「正社員が決まるまで派遣でつなぐのは不利になるの?」
このように考える方もいるのではないでしょうか。実際、正社員への転職まで派遣で働くことにデメリットを感じる方はいます。短期で辞めた職歴が評価にひびかないか心配かもしれません。
しかし、派遣を“つなぎ”として活用するメリットも多く、収入を得ながら転職活動を続けて正社員就職を目指すことは十分可能です。
本記事では派遣を上手に活用する方法を詳しく解説します。派遣と紹介予定派遣、バイトとの比較や在職中の転職活動のコツ、短期就業の履歴書対策まで網羅しているので、ぜひ最後までご覧ください。
とりあえず派遣は「あり」な理由

派遣社員として一時的に働くことには、正社員求人が見つかるまでの空白期間を埋めつつ収入を得られるなど多くの利点があります。ここでは「とりあえず派遣」を選ぶメリットを確認しましょう。
- 今すぐ収入を確保し職歴の空白を回避できる
- 社会保険や有給休暇など福利厚生を満たしやすい
- 残業少なめで転職活動との両立がしやすい
- 多様な職場を経験して“向き不向き”を試せる
- 3ヵ月スパンの契約で転職活動のモチベーションを維持できる
- 「契約満了退職」で職歴への悪影響を最小限にできる
今すぐ収入を確保し職歴の空白を回避できる
無収入期間をつくらずに済むのは派遣のメリットです。
転職活動中でも毎月の収入を確保できるため、貯金の目減りを抑えつつ活動を継続できます。厚生労働省「令和5年度 労働者派遣事業報告書(速報)」では、派遣労働者の賃金は“8時間換算の平均”で16,190円(時給換算 約2,024円)と示されています。
職種別では、以下のとおりです。
| 時給 | 8時間労働でもらえる対価 | |
| 一般事務 | 約1,487円 | 11,893円 |
| 営業・販売事務 | 約1,591円 | 12,727円 |
| 会計事務 | 約1,546円 | 12,367円 |
フルタイム想定(160時間/月)で概算すると、以下になります。
- 一般事務水準で総支給は約23.8万円
- 営業・販売事務で約25.5万円
- 全業務平均水準では約32.4万円
また、派遣で働けば履歴書の空白期間を防ぐことにもつながります。働いていないブランクが長いと「この期間は何をしていたの?」と面接で聞かれがちですが、派遣就業中であれば「スキルを磨きながら正社員求人を探していました」と前向きに説明できます。
実際に派遣先での業務を通じて新しいスキルや知識を習得すれば、転職面接でアピール材料にもなるでしょう。
社会保険や有給休暇など福利厚生を満たしやすい
派遣社員でも条件を満たせば社会保険や有給休暇の適用があります。労働基準法上、派遣でも正社員と同様に6ヵ月継続勤務・出勤率8割以上で年次有給休暇が付与させなくてはいけないからです。
そのため雇用主(派遣元)は所定週20時間以上かつ31日以上の雇用見込みがある派遣社員を健康保険・厚生年金・雇用保険への加入が義務付けられています。つまり、フルタイムで2ヵ月超の契約なら初月から社会保険への加入が可能です。
保険料の一部は会社負担となり、国民健康保険などより手取りへの影響も抑えられます。派遣期間中も公的保険に守られ、有給休暇も取得できるため、ブランク期間より福利厚生面で安心です。
残業少なめで転職活動との両立がしやすい
一般的に、派遣の仕事は残業が少ない傾向にあります。そのため、平日の夜や週末の時間を、企業研究や面接対策といった転職活動にしっかりと充てられます。
正社員として働きながらだと日程調整が難しい平日の面接も、派遣であれば比較的休みを取りやすいのが嬉しいポイントです。近年は、オンライン面接も主流なので、休憩時間や仕事終わりに自宅から面接を受ける柔軟な働き方も可能になります。
派遣の働き方は勤務時間や働き方の融通が利きやすく、「働きながら転職活動」を現実的に実行しやすいでしょう。
多様な職場を経験して“向き不向き”を試せる
派遣の求人には数ヶ月単位の短期の仕事も多く、それらを活用すれば「自分に本当に合う会社」を見極めるためのお試し期間にできます。
たとえば、「次は絶対にIT業界で正社員になる!」と決めているなら、派遣でいくつかのIT企業を経験してみるのがおすすめです。実際に働くことで、会社の雰囲気や詳しい仕事内容がわかり、自分には大企業より、風通しの良いベンチャーが合っているかもといったリアルな自己分析につながります。
この経験は、時間とお金をかけて入社した後のミスマッチを防ぐための、貴重な判断材料になるはずです。
3ヵ月スパンの契約で転職活動のモチベーションを維持できる
派遣契約は3ヵ月更新など期間が明確なため、「〇月までに転職先を決めよう」と目標設定しやすい点も見逃せません。あえて短期(3~6ヵ月)の派遣に限定して働くことで、「契約満了までに次を決めるぞ」と自分に締切を課せられます。
期間の定めがないフリーター状態よりも緊張感を保て、転職活動の継続率が高まります。実際、派遣で働き続けて収入が安定すると、正社員への意欲が薄れるケースもあります。
そうならないためにも派遣就業の期限を決めておくことが大切です。短期派遣なら契約終了時に区切りがつくため、ずるずる長期化せず転職活動にメリハリをつけられるでしょう。
「契約満了退職」で職歴への悪影響を最小限にできる
派遣契約は3ヵ月更新のように期間が明確に決まっているため、「この契約が終わる◯月までには、必ず次の正社員の職場を決める」という具体的なゴールを設定しやすくなります。
期間の定めのないアルバイトとは違い、「契約満了」の締め切り効果が働くことで、転職活動への良い緊張感を保ち、モチベーションの維持が可能です。
このままでいいかと現状に甘んじてしまうのを防ぎ、転職活動にメリハリをつけて集中して取り組めます。
派遣の履歴書の職歴欄には派遣元企業を記載し、退職理由は「契約期間満了につき退職」と書くのがポイントです。派遣社員であれば短期離職でもこのように正当な退職理由を示せるため、採用担当者への印象も悪くありません。
とりあえず派遣で働くデメリット

一方で、転職までのつなぎに派遣を使うことには注意点もあります。正社員転職を目指す読者にとって押さえておきたい派遣活用のデメリットを解説します。
- 正社員採用で評価されるスキルや実績が積みにくい
- 働きやすさに慣れて転職活動が止まりやすい
- 契約途中で辞めると面接でマイナス評価になりやすい
- 短期就業の繰り返しで職歴の一貫性が損なわれる
正社員採用で評価されるスキルや実績が積みにくい
派遣社員として働いた経験は、採用側から正社員ほど高く評価されにくい傾向があります。
派遣の雇用形態自体が「安定性に欠ける」と見なされる場合があるからです。また、未経験OKの一般事務や軽作業の派遣だと、任される業務が限定的で「その仕事から得られる専門性は何か?」を示しにくい側面もあります。
派遣期間が長引くと、同年代の正社員と比べてアピールできる実績が不足し、書類選考で不利になるおそれもあります。派遣で働きながらも、資格取得など自主的なスキルアップを意識することが重要です。
働きやすさに慣れて転職活動が止まりやすい
派遣の働き方は残業が少なく、人間関係も気楽なため、その快適な環境に慣れてしまい、本来の目的だった転職活動が止まってしまうリスクに注意が必要です。
仕事に慣れて毎月の収入も安定すると、「このまま派遣でもいい」と感じてしまうケースは少なくありません。しかし、派遣のままでは年収やキャリアアップには限界があります。
たとえば、一般事務職で比較すると、派遣社員の平均年収がフルタイム換算で約309万円であるのに対し、正社員の平均年収は約466万円と、その差は年間で約160万円にもなります。
大きな差が生まれるのは、正社員には当たり前にある賞与(ボーナス)や定期的な昇給が、派遣社員には原則ないためです。退職金や住宅手当といった福利厚生まで含めると、生涯で受け取る金額の差はさらに大きくなります。
転職の目標を見失わないよう、「毎週〇社に応募する」など具体的な目標を設定し、自分を律しなければなりません。
契約途中で辞めると面接でマイナス評価になりやすい
派遣契約を途中で自己都合退職してしまうと、正社員面接での印象は悪くなります。派遣社員とはいえ一度引き受けた契約を途中放棄するのは、採用担当に「責任感に欠けるのでは?」と思われかねません。
契約期間が残っているのに辞めた場合、履歴書には「一身上の都合により退職」と記すしかなく、短期離職として扱われます。派遣先・派遣元との信頼関係も損ない、次の派遣紹介にも影響するおそれがあります。
派遣先からすれば計画外の人員離脱で迷惑がかかるため、退職理由を問い合わせられる場合もあります。よほどやむを得ない事情がない限り、派遣契約は満了まで全うするのが原則です。そのほうが前述のように「契約満了退職」として堂々と説明でき、職歴にも傷がつきません。
短期就業の繰り返しで職歴の一貫性が損なわれる
派遣を転々とすると、職歴に一貫性がなくなるデメリットもあります。数ヵ月単位で職場が変わる履歴は、採用側に「腰が落ち着かない人」という印象を与えかねません。
派遣先ごとに雇用主(派遣元企業)は同じでも、職務経歴書にはさまざまな企業名や業務内容が並ぶことになります。「なぜ正社員ではなく派遣で複数経験したのか」を面接で質問される可能性が高いでしょう。
その際に一貫したストーリーで説明できないと不利になります。「派遣で色々経験したおかげで軸が定まった」といったポジティブな理由を用意しておく必要があります。派遣期間が長引くほど年齢も上がり、転職市場で不利になる点にも注意です。
20代後半~30代前半ならまだ派遣経験からの正社員転職も可能ですが、ずるずる派遣を続け40代になってしまうと選択肢が狭まります。派遣を活用するなら期間と回数を決め、職歴に筋を通す工夫が求められます。
とりあえず派遣が向いている人の特徴

以上のメリット・デメリットを踏まえると、「とりあえず派遣」を上手に使いこなせるのは以下のようなタイプの人です。
- 明確な期限を決め、週次目標を守って動ける人
- 希望職種に近い業務を選べる人
- 就業中も自己学習を回せる人
- 面接で「目的・期間・学び」を一貫して説明できる人
当てはまるか自己診断してみましょう。
明確な期限を決め、週次目標を守って動ける人
派遣で働きながらでも計画的に転職活動を進められる人が向いています。
具体的には「○月末までに内定を得る」と期限を設定し、毎週の応募件数や学習時間などKPIを守れる人です。自律的に動ける人であれば、派遣の快適さに流されず目標達成に集中できます。
逆に計画なしで派遣をはじめると、ダラダラ働き続け正社員への腰が重くなりがちです。期限と目標を自己管理できるタイプなら、派遣をつなぎにしても転職活動を止めずに済むでしょう。
希望職種に近い業務を選べる人
派遣先の選び方も重要です。将来なりたい職種・業界と関連する業務を選べる人は、派遣経験を転職に活かせます。たとえば「人事職で正社員になりたい」なら、人事アシスタントや総務事務の派遣を選ぶのがおすすめです。
まったく無関係なコールセンターや軽作業の派遣ばかり経験すると、正社員面接で志望職種との関連を問われた際に説明が難しくなります。
派遣を職種経験を積む場として活用できる人こそ、つなぎ期間を有意義にできます。希望職種に近い派遣案件を見極めて応募できる判断力が求められます。
就業中も自己学習を回せる人
派遣で働きつつ並行してスキルアップできる人も向いています。たとえば週末や業後に資格取得の勉強を続け、派遣期間中にMOSや日商簿記3級などを取得するなど、自己研鑽を怠らない姿勢を維持できるタイプです。
派遣就業中はフルタイム勤務で忙しいかもしれませんが、時間を捻出して学習や転職準備に充てられる計画性がある人なら問題ありません。派遣先の研修制度やeラーニングを活用するのもよいでしょう。
すみ大手派遣会社では無料研修やスキルアップ支援が受けられる場合があります。
働きながらでも自分を高める意欲がある人は、派遣期間を有効に使えます。
面接で「目的・期間・学び」を一貫して説明できる人
最後に、派遣でつないだ経緯を一貫したストーリーで語れる人が向いています。正社員の面接で「どうして派遣で働いていたのですか?」と聞かれた際に、タテマエとホンネをうまく織り交ぜて納得感のある回答ができるかが重要です。
たとえば、以下のように伝え方です。
「前職退職後、正社員で事務職に就くため期間を区切って派遣で実務経験を積みました。○ヵ月働く中で◯◯のスキルを習得し、自信がついたので御社を志望しました。」
このように、目的(経験の幅を広げる)、期間(○ヵ月)、得たもの(スキルや適性)を筋道立てて説明できれば評価も上がります。
逆に「なんとなく派遣でつないでいました」では熱意が伝わりません。派遣就業をポジティブに位置づけ、将来の正社員志望と矛盾しない物語を語れる人は、派遣経験をアピールポイントにできます。
派遣・紹介予定派遣・つなぎバイトの比較表


「正社員までのつなぎ」として考えられる働き方には、通常の登録型派遣のほかに、「紹介予定派遣」や「短期バイト」といった選択肢もあります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分に合った方法を見つけることが重要です。違いを比較してみましょう。
| 項目 | 登録型派遣 (一般派遣) | 紹介予定派遣 (正社員前提の派遣) | つなぎバイト (短期アルバイト) |
| 正社員化の可能性 | 基本的に派遣先で正社員登用制度はなし。 よほど派遣先から直接雇用オファーがない限り正社員にはならない。 | 派遣期間終了後、双方合意で直接雇用されるのが前提。 正社員になれる確率が高い。 | 正社員化は前提としない。勤務先でそのまま正社員になるのは極めてまれである。 |
| 就業までのスピード | 登録から就業までがスピーディー。 短期求人も多く、すぐに働き始められる。 | 書類選考・面接があり、時間がかかる。通常の転職活動に近い。 | 応募して即採用も多く、もっとも早く働ける。 |
| 収入と社会保障 | フルタイムなら社会保険に加入できる。ただし賞与や昇給はない。 | 派遣期間中から社会保険に加入。正社員になれば月給制+賞与で収入が安定する。 | 短時間勤務が多く、社会保険の対象外になることもある。 時給も派遣より低い傾向。 |
| 職歴への影響 | 契約満了で辞めれば評価は下がりにくいが、短期を繰り返すと一貫性に欠ける。 | 同じ会社で継続勤務できるため職歴が安定する。試用期間として合理的に説明可能。 | 基本的に職歴には書かないことが多い。ただし空白期間の説明は求められる。 |
こうして見ると、本気で正社員を目指すなら紹介予定派遣が有利であることがわかります。企業側も最初から直接雇用を考えているため、ミスマッチを防ぎながら正社員を目指せます。
一方で、登録型派遣は「とにかく早く働き始めて収入の空白期間をなくしたい」場合に、短期バイトは「転職活動に集中したいが、当面の生活費だけは稼ぎたい」場合に適しています。
あなたの状況に合わせて、最適な手段を選びましょう。
とりあえず派遣の後の4ステップ


派遣でつないでいる間にも、正社員への次の一手を常に考えておきましょう。ここでは、派遣就業後~正社員内定までの代表的なステップをご紹介します。
- 紹介予定派遣に切り替えて正社員決定を前倒しする
- 転職エージェントを併用して応募先を広げる
- 契約満了と入社日の段取りを逆算し有利に交渉する
- “穴”になりそうなスキルや経験を派遣期間中に重点補強する
紹介予定派遣に切り替えて正社員決定を前倒しする
派遣で数ヵ月働いても正社員の内定が出ない場合、紹介予定派遣に切り替えるのも一つの選択肢です。
紹介予定派遣なら、派遣先との相性が良ければそのまま正社員になれるため、通常の転職活動よりスムーズに進みます。企業側もミスマッチを防ぎながら採用できるため、安心して正社員登用しやすいメリットがあります。
もし現在の派遣会社が紹介予定派遣の案件を扱っていないなら、別の派遣会社に登録し直すことも検討しましょう。
関連記事:紹介予定派遣につよいおすすめ派遣会社5社【正社員になりたい人必見】


転職エージェントを併用して応募先を広げる
派遣で働きながらでも、転職エージェントの利用は並行しておこなうべきです。
派遣会社経経由の仕事探しだけでなく、正社員求人専門のエージェントに登録することで、自力では見つけられない非公開求人や、書類・面接対策の支援を受けられます。
特に20~30代前半向けの転職支援サービスは無料で利用でき、書類添削や模擬面接などサポートが手厚いため心強いです。派遣で働いていることを伝えれば、面接日程の調整なども配慮してもらえます。
応募先の幅を広げるためにも、派遣で収入を得つつエージェント経由の転職活動を進める二刀流がおすすめです。
契約満了と入社日の段取りを逆算し有利に交渉する
正社員の内定が出た際は、入社日の調整が重要です。
派遣契約が残っている場合、途中で辞めると今の職場に迷惑がかかり、あなた自身の信用も損ないかねません。内定先には「○月○日以降で入社可能です」と伝え、契約満了まで待ってもらうのが理想です。
そのため、応募の段階から「〇ヶ月後から就業できます」と伝えましょう。多くの企業は1~2ヵ月程度なら待ってくれるケースが多いです。
どうしても契約期間が長く残っている場合は、派遣元の担当者に内定の相談をしてください。派遣会社によっては、契約終了時期を調整できる場合もあります。
いずれにせよ、円満に派遣契約を終えてから新しい会社に入社する段取りを組みましょう。
“穴”になりそうなスキルや経験を派遣期間中に重点補強する
派遣で働く期間は、自分の職務経歴上の弱点を補強するチャンスでもあります。
たとえば事務職で正社員を目指す方なら、派遣就業中にExcelスキルや簿記知識を徹底的に磨くとよいでしょう。派遣先で「Excelマクロに挑戦させてもらう」「経理補助を任せてもらう」など、能動的に経験を積むこともできます。
加えて、資格取得に挑戦するのも効果的です。「派遣期間中に○○の資格を取得しました」といった実績は、面接で前向きな姿勢と努力を示せます。
職務経歴の空白を埋める受け身の姿勢ではなく、派遣期間でここまで成長できたと胸を張って言える成果を一つでも作りましょう。
おすすめ派遣会社3選|選び方と特徴比較
「とりあえず派遣」を成功させるには、派遣会社選びも重要です。派遣会社によって紹介される求人の量や質、サポート体制が異なります。
ここでは短期派遣や紹介予定派遣に強いおすすめ派遣会社3社を選定基準とあわせて紹介します。
派遣会社を選ぶ基準ポイント
派遣会社選びで注目すべきポイントは以下のとおりです。
- 求人数・案件量の多さ:案件が豊富な会社ほど、希望に合う求人が見つかりやすい
- 紹介予定派遣の取り扱い:正社員を目指すなら、紹介予定派遣の実績が多い会社を選びましょう
- 担当者の面談・フォロー品質:登録時のカウンセリングや就業中のフォローが手厚いかどうかも重要です
- 短期案件の充実度:「つなぎ」で働きたい場合は、1~3ヶ月の短期案件が豊富な会社が適しています
上記を踏まえつつ、利用者からの口コミ評判も参考に選びましょう。それでは、おすすめ派遣会社3社の特徴を解説します。
テンプスタッフ
テンプスタッフはパーソルグループが運営する国内最大規模の派遣会社で、特に事務系(オフィスワーク)求人に強みです。2025年10月時点で事務職求人は45,209件と業界トップクラスであり、大手・優良企業の案件も多く取り扱っています。
| 良い口コミ・評判 | 悪い口コミ・評判 |
|---|---|
| 「求人が豊富で自分に合った仕事をすぐ見つけられた」「担当者の対応が親切で安心して働けた」 | 人気案件は応募が集中するため「社内選考が厳しい」 |
スマホで登録2分
アデコ
アデコは、スイス本社のグローバル企業が運営する派遣会社で、外資系企業やオフィスワーク系に強みを持っています。世界60カ国に展開するネットワークとノウハウがあり、日本国内でも1985年の設立以来の老舗です。
特に英語を使う事務やIT系エンジニアなど専門職種の求人も抱えており、紹介予定派遣の取り扱いも豊富です。
実際「事務系求人が多くサポートが充実」「満足度が高い」といった評判がある一方、登録者のスキルに応じて高時給の案件を紹介してくれる傾向もあります。福利厚生もしっかりしているとの声もあり、大手外資ならではの手厚さが魅力です。
| 良い口コミ・評判 | 悪い口コミ・評判 |
|---|---|
| 「大手派遣企業なので、思った以上に待遇、福利厚生等が整っている。 当たり前だが、残業や休日出勤は強制されないし、有給休暇も取りたいときに取れるし、様々な割引サービス等もある。 スキルアップ講座の動画などもある。」 ライトハウス | 「働きがいはありませんでした。営業担当からのケアも特になく、他の派遣と比べると放置気味なのではないかと思います。 時々思い出したように連絡が来ますが、特に深掘りするわけでもなく、3分位で面談が終わったりもしました。営業担当次第で評価も変わるんだなぁと感じました。」 ライトハウス |
スタッフサービス
スタッフサービスは業界最大級の求人数を誇り、「オー人事」のCMでも有名な派遣会社です。短期案件や大量募集案件にも強く、「とにかく早く仕事を決めたい」人に向いていると言えます。
実際、求人数No.1でほぼ全業界を網羅とも言われ、未経験OKの一般事務からコールセンター、製造系まで幅広い求人があります。登録から就業決定までのスピードにも定評があり、即日開始の仕事を見つけやすいです。初心者歓迎の案件も多いため、派遣デビューにも向いています。
| 良い口コミ・評判 | 悪い口コミ・評判 |
|---|---|
| 「総合受付の人は微妙。仕事ができていない感が否めないが、営業担当の方はとても熱心でよかった。他の派遣会社に4つほど登録しているが、ここが1番良い。」 Googleマップ | 「昨日からスタッフサービスで派遣社員として働き始めました。就業決まった途端に連絡がぱたりと途絶えて困っています。」 Yahoo!知恵袋 「どう考えてもブラックだろっていう求人が何件も紹介されました。 ちゃんと見分けないといけない。てかそもそもそんな求人紹介しないでほしい。」 Career Theory|最高の転職を実現するメディア |
以上、3社を紹介しましたが、いずれも大手で安心感があります。紹介予定派遣を狙うならテンプスタッフやアデコ、短期ですぐ稼ぎたいならスタッフサービスといったように、自分の目的に合った会社を選んでみてください。
転職までとりあえず派遣はあり?に関するよくある質問
最後によくある疑問にQ&A形式でお答えします。先に結論がこちらです。


Q1. 在職中(派遣就業中)に面接へ行っても大丈夫?
派遣で働きながらでも転職の面接に行くことは可能です。
ただし、事前のスケジュール調整が重要になります。多くの企業は面接を平日の昼間におこなうため、有給休暇や半休を取得して対応しましょう。最近はオンライン面接も増えているので、昼休みや就業後に自宅から受けるのも一つの手です。
Q2. 派遣の契約途中で辞めてもいい?契約満了との違いは?
基本的には、契約満了まで働くことを強くおすすめします。
契約期間の途中で自己都合で辞めてしまうと、職歴上も途中で投げ出す人というマイナスな印象になりかねません。一方で、契約期間をしっかり勤め上げる「契約満了」であれば、円満な退職として扱われるため、評価が下がることはありません。
どうしてもやむを得ない場合は、まず派遣元の担当者に相談しましょう。
基本は「契約満了=OK/途中退職=NG」と覚えておくのが無難です。
Q3. 派遣でも社会保険や有給休暇は適用されますか?
派遣社員も一定の条件を満たせば、社会保険に加入でき、有給休暇も付与されます。
社会保険(健康保険・厚生年金など)は、週20時間以上かつ31日以上の雇用が見込まれる場合に加入義務があります。また、有給休暇も同じ派遣会社で6ヶ月継続して勤務すれば、正社員と同じように付与されます。
社会保障の面では、派遣でも正社員とほぼ同等なので安心してください。
Q4. 履歴書・職務経歴書はどう書けばいい?派遣元と派遣先の表記は?
履歴書の職歴欄には、雇用主である「派遣元」の会社名を書き、「(派遣社員)」と明記しましょう。退職理由は「契約期間満了につき退職」と記載するのが一般的です。
実際に働いた「派遣先」の企業名や詳しい業務内容は、職務経歴書に書きます。履歴書と職務経歴書で、情報を整理して記載するのがポイントです。
Q5. 派遣から正社員化は現実的に可能ですか?
可能ですが、どのルートを選ぶかによります。
もっとも現実的なのは、「紹介予定派遣」を利用する方法です。なぜなら、最初から正社員になることを前提とした制度なので、正社員になれる確率が格段に上がります。
一方、通常の派遣からその会社の正社員に登用されるケースは、残念ながらレアケースです。確実性を求めるなら、初めから正社員求人に応募するか、紹介予定派遣を狙うのが賢明と言えるでしょう。
まとめ
「転職までとりあえず派遣」は、上手に活用すれば、収入の不安を解消しつつキャリアもつなげられる有効な選択肢です。
短期で辞めても契約満了なら職歴に傷は付かず、ブランク期間をつくらないメリットは大きいです。一方で、ダラダラ続けてしまうリスクもあるため、明確な期限と目標設定のもと計画的に動くことが重要です。
正社員への最短ルートを目指すなら、紹介予定派遣の活用や転職エージェントの併用も視野に入れましょう。紹介予定派遣ならミスマッチなく正社員になれるチャンスがあり、転職エージェントで応募先を広げれば、さらに内定の可能性は高まります。
あなたの将来設計に「派遣」という選択肢を上手に組み込み、最短距離で納得のいく転職を実現しましょう!

