救急救命士国家試験15問テスト!!(毎日更新中)

救急車積載のAED【実際に使用している3機種紹介】

救急隊員のスキルアップ
将来救急車へ乗る救急隊になりたいと考えている人
将来救急車へ乗る救急隊になりたいと考えている人

「救急車にはどういった器具、道具類が備え付けられているのですか?AED(除細動器)は公共施設に置いてあるものと同じですか?」

こんな質問にお答えします。

 

本記事の結論

・救急車は基本こんな感じです

・救急車積載のAEDはこちら【3つ紹介】

・救急車に乗りたい(知りたい)人に伝えたいこと

 

わたしは元救急隊員です。これまでに長く救急車に乗ってきました。

救急救命士の資格を取って消防署へ入ってくる人達をみると、救急車に乗り救急現場に出ることを不安に感じています。

 

ですので、救急資器材について説明を行い、実際に触ってもらって使用方法を確認していくことで不安を払拭していきます。

 

わたしの息子も消防署へ勤めており、現役消防士(救急救命士)として救急車に乗り出動していますが、救急車乗りはじめの頃は、救急資器材の取り扱いに不安を感じていました。

 

特にCPA(心肺停止傷病者)の際に使用する救急資器材では、一刻を争う救急現場になります。ですので、失敗は許されないと、かなりプレッシャーを感じていたそうです。

※CPA(心肺停止傷病者)の際に使用する救急資器材=AED(もしくは半自動除細動器)、呼吸管理セット:BVM(バック・バルブ・マスク)、酸素ボンベ、特定行為資器材:気道管理チューブ、静脈路確保セット、薬剤など

ということで、そんな不安を感じる消防士へ目指す人向けに、実際に積載のAEDを紹介します。

今回は現役救急隊の息子に、現在も使用されている3機種を紹介してもらいます。

わたしの乗っていた頃のAEDでは古いですからね。

 

それではいきましょう!

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救急車は基本こんな感じです

質問

救急車にはどういった器具、道具類が備え付けられているのですか?

 

この記事を読んでいるのは救急隊になって救急車に乗りたいと考えている人のはず。

それで欲しい情報は下記のようなところだと思います。

・観察用資器材 – 聴診器、血圧計(自動式・タイコス式)、検眼用ペンライト、患者監視装置(心電図・脈波・血圧・血中酸素飽和度)等。傷病者のバイタルサインなどを測定するために使用する。

 

・人工呼吸器 – バックバルブマスク・デマンドバルブ・自動式人工呼吸器等

 

・自動式体外除細動器 – 電気ショックを与える医療器具。心室細動や無脈性心室頻拍の、致死的不整脈を治療するために使用する。

法改正により一般市民でも使用可能となったAEDと救急車に積載されるものと異なる点は、隊員自らが心電図モニターにより除細動の適応を判断し解析を行い除細動適応であれば通電する点である[14]。

 

・気道管理セット – 吸引器、喉頭鏡、マギル鉗子、開口器、経口経鼻エアウェイ等

 

・搬送器材各種 – ストレッチャー(メイン、サブ、スクープ型など)

・布担架等

・毛布

・感染予防用具 – プラスチックグローブ、マスク、防護衣類、ゴーグル等

・脊柱固定用具 – バックボード、頸椎固定カラー、ストラップ。交通事故などの高エネルギー外傷で脊椎損傷の可能性がある患者に対し全身固定を目的として使用する。

・外傷キット – 滅菌ガーゼ・タオル包帯・三角巾・空気膨張型副木等

・分娩セット

・救出用具 – サイドウィンドウを割る為のハンマー、シートベルトカッター、バール、トップマン鳶等。これらで対応出来ない事案の場合は特別救助隊の支援を求める(通報で状況を聞き取った際に同時出動する事が多い)

 

・医療用酸素 – 10リットルボンベ×2~3本

・特定行為セット – ラリンゲアルマスク、食道閉鎖式エアウェイ、気管チューブ、静脈留置針、輸液セット、アドレナリン。なお、気管チューブとアドレナリンは医師の具体的指示を受けた「認定救急救命士」が使用できる。

https://ja.wikipedia.org

 

Wikipediaからの引用ですが、上記の救急資器材が救急活動に必要な救急資器材かと思います。

 

Wikipediaの内容は、信ぴょう性が微妙かと思っていました。ただ、上記の内容は間違えありません。

わたしもそうですが、現役消防士の息子も「実際の救急車と相違はない」と話していました

信ぴょう性は担保されているかと思います。

そして、上記の救急資器材は実際に救急現場で使用していたメイン資器材ばかりです。

 

Wikipediaのページから各資器材の情報リンクへとべるようになっています。

そちらの方が詳しくみやすいのでWikipediaを参照して救急車の資器材を確認してもらった方がわかりやすいかと思います。

救急車の資器材全てを公開します

もうちょっと深掘りして知りたいという方向けです。消防署で救急車を新規購入するために購入した資器材リストを公開します。

総額は●千万円クラスです。

救急車ってものすごい金額がかかっているのです。

 

これは実際の救急車を新規購入するために必要な救急資器材です。

救急車を新規購入するために必要な資器材を包み隠さず全て紹介します。

※ここは別記事で紹介します。

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救急車積載のAED(自動体外式除細動器)はこちら【3つ紹介】

質問

AED(除細動器)は公共施設に置いてあるものと同じですか?

冒頭でこのような質問がありました。

 

結論は、同じ機種もあれば、使われていない機種も混在している。

 

 

全てが同機種ということはなく、メーカーも様々です。

その理由は、リコールなど起こった場合に代替え機種を持っていないと困るからと聞いたことがあります。

 

そのため、全てが同機種ということはなく、全国的に普及しているAEDメーカーと異なることもあります。

また下記のような違いが救急車(消防車)に車載されているAEDと公共施設にあるAEDとで違いがあると感じます。

✓波形確認できるディスプレイの有無

救急車や消防車で使用するので、除細動メッセージが流れていても本当に必要なものなのか判断するべきなのでディスプレイ有りが多いように思います。

ただし、消防車両積載のAEDで波形確認できないディスプレイ無しを車載している消防車両も多く存在します。

 

それでは救急車積載のAED(自動体外式除細動器)を紹介します。ここで紹介するのは、現在も現役で活躍しているAEDばかりです。

 

とはいえ、これからも普及率が広まり続けているAEDもあれば、減衰しているAEDもあります。その点についても触れていきます。

Philips FR3

https://www.innervision.co.jp/expo/products/philips_aed_fr3

【特長】

・コンパクトで持ち運びは便利

・一見しただけで使い方を理解しやすい形状

実際に使用した救急現場での生の声

【メリット】

✓コンパクトであること

実際に他機種と比べてみまして、コンパクトに感じました。そして軽量でもあるため大変扱いやすかったです。

とはいえ、イメージのサイズ感よりかは大きいです。なぜなら、カバーがあるからです。

カバーを含めて考えると意外と大きな差は感じないかもしれません。

ちなみに、カバーは頑丈かつクッション性も兼ね備えていて、ちょうどよいクッション性です。重くもありません。

救急現場ではあちこちにぶつける可能性があります。あまりにも頑丈で重くて硬いと、AEDで傷病者宅内を器物破損してしまう可能性もあります。(実際に襖にぶつけてしまい、襖が破けてしまったということもあります。)

ですので、“程よいクッション性&軽い”のはメリットです。

✓見やすい形状であること

ディスプレイは小さく見えますが、ちょうどよいと思う大きさでした。現場で波形確認するのに困ったことはなかったです。

とはいえ、波形の感度を高くすることは現場で行うことはできません(できるのかもしれませんが、わたしは一度も感度変更したことはありません)。

波形の小さな心室細動などの波形では、心室細動なのか心静止なのか判断できないことはあるかもしれません。

そういった際は、車内収容後に同じPhilips社製のMRxに接続を切り替えて感度変更するないし、大画面で波形をチェックしましょう。

✓小児用パッドを変更せず使用可能

こちらの機種には「SMART パッドⅢ」が採用されており、本体の小児モードへ切替するために小児用キーを挿入すると除細動の出力エネルギーが制限されます。

つまり、小児用パッドをわざわざ開けることなく使用できるのです。なるべく、早期にパッドを貼り波形確認を行うという面で有利です。

【デメリット】

✓海外製品であるため修理には一定期間かかる

これは海外製でつきものなのですが、修理に出すと数週間以上、返ってこないということはありました。

ですので、「製品不良が出たときには時間を要する」。これがデメリットです。

とはいえ、他機種と比べて故障する頻度は少なかったです。

 

✓減退傾向

今後も継続してAEDの製造・販売を行っていくのか不明瞭です。なぜなら、充電式バッテリーが手に入らない状況であるからです。

 

そのため、使い捨てバッテリーを業者から受け取り充電式バッテリーの代替えとして使用しています。

 

そのことから、今後はFR3やMRxなどの機種を継続して製造・販売していかない可能性があると販売業者から聞いたことがあります。

その点で今後は他メーカーがメインで使用されるようになるのではないかと思います。

ZOLLのAED

 

【特長】

・もっとも頑丈な作りをしているAED

実際に使用した救急現場での生の声

【メリット】

✓頑丈な作り

今回紹介するAEDの中でもっとも強固な作りだったと思います。頑丈なのは、外側の保護ケースです。

 

頑丈な作りの分、重量もあって「重い」と感じることもよくありました。

【デメリット】

✓重い

メリットのところでも少し触れましたが、こちらの機種は重いです。他社製品を使った後に携行して現場に向かうと「こんなに重いの?」と感じてしまうほどです。

 

頑丈なのはいいのですが、FR3のように保護ケースにクッション性を感じられず、「現場で落としたりしたら、物を壊すな・・」と思って慎重に取り扱っていました。

 

ある意味、凶器になるレベルの重さと強度です。

わたし個人としては現場に持って行きたくないAEDでした。

 

✓除細動パッド接続部の取り外しが困難

これが、現場で感じた最大のデメリットです。

こちらのAEDに使用している除細動パッドは半自動外部除細動器 ZOLL X SERIESと互換性があります。

通常の活動だと、車内で邪魔にならないよう接続を切り替えて活動を継続します。

ところが、こちらは一度接続すると取り外すことが困難なのです。

ましてや、緊迫感のある救急現場では、これが上手くいかないことが特に多いです。

そのため、接続を外すことなく、AEDを救急車の傷病者家族に座ってもらう位置に置いて活動を継続する形をとっていました。

活動範囲が狭くなって動きづらかったです。

 

救急車の傷病者家族に座ってもらう位置とは、

⇩下記の左側後部座席(長椅子)です。

                                            

また、これは地域の病院によって異なるかと思いますが、病院搬送後に除細動パッドの接続を院内の除細動器と切り替えて引き継ぎます。

 

先ほど紹介したSMART PADも、この後に紹介する日本光電製の除細動パッドも互換性があります。

ですので、わざわざ除細動パッドを外すことなく引き継ぐことができます。

しかし、ZOLLのAEDパッドは互換性もないので除細動パッドをはがして新たに貼り直さなくてはいけません。

 

こういった点で不憫に感じることもよくあったと記憶しています。

ここの点については地域によって違いはあるので、全国的に共通のデメリットとはいえないかと思いますが。

 

✓普及していない

ZOLLのAEDは普及していません。半自動除細動器はエルスタ東京など使われているので普及されている印象ですが、AEDはあまり見かけないです。

 

とはいえ、一般向けの新AEDの販売を開始しています。

今後は販売促進していき、普及率も高まるのかもしれません。

日本光電AED

 

【特長】

・普及率の高い国産メーカー

・使いやすく扱いやすい!

実際に使用した救急現場での生の声

【メリット】

✓安心する国産メーカー

国産メーカーというのは日本人であるわたし達にはメリットが大きいです。

なぜなら、取扱説明書も日本語表記ですし、メーカーに問い合わせしたいときも日本人相手ですので、言語の壁はないですから。

 

✓普及率が高い=互換性も高い

これも大きいところかもしれません。というのも、一般人の使用するAEDは大体“日本光電社製“です。

救急訓練を行う際に、AEDを見せてもらうことがよくあるのですが、マンション、公民館、会社など日本光電のAEDばかりでした。

たまに、Philips社製のAEDを見るくらいでした。

(もちろん地域性はあるかと思いますが)

 

✓新人救急隊員にも使いやすい

これは見慣れているからなのか、初めてAEDを使用する人にも「使いやすい」という意見を聞きました。

一見してみやすいというのが大きいのかとは思いますが。

わたしの所属する消防車両には基本的に日本光電社製のAEDが車載されている割合が大きいかと思いますので、使用機会も多いというのが大きいのかとも思いました。

【デメリット】

✓ディスプレイのないタイプもある

ディスプレイがないと波形確認できません。

 

“救急救命士は、解析のタイミングを選ぶことができる半自動体外式除細動器を使用し、傷病者の状況に応じて解析が必要か否か及び解析可能なタイミングであるか否かを判断して解析を行い、除細動を実施することが望ましいこと”

https://www.fdma.go.jp/laws/tutatsu/items/01_tsuuchi.pdf

救急救命士は上記のように「傷病者の状況に応じて解析が必要か否か判断することが望ましい」と記載があります。

波形確認できないとこの判断が行えません。

 

日本光電AED-3151にはディスプレイがありますが、ディスプレイのない一般人向け(AED-3150、3100)も多く販売されています。消防車両には「ディスプレイ無し」がまだまだ使われているのが現状です。

ディスプレイ表示有り:AED-3151、2151

ディスプレイ表示無し:AED-3150、3100

 

✓頑丈さでは他社の方が優れている

これは、そんなに大きく実感したことはないのですが、強度的にはZOLL製品やFR3の方が強いと感じます。

とはいえ、「そんな強度いる?」というのが最終的な答えでした。

そんなに雑に使わないでしょう。と

 

それに、ZOLLのAEDを紹介した時にもお伝えしましたが、あまりにも強固すぎると現場のものを壊してしまう可能性もあります。そして重い・・・。

こういった点を考えると、大きなデメリットには感じないと思います。

 

一般人向け日本光電製のAEDは通常販売されています。簡単に購入できる時代になってきたのですね。

こちらのタイプは波形表示されないです。今では、AEDの普及も進行しており、「施設に1台は設置」「フロアに1台は設置」という感覚で普及率の高まりを感じています。

救急車に積載している半自動除細動器の紹介記事もあります。気になる方はチェックしてみてください。

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救急車に乗り仕事をしたい(もっと救急車のことを知りたい)人に伝えたいこと

 

【百聞は一見に如かず】家から近い消防署へ見学にいこう。

 

ここまで詳しく紹介してきましたが、文章や写真だけじゃイメージできない部分もありますよね。

 

そこで、上記のように家から近い消防署へ見学にいくことをおすすめします。

とはいえ、このご時世では

「救急車を見せてください」 ⇒ 「なぜ?怪しい・・」

と消防側も思うかもしれません。

私がその立場なら、積極的にいいですよーと救急車を見せる前に身分を確認しますからね。

救急車の盗難もありますから。

救急車盗まれた! 防犯カメラに乗り込む男の姿…鍵は挿したまま、20分後に発見

 

ですので、名目をしっかりと説明しましょう。

・消防士を目指している学生で救急車を見学したい

・救急救命士の資格取得を目指している学生で、勉強のために見学したい

 

とはいえ、なかなか初めてでは難しいですよね・・・

 

そこで、よく消防署で救急車見学が可能なケースも紹介します。※実際にこの方法で訪問していました。

✓救急救命士養成学校のカリキュラム

✓消防署で働く知り合い伝いで見学させてもらう

これが多いかと思います。

 

✓救急救命士養成学校のカリキュラム

救急救命士養成学校では救急車同乗実習を行うことがカリキュラムに入っています。ですので、そこで実際に同乗して救急資器材を確認できるのです。

✓消防署で働く知り合い伝いに依頼して見学させてもらう

消防士を目指している学生であれば、学校のOBで消防署勤めしている人にお願いしてみる。両親の知り合いなど、自分の身の回りの人で消防士を探してみるなどの方法を考えてみることです。

 

救急隊を目指している人は、周りにそれに関わる人が多かったことがきっかけで目指すようになった人がいるかと思います。

ですので、身近な人のつながりを活かして、「興味がある。消防に入りたい」ことを全面に出し、アピールすれば見学することもできる可能性は高まります。

また、救急隊を目指すなら同じ志をもつ環境に飛び込むことが大切かと思います。

救急隊になりたい ⇒ 救急救命士になるための学校に通う

 

こういった行動ですね。

 

救急救命士になれる学校の一例を紹介します。

わたしの息子が通う消防署で勤める同僚も、下記の学校で救急救命士の資格を取得して入職した方がいると話していました。

神戸医療福祉専門学校

国士舘大学

湘南医療福祉専門学校

 

詳細は下記の外部リンクで紹介しています。

スタディサプリ 救急救命士を目指せる専門学校 

   

救急救命士になるための学校は下記の記事でまとめています。

sue-a
sue-a

「ここで紹介する学校は実際に、そこで勉強して入ってきた消防職員から聞いた情報をもとに調査しています。」

  

 気になる方はこちらから  ⇩

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※作成中 : 【消防士になる】救急救命士資格取得におすすめスクール

救急隊になるには消防士とならなくてはいけません。下記の記事で消防士になるための具体的なアクションプランを紹介しています。

今回は以上です。

 

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