救急隊員の健康・リスク管理

民間/消防士/学生から消防士へ
救急隊員になりたい人
救急隊員になりたい人

「救急隊員の方に質問です。

救急隊員の方々は、忙しい仕事で健康管理も大変だと思います。

感染症の心配もあると思います。

気をつけてることや、検査などを日頃おこなっているのでしょうか??

もし健康診断を受けていたとして、それだけで十分なのでしょうか⁇

24時間勤務の特殊な仕事と聞いているので気になります。」

この質問について回答します。

わたしは元救急隊員でした。現在は引退していますが、現役の頃は寝られずに1当直終わることもありました。

救急隊員数も全国的に多くなってきました。そんな中で、“実際の救急隊員が健康的に仕事できているのか“を気にする人も多く出てきています。

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「今回は、救急隊員の仕事の労働力・仕事内容のストレス・業務中に発生するリスクについて、実体験を踏まえて解説していきたいと思います。」

今回の執筆に伴い、現役救急救命士の息子からも情報提供を受けています。

「よろしくお願いします。」

現役救急隊員(救急救命士)の息子からの情報を元に記事にしていますので。救急関係の情報も最新情報を伝えるようにしています。

本記事の内容

・救急隊員をやっていると実感すること

・救急隊員の健康管理・感染リスクは対策が重要!

・体調管理を考えるひとにおすすめの検査キット【おうちでドック】

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救急隊員をやっていると実感すること

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「救急隊員をやっていて、“救急はしんどいな..”と感じたことをまとめました。主に3つのことをよく実感していますね。」

救急出動の多さに疲労困憊

「救急出動は年々増加しています。そのため、疲労の蓄積は非常に大きくなります。

特に、冬季と夏期です。冬季はインフルエンザなど感染症の流行時期です。夏期では熱中症です。」

<一例>

真夏。炎天下の中で“熱発”の救急要請があった。感染防止衣上下とゴーグル、サージカルマスクを着装して救急現場へ出動する。

病院搬送し、帰署後はTシャツだけでなく全身汗まみれになっていた。

着替えている最中、次の救急出動の予告指令が鳴った‥。

上記のような経験は救急隊をしていると多いかと思います。

つまり、救急隊は非常に多くの救急出動に対応しているのです。

平成30 年中の救急出動件数(消防防災ヘリコプターを含む。)は、660 万8,341 件(対前年比26 万2,824 件増、4.1%増)、搬送人員は596 万2,613 人(対前年比22 万3,949 人増、3.9%増)であった。

そのうち、救急自動車による救急出動件数は660 万5,213 件(対前年比26 万3,066 件増、4.1%増)、搬送人員は596 万295 人(対前年比22 万4,209 人増、3.9%増)で救急出動件数、搬送人員ともに過去最多となった。

令和元年版救急出動・救助の現況
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「また、救急隊は出動している以外でも、“ストレスを感じる”と答えた人が多くいます。

救急出動以外に負担となっていることはありますか?具体的に教えてください。」

「救急隊は、ただ出動しているだけではないですからね。

・帰署後に活動記録票作成のために事務作業をする。

・救急技術維持のため定期的に実施する救急活動訓練を行う。

・一般市民向けに救急講習会指導へいく。

など..やらなければならないことが非常に多いですよね。」

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「なるほど。そういった多方面で負担が大きいようですね。」

<救急隊員の疲労増加の原因>

・救急出動件数の増加によって、肉体的・精神的な負担は拡大している

・救急出動以外の業務増加により、救急出動のない時間も、業務を行うことが多くなった

出動現場で感染リスク“大”

救急隊員は感染のリスクを背負って出動しています。実際に下記の記事のような感染例もあります。

血液による感染、ウイルス感染など対策を講じて傷病者に接触しています。とはいえ、感染のリスクを完全に消去できるものではありません。

ですので、それら“感染の危険性”を感じながら傷病者と接触して現場活動を行っているのです。

「目に見えないプレッシャーを感じながら過ごしています。特に新型コロナウイルスの影響は甚大でした。

最近でも発熱のたびに、新型コロナウイルス対策を行って出動しています。

重装備になるので、肉体的な疲労も大きいですが、それよりも精神的疲労のほうが大きく感じています。」

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「そういったストレスは、私が現役だった頃よりも非常に大きなものになっています。

特に新型コロナウイルスが騒がれるようになってからは、これまでにない危機感を自覚しながら救急隊は活動しています。」

新型コロナウイルスについて振り返ると…。

新型コロナウイルスのなにが恐いかというと、“周囲の人への影響も大きいこと“です。

自分だけでなく、一緒に暮らす家族への影響も大きいですし、勤務する署所全体の機能を停止することにつながりかねません。

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「新型コロナウイルスによって、消防署で働く同僚が数週間、自宅療養になるという事態もあります。

本当に恐い存在です。」

<感染リスクに伴うストレス>

・”救急隊員が感染してしまい、一生付き合わなくてはならない病気に罹ってしまうリスク”によるストレス

・救急隊員本人だけでなく、救急隊員の家族や、救急隊員の働く職場への感染リスクの影響も関わってきてしまうリスク

夜間関係のなしの救急出動で慢性的な睡眠不足

救急隊は慢性的な睡眠不足になる職業です。なぜなら、救急患者は時を選ばなず救急要請するからです。

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「心不全は夜間就寝中に発症しやすいです。夜は出動しないというわけにはいきませんからね。」

とはいえ、だからといって夜間に出動するのは、身体的にも精神的にも過酷なもの。

「寝られない日は、夜間2時間しか寝られず朝を迎えたなんてこともザラにあります。

暑い季節には、昼間も熱中症疑いで忙しくて、夜間もひっきりなしに出動するといった形です。」

こういう過酷な状況も想定しておかないといけません。

だからこそ、睡眠不足を補うように生活するのが大切です。

「こんな過酷なのが救急隊の現状なのですね…。辛い仕事なのですね。」

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「寝られない日もあるからこそ、休みの使い方も大切です。ここからは救急隊員が行っている又は行うべき健康管理・感染リスク対策について紹介します。」

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救急隊員は健康管理・感染リスク対策が重要!

救急隊員が自分でコントロールしてできることは、“非番日の過ごし方”です。勤務中は、どうしても業務優先で活動しなくてはなりません。

そのため、身体に無理をさせて仕事をしている方が多くいます。

<具体的な辛い出動シーン>

・深夜、就寝中の救急出動。

・冬季の夜間出動だと暖かい布団から、寒冷な外へ出ていくので動悸や頭痛を伴うことも。

・真夏の救急出動では、冷房を効かせていても救急車内で汗だくになっていることもしばしばある。

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「災害活動優先。そういった状況であるため、“非番日の過ごし方“が重要になってくるのです。」

非番日の睡眠

東京消防庁が過去に論文で挙げていたものを参考にして、非番日の救急隊員の睡眠状況をみていくと、やはり睡眠不足を解消するために昼寝をはさむ方が多いことが判明しました。

また、データをみていくと、睡眠導入剤を服用するなどして睡眠をコントロールしている人もいるようです。

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「ちょっと古いデータなので、現在とそぐう内容ではないかもしれません。

ただ、おそらく過去よりも今の方が出動件数も多く、業務も複雑化しており、以前よりも忙しい状況になっています。

ですので、精神的・肉体的なストレスから睡眠導入剤を服用している方は多くなっているのではないかと推測します。」

ちなみに、非番日の消防士の過ごし方を別記事にまとめています。

詳しくは>>消防士|非番の過ごし方で人生変わります!現役消防士が非番の過ごし方10選を解説を読んでください。

具体的な対策① 睡眠サイクルを調整する

睡眠サイクルを狂わしてしまうのが、24時間勤務の定めです。夜間も働かなくてはいけないですからね

そのため、睡眠サイクルを調整することが求められます。

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「睡眠負債をどこかで解消しなくてはいけないですからね。どうしても“昼寝をはさむ“など睡眠をある程度とって身体を休めているようです。

非番日はどう過ごしているのかを、実際に息子からも話を聞いてみました。」

「寝られない日の仕事明けは睡眠不足で、アタマがぼーっとしてしまいます。寝られる時は1~2時間だけでも睡眠をとってから外出するようにしています。

午前中から動き出さないといけないときは、夕方に寝られる時は昼寝をはさむようにしています。

ただ、あまり長く寝てしまうと夜、変な時間まで寝られなくなるケースもあるので、そこは気にして昼間は寝すぎないように気をつけています。」

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「あまりに長く昼寝をとると寝られなくなってしまう経験。わたしもよくありました。

ただ、わたしの知る消防職員は、家族がおり帰ってからも子供の世話をしなくてはならない方は“寝る時間もない“という話も聞きました。

人によっては仕事明けでも全然寝られないという方もいます。」

<ポイント整理>

・昼寝をする人は救急隊員には多いというデータ

・昼寝時間も昼夜逆転しないように、寝る時間をある程度、制限している人も

・中には、子供の面倒をみるなど寝られない人もいる…

具体的な対策② 栄養バランスの整った食事摂取

栄養バランスの整った食事を摂ることは、救急隊員の健康管理面をサポートする面でも大きく貢献してくれます。

「お弁当を持参して、栄養の偏りを防いでいる現役救急隊員も多くいます。

それに反して、古い救急隊員などは今でも、カップ麺を持参して食べ続けている方もいます。

若い人ほど健康面に気を遣うようになってきました。」

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昔のように炭水化物ばかりの夕飯を皆で作る消防署は減ってきたように思います

あのような食生活を続けていると、力は出るかもしれませんが、栄養の偏った食事になってしまいますよね。糖尿病や高血圧などになるリスクも伴いそうです。」

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体調管理を考えるひとにおすすめの検査キット【おうちでドック】

こういった話をしてきましたが、やはり救急出動件数は多くなり、健康面を気にする人が多くなってきました。

特に救急に長く乗っている方だと、その負担は大きくなります。

「救急出動件数の多い消防で、定年間際まで救急車に乗り続けていた人が、退職して間もなく亡くなってしまったという話を聞いたことがあります。」

「救急に熱い気持ちがある。これから救急隊になってバンバン出動するんだ!」

意気込みを熱く持っている救急隊員は多くいますが、歳を重ねたその先の未来も予想しておかなくてはいけません。

今は健康面に不安もなく過ごせているとしても、この先どうなるかは誰にもわからないというのが、実情です。

そこを軽視していると、

「仕事のストレスで暴飲暴食に走ってしまった…運動しなければいけないと思っていたものの、寝られない生活でサボってしまった。

今は高血圧の薬を飲んで血圧のコントロールを行っています。」

この未来も、あながちあり得ないことではありません。“健康面”を軽視してはいけません。

この“救急隊員の健康問題“を解決する術として、考えられるのは以下のような点です。

・睡眠をよくとる

・偏りのない健康的な食生活を心掛ける

・定期的に健康状態をチェックする

です。

上記のうち、“睡眠をよくとる“、“偏りのない健康的な食生活を心掛ける“は日頃からの生活で試みることができますが、定期的な健康チェックはおろそかにしがちです。

「職場で行っている健康診断を利用しているから大丈夫!」

と言われる方もおりますが、健康診断だけでは見逃されてしまう部分は多々あります。

ですので、人間ドックなどにより詳しい部分まで調べてもらった方がいいのです。

ただここでこう思う方もいるかもしれません。

「人間ドックや健康診断は意外とお金のかかるもの。人間ドックの場合、検査当日に半日は拘束されるから面倒に感じる。」

そんな方におすすめなのが、自宅で検査をして送るだけで検査が終了!簡単に検査の行える“おうちでドック“です。

おうちでドックは、自宅でできる「血液」「尿」検査で「がん」「生活習慣病」のリスクがわかり、結果は医師から個別に解説が聞ける検査キットサービスです。

ポイントは、個別に医師から検査結果を解説してもらえることです。

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「健康管理を行う上で、専門家である医師からお話を伺えるというのは大きなメリットです。」

<チェック>

・血液と尿がキット~検査結果迄ワンパッケージ化されている

・医師から結果が個別に電話で聞ける

しかも、いまのタイミングでの申し込みだと、通常有料(1万円~)で行われる健康相談チャットを6ヶ月間無料で使えます。

そういったサービスも使えると正確な情報を知ることができて安心ですね。それに病院にかかるのも巷では新型コロナウイルス感染リスクのことも懸念して、病院にかかることを避ける人も多いはずです。

送られてきた検査キットで採取して送るだけなので、不要に外出することもなく、感染リスクの面でも安心です。

おうちでドックを利用してみて定期的な健康管理を行ってみてはいかがでしょうか。

「医師から直接話を聞けるのは大きいですね。わざわざ病院に行かなくても済むのもメリットですし!」

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「ただし注意点としては、人間ドックの代わりなるものではないことです。より精密な検査を受けたい方は、人間ドックを予約しましょう。」

<チェックポイント>

・家で手軽に健康診断を受けられる

・病院や人の密集するところに行かなくても検査を受けられる

・人間ドックの代わりにはならないことに注意する

まとめ:救急隊員を長く続けるためにも健康管理を忘れずに!

救急隊員を目指し、熱い志のある人は多く存在します。

ただ、熱い気持ちだけでなく救急が抱えているリスク、健康面にも目を配る必要はあるかと思います。

「わたしも20代の頃は、何件も出動して寝られなかったときでも、仕事明けにバーベキューやドライブに行ったことを思い出します。

今では、それも難しくなってしまいました。仕事明けは身体が重くて思った以上に動きません。

ですので、長い目でみて、健康面に配慮しながら過ごすことが必要となります。

・睡眠をよくとる

・偏りのない健康的な食生活を心掛ける

・定期的に健康状態をチェックする

これらのことに留意して消防生活を送るようにしましょう。

今回は以上です。

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