年収が上がっています。

とはいえ、“年収“はあくまで“年収“です。そこから税金などが差し引かれていきますので、手取りは2割強引かれてしまいます

 

ですので、実際に手元に入る金額は源泉徴収票に書かれている金額ではないので注意が必要です。

 

こう考えていくと、税金によって差し引かれてしまう金額が大きなシェアをもっていることがわかります。

 

つまり、税金対策の勉強も行いましょう。

 

これは消防署への就職だけでなく、民間でサラリーマンになる人も同じです。

この問題については、下記の記事が参考になります。

【リベラルアーツ大学 【第5回】貯金ゼロからはじめる「お金の増やし方講座」サラリーマンの税金編

というわけで、30代消防士(救急救命士)の年収でした。

月の収入

年収はわかったけど、月々の手取りはいくらくらいになるの?と思う方も多いかもしれません。

 

というわけで1つの答えとして、30代消防士(救急救命士)の月の収入を公開します。

 

これをみれば、もっとリアルな金額をイメージできるかもしれません。

 

注意点⇒月々の収入ですが、引っ越しが伴っているため住居手当、通勤手当に変動があります。

【平成30年・平成31年(令和元年)】月々の給料明細データを公開

✓平成30年給与支給明細書

✓令和元年(平成31年)給与支給明細書

※【注意】令和元年12月の期末勤勉手当について、住民税の欄に78795円と記入されていますが、「その他控除」の金額です。

収入をみていくと、月によって変動します。また、年末には払い過ぎた税金のバックもあります。

税金と保険などの控除額を差し引いた金額が手取りです。

この辺の詳細については、別記事で解説します。

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年収1000万救急救命士でもらえるの?

結論は、年収1000万は行ける金額と言えます。

 

ただし、この状態になるためには下記の条件は必要です。

昇給(勤続年数)

昇任

手当

✓昇給(勤続年数)

消防士は1年ごとに昇給します。勤続年数が長くなれば、給料も少しずつ上がっていきます。

ですので、“必然的に経験年数=給料アップ“を望めます。

 

例えばわたしの息子の家計簿をみてみると、4月時に基本給がアップしています。このように少額ですが、年収を徐々に上げることにつながるのです。

とはいえ、パワーは弱いです。月々数千円のアップでして、年間数万円の昇給です。

つまり、他のパワーが必要となります。

✓昇任

昇任すると月々の給与も上がります。ですので、昇任することを目指すのも大切です。そのために、昇任試験を受験して昇任試験合格を目指しましょう。

 

昇任試験合格のためのプロセスについては別記事で解説します。

✓手当て

もう一つの給与を上げるのが諸所の“手当て”です。

消防士の仕事には、危険の伴うことがあります。

救急出動、火災出動、救助出動...諸々の危険手当や、休日に勤務して仕事を行った場合に取得できる休日勤務手当、22時以降の夜間帯に出動した際に取得できる夜間出動手当など様々な手当てを受けられます。

 

この他にも、公的に日本国民なら受けられる、扶養手当や子ども手当など受けられる人もいます。

 

この点を差し引いたとして、消防士だから得られる手当は下記の通りです。

出動手当

機関員手当

夜間災害出動手当

特殊勤務手当

様々な手当により、年収をアップさせます。

そして、時間外手当ての場合、その階級に合わせて1時間あたりに得られる金額が違ってきます。

 

いいかえれば、ひとりひとりの職員によって時給が違ってくるのです。

昇任 + 手当て

この二つがかけ合わさって、基本給だけではイメージできない収入を得られるようになります。

 

年収1000万を得られる消防士のイメージは、

救急係長40代出動件数の多い部署に配属されている中核都市圏の消防で働く職員

これです。中核都市というと、横浜市、千葉市、名古屋市、仙台市等々といったところでしょうか。

 

東京消防庁ではこれより多くの収入を得られるかもしれません。

 

詳しくは下記の記事で詳しく別記事で解説しています。

【注意①】“地域”で年収差あり

注意点があります。それは、“地域”で年収差があることです。

 

大規模都市の消防と、地方の消防とでは、出動件数や物価など違いがあります。それぞれの地域に合わせた収入で生活できるように年収にも差が生まれるわけです。

 

もっとも大きな年収差で数百万の違いが生まれるかもしれません。

その点も頭に入れて「年収1000万 救急救命士」を考えましょう。

【注意②】公務員の年収

注意点があります。それは公務員の年収=手取り収入ではないということです。

手取りは総年収から税金が差し引かれます。

 

具体的にどれくらいひかれるかというと、約2割強です。

 

1000万円の年収があったとしても、実質得られるのは約250~300万円ひかれた700~750万程になってしまいます。

具体的な”年収と手取り額”の基準は、こちらを参考にしてください

年収手取り額手取り額の割合
200万円160万円80.0%
300万円235万円78.3%
400万円312万円78.0%
500万円387万円77.4%
600万円458万円76.3%
700万円524万円74.8%
オウチーノ

 

とはいえ、税金は控除できますので、人により差は生じるかと思います。

ですので、1000万円の年収があるかといって、すべてが手元に入る収入とならないことに注意してください。

【注意③】税金のことも知ろう!850万円以上は条件次第で所得税額が上がる!?

年収1000万を考えている人の注意点。それは2020年から税制改正した”サラリーマン増税”のことです。

※サラリーマンと明記されていますが、公務員も同様です。

ご存知の方も多いとは思いますが、2019年から税制改正されて、「年収850万以上+一定の条件」の世帯は所得税が上がります。

上がる条件は下記のとおりです。

・年収850万以上

・子育て世代、特別障害者扶養家庭ではない

これに当てはまる家庭は、数万円UPします。

例えば、2019年との比較で具体的にどれくらい変わるかというと‥

900万円の年収で1万円高くなる

1000万円の年収で3万円高くなる

こうなります。

ただし、給与収入が850万円を超えても子育て世帯や特別障害者を扶養されている消防士は、2020年の税制改正による所得税額の影響はありません。

・給与収入が850万円を少しでも超える消防士

・0歳~23歳未満の子どもを扶養されていない方や特別障害者を扶養されていない方

上記の方が、2020年の税制改正により所得税額が高くなりました。

詳しい内容や計算式は下記の記事を参考にしてください⬇⬇⬇

収入850万円超えは要注意!?2020年から始まった「サラリーマン増税」

また、日本は累進課税制度です。年収が高ければ高いほど税率が上がります。

年収1000万円だと所得税額20%です。(年収600万だと税率10%)

それ以外にも

・子供手当ても6万円減額(年収600万の場合、満額18万)

・高校無償化が受けられない(公立高校11.8万円の費用がかかる)

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「1000万円プレーヤーは税金をたくさん納めなくてはいけないですし、公的支援も制限されてしまいます😢」

ですので、”年収1000万だから、すごくハッピー😊贅沢生活♪”とは単純にイコールとなりません。

税金のことだけを考えれば”共働き”は選択肢の最適解となる!【世帯年収1000万】

「それじゃあ今後は、年収1000万を目指さない方がいいってこと?」

そうではありません。

それ相応の負担と条件をクリアしなくてはならないですが、消防士は、年収1000万を狙える夢のある仕事です。

ただ、そういった税金のことを考えて、生活を安定させるためには”税金対策”も考えておいたほうがいいと考えます。

一つの最適解として、「世帯年収1000万円を目指す」ことを挙げておきます。

そうすることで、上記してきた年収が高いための税金徴収を抑えることができるからです。

共働きのメリットについては、別記事で紹介しています。

>>【消防士と結婚】給料は高くなくてもやっていける”共働き”という選択

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救急救命士の働ける場所

今までの話は、すべて消防署で働く救急救命士の話です。

 

救急救命士の働く場所は、消防署だけではありません。

消防署

病院

民間救急

自衛隊・海上保険官・警察官

介護タクシー

救急救命士育成機関

上記のような場所が挙げられます。

 

ですので、「救急救命士になった = 年収はこれくらいなんだ」と安易に考えないようにしましょう。

 

 

詳しくは下記の記事で詳しく別記事で解説しています。

消防士を目指すなら準備対策しよう

「自分だったら消防士になって救急救命士として働く」と思ったかたは多くいることでしょう。

 

それであれば、消防士のなるための公務員試験勉強もしっかりと行いましょう。

 

消防士になる方法は、王道として「独学で勉強する」、「公務員試験予備校へ通う」です。

独学で勉強する

独学での勉強では、「一人で継続して勉強を続けられる」こと。つまり“継続力”が必要です。

 

なぜなら、試験までの数か月間を一人で戦い抜かなければいけないからです。

勉強方法が確立されている

ある程度の学力をもっている

上記のようなひとには独学がおすすめです。

 

参考書籍も掲載しておきます。

参考書籍①

参考書籍②

参考書籍③

関連記事はこちら!

公務員試験予備校へ通う

先ほどのように「一人で公務員試験を合格できる」強い意志のある人なら全く心配する必要はないかもしれません。

 

とはいえ、そういう人だけではないのが実際のところではないでしょうか。

 

かくいうわたしも、「一人で勉強するのは無理だ」と思い、独学をあきらめました。わたしの息子も公務員試験予備校へ通わせました。

 

 

おすすめの公務員試験予備校を載せておきます。

LEC https://www.lec-jp.com/koumuin/

息子が通っていた公務員試験予備校です。自由に勉強できる自主学習室も設けられており、ビデオ学習もあるので、自分のペースで勉強できるのは大きなメリットです。

 

EYE http://globaleye.co.jp/koumuin/

 

TAC https://www.tac-school.co.jp/kouza_komuin.html

 

 

別記事で公務員試験予備校について触れているので、こちらも参考にどうぞ。

救急救命士(消防士)は年収1000万狙える職業

救急救命士(消防士)は年収1000万を狙える職業と言えます。

 

なぜなら、私の周りにも経験してきた人がいたからです。

 

しかし、その年収に若くしてなるためには、夜間に出動するなど、各種手当を含めた年収であることは忘れてはいけません。

 

つまり、からだを酷使する職業ともいえます。楽ではないということですね。

そういった点も含めて“自分がやってみたい仕事”なのか考えてみましょう。

 

今の段階で答えは出なくても、消防に就職してから配置場所を変更することもできます。ですので、いま思う気持ちを大事にして行動するのも、わたしはいいと思いますよ。

今回は以上です。

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