
「消防士の世界にうんざり!この職場にいたら、人生に絶望してしまいそう…。だから転職したい!
消防士を辞めた人は後悔しているのか知りたいな。」
こんな疑問にお答えします。

「私は35年以上勤めてきた元消防士です。救急隊員を長く勤めてきました。
数々の救急現場をこなしてきており、今でも消防士/救急隊に向けての情報発信を続けています。」
消防は閉鎖的な社会で、世間を知らない人が多いのも事実です。
だから、消防士のハラスメントや不祥事ニュースは途切れることなく続いています!
消防士はハラスメントの多い職場なのは間違いありません。
なぜなら、消防の仕事が団体活動を中心とするからです。
そのため、苦労しているのは昔も今も変わらない部分かもしれません。
消防署に勤めるハラスメントの詳細な内容を知りたい方は、「 消防署に勤めるハラスメント上司5選【こういう上司に気を付けろ】 」をみてください。
そんな背景のある中で、消防士を辞めたいと思う人は一定数います!
とはいえ、
- 本当に辞めていいものなのか
- 後悔している元消防士もいるのではないか
上記の想いを抱いている人も少なくないでしょう。
この記事では、消防士を辞めて民間で働いている元消防士の軌跡をはじめ、消防と民間との違いを比較しながら、消防士を辞めて民間で働くメリット/デメリットまで徹底検証していきたいと思います!
この記事をみれば、消防士から民間へ転職するリスクや、実際に転職した人の意見を学ぶことができます!
あなたが思い悩む消防士からの転職。
転職した方がいいのか、それとも転職しない方が後悔しないのか…。
あなたの未来をイメージしやすくなるはずです!
消防士を辞めて転職した元消防士の”今”

今回ご紹介する消防士からの転職組は下記のメンバーです。
- 救急救命士資格を取得後に、消防署へ。その後に看護師資格を取得するため退職した消防士
- 消防士を辞めて、営業の道へ。営業サラリーマンになった消防士
- 救急救命士の資格を活かした転職!消防士から病院勤務救命士になるため退職した消防士
1つずつ解説していきます。
なぜ、上記のストーリーを話そうと思ったのかというと、消防士のリアルな転職事情を知ってもらいたかったからです。

「わたしの知る消防士すべてが転職したことで受けられたことは、すべて成功だったとは話していません。
とはいえ、転職したことで受けられた恩恵や、思考の変化はあったと話しています。」
ですので、これからご紹介する消防士転職組の話は参考になるはずです!
救急救命士資格を取得後に、消防署へ。その後に看護師資格を取得するため退職した消防士
はじめは、救急救命士資格を取得して消防士になった後に、看護師資格取得のため退職した後輩の元女性消防士の話です。
結論は、「目標に向かって算段をつけてからの転職であったため、後悔していない」とのことです。

「消防士の仕事内容より、もっと好きなことを発見できたケースです!
こういった目標を見つけて消防士を退職する方も徐々に増えています。」
このような形で退職する方は、消防を辞めた後も連絡を取っていることも円満な人間関係を継続できています。
正直、何かしら不祥事を起こして辞めていく消防士も多いです。
この方には、何もなかったのでしょうか?
なぜ、こういった行動を起こせたのか?まで具体的に話を聞いてみました。

「わたしは救急救命士として、消防署で勤めてきました。
救急隊がメインでしたので、病院へ搬送して病院内の雰囲気はある程度、把握していました。
その中で、救急隊のできることは限られているのを痛感するようになり、より傷病者に対して処置が行える看護師に強い興味を抱くようになっていました。」
そこから気持ちは、”看護師になりたい”になっていったようです。
転職サイトなど閲覧してみるなど、看護資格を取得できる学校の情報収集も行い、年度替わり前の2月に辞表を提出。退職しました。

「ほかに、大きな理由はなかったの?と聞いてみました。 すると、人間関係でギクシャクする年上の男性救急隊がおり、馬が合わなかったことを明かしてくれました。」
とはいえ、それだけが理由でないのは明白ですし、腑に落ちず、仕事を続けることを考えれば、ある程度の時点で新たな道を歩むために行動するのも1つの選択肢です。
ちなみに消防士を辞めたのは30代前半でした💡

「でも、看護師を取るまでも不安が大きいし、無収入でやっていくのってすごく大変じゃない?」
確かに、勉強に費やす時間が必要ですので、仕事を見つけてある程度の収入を得ながら学校へ通うといった形でしょうか。
それでも、見えない重圧は大きいかもしれません。

「そういった方はまず、現状の生活費を出してみましょう。 それから、必要なお金を見積ります。」
例えば、
- 生活費
- 学校の入学料/学費
- それ以外に1人暮らしであれば家賃/車を所有しているのであれば維持費
などです。
こういった金銭面のことでお悩みなら、計画をしっかり立てれば打開策を見出せる可能性は高いですよ。
もし、現状で貯金がないのであれば、
「○○年○○月○○日までに仕事を辞めて新たな資格を取得するため学校に通う。だから、それまでに100万円貯める」といった目標を逆算して計算できる
と動きだしやすいはず!
なにより、あなたが目標とて掲げた仕事に就職するための行動であれば、良いのではないでしょうか!
最後に、看護学校へ通う元消防士さんに、消防士を辞めたことで得られたメリットと、逆にデメリットについて聞いたことをまとめます。

「デメリット面では、わたしが考える“打開案“も提示しておきます!」
- <メリット>
- ・自分の好きなこと、熱中できることに取り組めるようになった
・消防のように一定の部署で長く勤めることなく、看護師なら転職の幅も広がる
- <デメリット>
- ・無収入の時間(資格取得までの学習時間)ができてしまう
↪︎(打開案)計画的に取り組むことで解決!
・新しい職場を1から探さなければならない
↪︎(打開案)転職サイト、転職エージェント、転職サービスを利用して情報収集と正しい転職準備をしておく
消防士を辞めて、営業の道へ。営業サラリーマンになった消防士
消防士を辞めて、営業の道へ歩みはじめた元消防士の話です。
ちなみにこの方は、自動車販売の営業職に勤めています。
結論からいうと、この方にとって営業職は性に合っていたということです。
なぜなら、消防署内でも明るい性格で、人当たりもよくて、話も上手(聞き上手)な営業向きの性格だったからです!
消防士の中、“モテ気質の人“の特徴は別記事で紹介しています。
この人は人当たりもよく、雰囲気や相手の喜ぶことを発見するスピードが速いタイプでした。
消防でも人気があっていつもみんなの輪の中にいる。
そんな存在でした。
だからこそ、消防の世界が合わないようでした。
・形式や風習にとらわれた仕事内容で、クリエイティブな仕事は与えられない(誰がやっても同じ)
・ただ喋りにきて、食事して1当務出動せずに過ぎ仕事終了(職場へきて仕事する意義あるの?)
こんな感じのことが平常的に起きています。
ですので、
・人と話すのが苦ではない
・相手の喜ぶポイントを掴むのに長けている
こういった性格の人で、
「消防で精神を消耗している」
と、思って仕事している人は、営業職を目指すのもいい選択肢の一つです!
最後に、営業職へ消防士から転職するメリット/デメリットを整理しておきましょう。
- <メリット>
- ・人と話す仕事が苦ではない。むしろ好きだ。という人に営業職はおすすめ
・成果主義であるため、自分の実力が給料に反映することは非常に大きなメリット
- <デメリット>
- ・競争社会に勝たなければ、転職したことを後悔してしまうことも…
↪︎消防のように競争が排除された社会から、一歩出てしまうと痛感する可能性大
救急救命士の資格を活かした転職!消防士から病院勤務救命士になるため退職した消防士
救急救命士の資格を取得して、病院勤務となった元消防士の話です。
結論ですが、この方にとって消防の環境では得られなかった医療に関する知識を身につけられるので、非常に有意義な転職になっていると話していました。
なぜなら、この元消防士は救急隊としてたくさんの人を助けたい気持ちが強かったそう。
どうしても現状の救急車で出動し、病院前救護として傷病者を搬送する働き方では、満足できていなかったからです。
一番の根本部分の違いを元消防士はこう話します。
救急隊と病院スタッフでは、
どこまでの治療を行えるのか
など医療に関する知識量の差が根底にあると。
だから、救急隊の情報が乏しいために、医師への申し送りに困るなどの苦情も聞いていたそう。
病院救命士として働きはじめた理由

「救急隊として働くのでは医療知識の習得に限界を感じていました。
わたしのやりたいことが
“医療分野に従事する仕事“
であったことからも病院などの医療機関で働きたい気持ちが強くあり、転職サイト/転職エージェントを利用して病院への転職を実現することができました。」
消防で働く救急救命士は、正直、その後どのような治療をしていくのか完全に把握できていません。
(病院実習などを通してある程度は学習できるのですが…)
そのため、病院へ送る情報も受け手の病院スタッフからみると、「その情報がほしいわけじゃないのだけどな。」
こういう状態が病院スタッフと救急隊の病院連絡の中で起こっています。
消防を辞めて、院内救命士として働きはじめたその方は、そういった現場を目の当たりするようになったということです。

「最初に紹介した看護師を目指す元消防士と同様、こういった目指す目標が明白であると後悔しない転職ができているように思えますね!」
とはいえ、消防士から転職したことでデメリットと感じることが全くないのでしょうか?
聞いてみました!
病院救命士として働くデメリット

「デメリットは“病院スタッフになれたとしてもやれることは限られている“ということですね。
病院スタッフとして救急外来で勤めていますが、そこで行えることはルート確保とバイタルサイン測定、検査室へのストレッチャー移動、救急隊からのホットライン受話…。
これしかありません。
これが多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれ感じ方が違うところですが、わたしはもっと様々なことができると少し期待していたところもあって…
それが残念です。
あとは給料面で消防の時より少し下がったことですかね。これは病院によって差があるので探せば給料のいい病院もあるのでしょうけど、高収入な病院は少ないのが現状です。」
ここは受け止め方が人によって変わるところなので、何とも言えないですが、
そういったデメリット面があるようです。
まとめます。
- <メリット>
- ・消防で働く救急隊では得られなかった医療知識を習得できるようになった
・医療に従事した仕事をしたい方にとって、やりたい仕事に専念できるので、そこは大きなメリット
↪︎消防では救急以外の業務も行わなければならず、救急一本だけ仕事をしていればいいわけではない
- <デメリット>
- ・病院内でできることは限られてくる
↪︎救急救命士資格のメインは病院前救護。つまり救急車で働く救急隊のための資格。院内で網羅的に働きたいのであれば看護師資格がほしい。
・救急救命士の資格がないと実現できない
・消防で救急救命士資格を取得した人にとっては、転職する選択肢は厳しいかも。
↪︎全く気にしない強靭なメンタルの持ち主であれば解決!?できるかも💦
・給料面は消防の時より下がることの方が多い
ちなみに、救急救命士の資格を活かせる場は広がっています!
救急救命士の働ける就職先については別記事「 【元救急隊員が解説】救急救命士の働く場所はどこ?【救急救命士の転職先】 」で解説していきます。

「その1つに病院の紹介もしました!救急救命士の資格を活かせる場所は広がっているのですね!」
話がそれましたので戻します。
消防士からTic Tokerへ。消防士からWebマーケティングの世界へ飛び込んだ消防士
消防からTikTokerになった消防士の話です。
結論、自分の可能性を広げられ、自分を自由に表現して生きられるようになったから今の方が楽しいのだそうです!
仲間と一緒に、仕事をしており、消防のネタを使ったコンテンツ作りで、若い世代から支持を集めています。
ところで、Tic Tokって知っていますかね?
スマートホン向け動画共有サービスの一。中国のバイトダンス社が2016年に提供開始。代表的なリップシンクアプリで、楽曲に合わせて歌う姿を自撮りし、15秒の動画に編集・加工して投稿する。
Weblio
実際のTikTokの動画▽
しかしながら、ただ動画を流せば良いものではなく、コンテンツ作りやターゲット層の選定など、Webマーケティングの力が必要となってきます。
そのTikTokを本業とする世界に飛び込んでいったのです。
消防の人を助ける仕事はやりがいのある仕事だったけど、
仕事中にゲームをやっている上司の姿や、出動せず訓練せず過ごす職場で、ただ時間が過ぎていくのを待っているのはイヤになったのだそう・・・
でも、いい仲間とも出会えたし、信頼のおける先輩もいたので、辞めるのは忍びなかったとも話していました。
消防士からTikTokerへ転職した元消防士の話をまとめます。
- <メリット>
- ・自分の好きな世界で働ける
・自由に表現して、それを仕事にできる
・嫌な上司と働かなくていい
- <デメリット>
- ・収入の安定を失う
・嫌な上司はいたけど、良い仲間と出会えたのに別れるのは悲しい
・Webマーケティング業界は楽じゃない
こういった新たなフィールドへ旅立った4人の元消防士の軌跡をみてきました。
消防士から民間へ転職する方々のストーリーで成功する共通点は”自分がやりたいこと”にフォーカスすることです。
それぞれ何かしらの不満があったから消防を辞めたいと思って行動しています。
つまり、原動力があれば、苦難に思うことでも乗り越えられることを証明していますね。
民間を経験して消防士になった現役消防士の”今”

「消防の仕事をやりたいっていう人も結構いるって言っていませんでした?」
それも事実です。民間を辞めて消防へ就職した現役消防士も多くいます。
これまで消防士になるために必要なことを
紹介してきました。
そして、女性消防士の必要性に触れた「女性は消防士になれるの!?結論はなれます!【これからの時代は消防も女性が必要】」で掘り下げました。
とはいえ、「全員が全員そうではない」ということも知っています。
事実として、「消防署に勤めるハラスメント上司5選【こういう上司に気を付けろ】」で話しているようにハラスメントは繰り返されています!

「消防士になればハッピー!消防士になろう」
という無責任な発言は、読者のことを考えていないと感じます。
そういう気持ちもあって、両者の意見を含めた記事作成に至っています。
ここからは民間を経て消防士になった方の話をしていきます。
- 消防→民間へ転職
- 民間→消防へ転職
両者の歩んだ過程を比較して、あなたが歩む人生の参考にしてほしいです!
今回はわたし自身も、わたしの息子もプライベートでお世話になっている現役消防士1名を紹介します!
民間から消防士になった方の意見を聞いてみると、結論は”良かった”という意見です。
なぜなら、民間を経験して様々な辛い思いをしてきたからです。
例えば、
・残業ばかりで家に帰れない
・休日返上で仕事をさせられる
・ノルマノルマと会社に煽られて、頭が「ノルマをクリアしなきゃ」と常に考えている
こういった心境では、自分らしい姿で仕事できていたとはいえないでしょう。
消防では、そういったノルマを押しつけるようなものはないですし、残業で帰ることもできないという話も大半の消防では起こっていません。
とはいえ、規模の大きい消防本部で、救急出動が多過ぎて、当務明けに残って事務処理するため帰れない話は聞いたことがあります。
それでも、そんな多忙な消防本部は今世でわずかだと断定しています。
少なからずわたしの知る消防では、なかった話です。
民間から消防士になった人の話
今回ご紹介する消防士は、民間でノルマのある営業職を経験して、消防に就職してきた方です。
性格的には、言いたいことはちゃんと伝えるタイプ。それでいて明るく細かいことまでよく洞察できる方です。

「個人的にも親交が深く、とてもユーモアで楽しく話のできるムードメーカー的存在です。」
きっかけについて聞くと、
「営業としてノルマに追われる仕事をしたくないと感じはじめており、消防の仕事に興味もあって、消防採用試験のため学習を開始したそう。」
特に、どうしてもこれがやりたいから消防へ入りたいという気持ちはなかったとのことでした。

「民間を知っているからこそ、いつまでもノルマを考え、走り続けることが辛いと思う人は消防に興味を抱く傾向があるように感じます。」
他にも民間から消防へ入ってきたケースとして、
・不動産営業職で民間就職。その後、救急救命士専門学校を経て、消防採用試験に合格。救急救命士として働く消防士
・こちらも民間商社の営業マン。こちらも救急救命士専門学校を経て、消防採用試験に合格。
ただし、年齢制限を受ける歳であったため関西地方から縁もゆかりもない関東地方の消防へ就職。
・野球実績を買われ、社会人野球チーム(JRや三菱重工、東芝など大手企業をイメージしてください)に就職。
その後、肩を壊し野球を断念。そのまま製造部門で就職を約束されていたが、地方都市への転勤を指示されたタイミングで辞職を提出。救急救命士専門学校を経て、消防採用試験を受験し、合格。
こういった方々をわたしはみてきました。
消防が魅力と感じること(メリット)逆に、今ひとつだなと思うこと(デメリット)
そういった人たちから発見した消防が魅力と感じること(メリット)。逆に、今ひとつだなと思うこと(デメリット)をまとめます。
- <メリット>
- ・ノルマを考えなくていい
↪︎営業の仕事をしてきた方の目線で言わせるとノルマがないのは精神的プレッシャーは低くなります。もちろん、バリバリ成果主義な職場が性に合っている方は別でしょうが。
・休みが多い
↪︎民間で働く人のより、休みはしっかり取れる。泊まり(隔日)勤務すると、仕事明け含めて3日休みになる。
・ノルマがないのに給料がもらえる
↪︎歩合制のところで働いた経験をしていると、このことは大きなメリットという意見が多く集まりました。
・右肩上がりの給料
↪︎僅かずつですが右肩上がりに給料は上がっていきます。それは公務員だからです。資産形成するのにも「計算できる」状態は、精神的安定感が計り知れないですよ。
- <デメリット>
- ・最初は訓練など慣れないこともある(ロープ使用法や、訓練礼式など)
・不要と思うような上下関係を重んじるところがある
↪︎でも、民間の接待と同じようなものという意見もありました
・新しいことは、ほとんどない(むしろ古い方法ではなく新しい方法を導入して、体質改善するべき)
↪︎新しい方法を嫌う風潮は公務員の悪しき風潮ですね
・高給取りな仕事からの転職者は、”給料安い”と感じるかも‥
↪︎高い給料をもらっていた方。給料が減ることは間違いありません。そこは覚悟しておいてください。(但し、徐々に給料はUPします)
消防士を辞めて民間で働くメリット/デメリット
では、消防士を辞めて民間で働くメリット/デメリットをまとめます。
- <メリット>
- ・消防以上に自分のやりたいことにコミットして働ける
・自分の頑張りが直結して収入につながる
・資格を取得するケースであれば消防のように一定の部署で長く勤めることなく転職という手段を確保できる
- <デメリット>
- ・これまでの安定収入でない職業に就くことも…
・リストラの危険
・消防の時より収入が下がる可能性も…
・競争社会に勝たなければ、転職したことを後悔してしまうことも…
・資格取得するのであれば無収入(給料のもらえない)の期間が発生してしまう
・新しい職場で新しい人間関係を構築しなければならない

「こういったメリット/デメリットが見えてきました。」
メリット/デメリットから見えてくるのは、
“安定“という消防の仕事からどれだけ、一歩足を踏み出すことができるのか…
そして、
- 自分のやりたいことが明確か
- 市場価値を高めたいと自分の考えている理想の転職は実現できないかもしれない
このことが見えてきます。

「理想的な仕事に就くためには、
1.相応の準備
2.相応の覚悟
3.相応の市場価値(スキルや資格)
上記が必要です。
これらは、上手く転職できた元消防士の共通点です。」
この3つが消防を転職して後悔しない秘訣です!
あなたが消防の仕事に嫌気がさして、辞めたいと思っているのであれば、
- 相応の準備
- 相応の覚悟
- 相応の市場価値(スキルや資格)
を確かめて、転職できる状態なのかチェックしてみてください。
逆に、

「民間はキツいわー💦」
と思うかもしれません。
それならそれで、自分の現状を考えて向いていないと理解できることができたのでOKということです。
消防の世界の中で、何かしら新たな目標を見つけられるといいですね!
元救急隊員目線でいうと、消火(警防)隊としてのみ働いたことがないあれば、救急隊として働くことも知っておくといいでしょう。
「【救急隊の実情】救急隊の仕事でつらかったこと/大変だったこと5選を現役消防士が告白! 」は、救急隊の大変な思い出を語った記事ですが、
消火(警防)隊とは異なる目線で消防の仕事をみられるようになると思います!
また、ダイレクトに仕事内容を比較した記事「消防士/救急隊員の仕事内容を徹底比較」で様々な消火(警防)隊の違いをみて、思考に変化を与えることも大切です!
ですので、消防署で勤め終えるのか、それとも民間へ転職を試みるのか、これらを選択するのは、あなたの性格や目標次第です!
【本音】転職したい…でも、転職活動は不安に思ってしまう!

💭「そうは言っても正直、転職活動したことないし不安だよー💦」
こう思う方も多いはず!
では、どうやって転職していけばいいのか知りましょう!
具体的な行動としては、
「自分のやりたいことが(目標は)明確か」
そして、
「自分に市場価値はあるか」
を確認することです。

「ここを明確にすると、実際に転職する決断が割とできるようになります。」
なぜなら、転職を成功させるための原動力が上記にあるからです。
どんなに嫌なことがあって消防士を辞めたいと思っていても、更に働く環境の悪い転職してしまう可能性が高まります。
例えば、
いざ消防士を辞めたけど、スキルや資格もない市場価値の低い状態のため、転職先を選べず、年収ダウン+残業多の職場へ転職となってしまった…
こういったマイナス方向へ向かってしまい、消防士を辞めたことを後悔しかねません。
ですので、適切な判断ができるように上記2つを自問自答していきます。
詳しくは別記事の「消防士、救急救命士の正しい転職手順を徹底解説!」で解説しています。
自分に自信のない人は”自己分析”する
自分に自信のない人は、自己分析してみることをおすすめします。
自己分析から、あなたが何に興味をもち、どういう事を重視し、意思決定しているのか知ることができます。
わたしがおすすめする自己分析は、
- ミイダス
- グッドポイント診断
- ストレングスファインダー
です。
気になる方は下記の記事を参考にしてください。
もう1つプラスαで伝えたいことがあります。
それは消防から転職して、フリーランスエンジニアとして働く人からのアドバイスです。
消防から転職していく中で、フリーランスとして仕事を請けて働く人もいます。
その方からのアドバイスとして、開業届を出して働ける仕事をする方がメリットは大きいと教えてもらえました。
例えば、
- エンジニア
- ライター業
- デザイナー
- Uberや清掃代行
として働くなど、
消防を辞めた後に、資格取得するまでのつなぎとして、仕事を模索しなければならない人もいるはず。そういった方は開業届を税務署へ提出し、青色申告をして税金対策をしながら働くことを検討してほしいです!
そういった人は、様々な手段で働くことのできる社会となっています。これまでのような
- コンビニバイト
など雇われて働くのではなく、資格取得のための学習をしながら、”事業所得”となる仕事を開始することをおすすめします。
そちらの方が、
・税制面で有利になる
・将来的に活かせるスキルが身に付く
上記のようなメリットが得られるからです。
消防で働く人は雇用された環境でしか働いておらず、税金対策をほとんど学んできていない人たちが多い傾向にあります。
だからこそ、公務員ではない立場だからこそ、できることを学んでほしいと話していました。
開業届を簡単に作成し提出できるソフトとして freee がおすすめです。
こちらを使用すれば、開業届に必要な項目を簡単に把握することができます。
また、その後は個人事業主(フリーランス)になるため確定申告が必要となるのですが、確定申告freeeを使えば必要項目を埋めるだけで確定申告が行えます。

「簿記知識が希薄であったとしても、家計簿感覚で取り組めることがメリットです。」
【元消防士から聞く】消防士を辞めた後のリアルな仕事/生活の違い
消防士を辞めた後の仕事の違いと生活についても聞いてみました。
仕事面では?
結論は、“仕事スタイルも生活リズムも大きく変化した“とのことです。

「わたしが聞いたのは、営業職に就いた元消防士です。
持ち前の明るさと聞き上手であった営業向きの方です。
彼のセールスパターンは、“話上手は聞き上手“です。
相手の話をよく聞いて、欲しい情報をキャッチしてセールするのが上手いという感じですね。相手のリラックスさせるのが非常に上手いと思います。」
話は脱線してしまいましたが、
彼いわく、
「全てが収入と大きく関わるので毎日が充実している」
と話していました。
営業成績なども部署で全て公表されているので、数字として競争社会が生まれています。
彼の持ち前の自信と負けん気、人当たりの良さが相まって、毎日充実していると話します…

「競争社会といっても、その環境のおかげで自己成長できています。
消防署で働いていた時のように、ただ勤務して一日が終わっていく…。
そんな風に過ごしていた日々を思い返すと、自分の場合は民間で働いている方が100倍いいですね!」

「彼の場合、年齢も若かったのであり余るエネルギーの吐き出し口がなかったのでしょう。」
生活面では?

「今では、自動車販売営業で培ったノウハウを発信して、副業にも取り組んでいます。
家に帰ってきてからは、軽自動車、大型自動車に乗るメリット/デメリット比較をブログ発信するなどして副業もしています。
・自動車の知識/営業ノウハウを学ぶ
↓
・学んだことをブログで発信する
↓
・副収入を得る
こういったことにも取り組んでいるので、生活全てが仕事の一環です。
でも、副業もOK。仕事のための飲食や必要な道具は経費扱いにできるものもあるので、パチンコや競馬など無駄なことをしている暇は無くなりました。

「なるほど。副業にも取り組んでいるのですね。
生活の中で、ゆとりが欲しいというのではなく、自己投資のための時間としてとらえて、生活の時間も自己キャリアを向上させるのに使っているようですね!」
とはいえ、全ての人に当てはまることではないのは事実です。
- 話すのが得意な人/苦手な人
- 黙々と一つのことに取り組むのが好きな人/嫌いな人
- 夢を追いかける人/追いかけない人
- 余暇をしっかり作りたい人/暇な時間をより自己投資に時間を作りたい人
性格や目標は人それぞれで異なりますので、
消防士 = 営業向き (✖︎)
とは言えません。
あくまで、参考にしていただければと思います。
消防士から転職を成功に導く方法
消防士から転職を成功に導く方法は結論として2つあります。
- 転職したい仕事に必要なスキル、資格習得に励む
- 転職エージェントを活用する
転職したい仕事に必要なスキル、資格習得に励む
行きたい企業に必要なスキルや資格習得に励むことは、転職を成功させる1歩です。
なぜなら、求人を募集する企業からすれば、自社で必要なスキルや資格を持って入ってきてくれるなら、一から育てる手間が省けるからです。
例えば、
- IT系 →プログラミング、Webデザイン、Webマーケティング
- 運送系→大型自動車免許
- 経理部門、会計事務所 →簿記
自分のスキルが、どのように活かせるのかまで具体的なビジョンを描けているなら、スキルや資格を習得するメリットを最大限活かすことができます。

どういった資格が良いのかな?
とお悩みの方もいるのではないでしょうか。
「消防士におすすめの資格5選」を別記事で書きましたが、転職でも活かせる資格ばかりです!
読んでみてください!
転職エージェントを活用する
転職したい仕事を見つけるかも重要なポイント。
具体的に、どういった行動を取れば、最短・最速で自分の求める仕事ができるのかというと、転職エージェントを活用することをおすすめします。
転職エージェントを活用すると、以下のようなメリットがあります。
- 自分に合った転職案件を把握できる
- 志望動機の明確化
- 公務員転職を成功さてきた実績が豊富
自分に合った転職案件を把握できる
自分に合った転職案件を知らなければ、どの仕事だったら上手く行くのか見通しを立てることはできません。
また、転職素人が転職案件を自分でみつけようと思って探しても、ブラックな会社に勤める羽目になり、また再転職することも容易に考えられます。
その点、転職エージェントなら、転職希望者1人1人に担当者がつき、転職希望者に合わせた求人案件を紹介してくれますし、ブラック企業案件は少ないです。
なぜなら、求職者をブラック企業に転職させてしまい、それが口コミで広がってしまうとビジネスが成り立たなくなるためです。
自らで探すより確率は少なくなります。
転職エージェントでのおすすめは、DODAエージェントサービスです。
- 求人数が多い
- 職務経歴書が簡単に作成できる
- 転職エージェントと転職サイトが一体化(スカウト機能とエージェントによる紹介機能)
- 業職種別のキャリアアドバイザーが在籍している
上記のように、あなたをサポートするシステムが多数取り揃えています。
詳しくは、DODAエージェントのメリット・デメリットを読んでみてください!
志望動機の明確化
転職エージェントを選ぶ理由に、志望動機を明確にできる点もポイントです。
・なぜ、その会社なのか
・なぜ、その会社じゃないとなぜいけないのか
・(希望している)会社に入ったことでできることは?
・御社に入社したことで貢献できることは?
など、志望動機をブラッシュアップする手助けを転職エージェントはしてくれます。

「志望動機考えるのが苦手なんだよなー」
と考えている人は、転職エージェントは使うべき!
公務員転職を成功さてきた実績が豊富
転職エージェントでは、数多くの消防士転職に関わり、成功に導いています。
そのノウハウが蓄積されているので、1人で転職活動や情報収集していては手に入らない情報です。
現に転職エージェントに登録するだけなら、無料ですし、転職活動していることをバラされることもありません!
無料で登録できるので、1人で悩んでいる方は登録だけでもおすすめします。
消防から転職したいと思う方はこちらの記事を参考にしてください!
まとめ:【消防士を続けるor転職する】後悔しないためにもあなたの”今”と比較しよう!
まとめです。
消防士を辞めて転職した元消防士の“今”思っていること、
民間を経験して消防士になった現役消防士の“今”思っていること
を記事にしました。
そこから見えてくることは、消防士を辞めて民間で働くメリット/デメリットのところで解説してきました。
それには、
- 相応の準備
- 相応の覚悟
- 相応の市場価値(スキルや資格)
これらが必要と話してきましたね。
結論は、自分の目標を明確に持っている方で、転職に必要な資格やスキルに取り組んでいる方であれば、転職という手段も検討する価値は大きいです。

「わたしは消防士であったので、転職を後押しするのは気が引けますが、選択肢として検討した方がいい人は絶対にいます。」
ですので、そういった選択ができるように消防士から転職した元消防士の話をしました。
消防から転職したいと思う方は以下の記事を参考にしてください!
今回は以上です。
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