「紹介予定派遣を使いたいけれど、どの派遣会社に登録すればいいのかわからない」と悩んでいませんか。
派遣会社は数が多く、どこも「求人多数」と書いているので、違いが見えにくいですよね。
実は、紹介予定派遣の求人数は会社によって7倍以上の差があります。私が2026年9月に大手5社の求人検索で数えたところ、最多は4,779件、最少は633件でした。
この記事では、5社の求人数の比較と、求人票100件を調べてわかった選び方、紹介予定派遣から正社員になった私の体験をまとめます。
- 求人数で選ぶならパーソルテンプスタッフ(4,779件)
- 紹介予定派遣の割合が高いのはパソナとアデコ(約14%)
- 私が正社員になれたのはマンパワーグループ経由
- 会社より先に求人を見て、その求人を持つ会社に登録する
- マンパワーグループ:紹介予定派遣で働き、契約社員を経て正社員になった
- パーソルテンプスタッフ・パソナ・アデコ・スタッフサービス:登録のみ
働いていない4社については、体験ではなく、自分で数えた求人数と求人票の調査をもとに書いています。
紹介予定派遣におすすめの派遣会社5社を求人数で比較
5社の紹介予定派遣の求人数を比べました。結論からお伝えすると、求人数が最も多いのはパーソルテンプスタッフで、紹介予定派遣の割合が高いのはパソナとアデコです。

全体の求人数と、紹介予定派遣が占める割合は次の表のとおりです。
| 派遣会社 | 紹介予定派遣 | 全体の求人 | 割合 | 私との関わり |
|---|---|---|---|---|
| パーソルテンプスタッフ | 4,779件 | 67,509件 | 7.1% | 登録のみ |
| パソナ | 3,016件 | 21,092件 | 14.3% | 登録のみ |
| アデコ | 2,559件 | 17,948件 | 14.3% | 登録のみ |
| スタッフサービス | 1,721件 | 41,181件 | 4.2% | 登録のみ |
| マンパワーグループ | 633件 | 11,960件 | 5.3% | 紹介予定派遣で働いた |
- 2026年9月17日に、各社の求人検索ページで数えた件数です
- スタッフサービスは事務系サイト「オー人事.net」の件数で、製造やITなどグループの他サイトは含みません
- アデコは8つの地域の件数を合計しています
求人数は「選べる求人の多さ」、割合は「その会社が紹介予定派遣にどれだけ力を入れているか」の目安になります。件数は日々変わるため、登録の前に各社の検索ページで最新の数を確かめておくと安心です。
紹介予定派遣におすすめの派遣会社5社の特徴
ここからは、5社それぞれの特徴を見ていきます。順番は紹介予定派遣の求人数が多い順で、5番目に私が実際に働いたマンパワーグループを置きました。
- パーソルテンプスタッフ:求人数が最多で未経験可も多い
- パソナ:求人の7件に1件が紹介予定派遣
- アデコ:関東と関西に求人が集まる
- スタッフサービス:事務の求人から探せる
- マンパワーグループ:私が正社員になれた会社
住んでいる地域と希望の職種に合う会社から、順に求人を見てみましょう。
1. パーソルテンプスタッフ|求人数が5社で最多
紹介予定派遣の求人は4,779件で、5社の中で最も多い会社です。求人の数が多いほど、勤務地や職種の条件を絞っても候補が残りやすくなります。
私はこの会社の紹介予定派遣の求人票を100件調べました。結果は次のとおりです。
- 直接雇用後が正社員の求人は77件、契約社員は23件
- 派遣期間中の時給の中央値は1,500円
- 「未経験OK」などの表記がある求人は75件
- 職種は一般事務・OA事務が43件で最多
未経験から事務職を目指す方にとって、選択肢を最も広く持てる会社といえます。一方で、求人が多いぶん条件の差も大きいため、求人票の「直接雇用後の条件」を1件ずつ確かめることが大切です。
スマホで登録2分
口コミと登録の流れは、パーソルテンプスタッフの評判をまとめた記事で紹介しています。
2. パソナ|求人の7件に1件が紹介予定派遣
パソナの求人は全体で21,092件、そのうち紹介予定派遣が3,016件でした。割合にすると14.3%で、パーソルテンプスタッフの7.1%と比べて約2倍の高さです。
割合が高い会社では、求人検索で紹介予定派遣の案件に行き当たりやすくなります。そのため、最初から直接雇用を前提に探したい方に向いています。
求人はパソナJOBサーチで検索できます。会社の評判は、パソナグループの評判をまとめた記事が参考になります。
3. アデコ|関東と関西に求人が集まる
アデコは、地域ごとに求人を数えました。紹介予定派遣2,559件のうち、関東が1,570件、関西が504件で、この2つの地域で全体の約8割を占めます。
| 地域 | 紹介予定派遣の求人数 |
|---|---|
| 関東 | 1,570件 |
| 関西 | 504件 |
| 東海 | 157件 |
| 東北 | 94件 |
| 中国・四国 | 81件 |
| 北信越 | 71件 |
| 九州 | 50件 |
| 北海道 | 32件 |
首都圏か関西で探す方には候補が多い一方で、北海道や九州では選べる数が限られます。地方で探す場合は、ほかの会社とあわせて登録し、求人を見比べましょう。
求人はアデコの公式サイトで検索できます。事務職を目指す方に向けて、アデコの評判をまとめた記事も用意しています。
4. スタッフサービス|事務の求人から探せる
スタッフサービスは、事務系の求人サイト「オー人事.net」で数えました。全体41,181件のうち、紹介予定派遣は1,721件(4.2%)です。
紹介予定派遣の割合は5社で最も低いものの、同じサイトに無期雇用派遣の求人が14,196件あります。無期雇用派遣は、派遣会社に期間の定めなく雇われたまま派遣先で働く形で、この中に「ミラエール」の求人が含まれます。
直接雇用にこだわらず、まず事務の経験を積みたい方は、紹介予定派遣と無期雇用派遣の両方を見比べると選びやすくなります。
求人はオー人事.netで検索できます。あわせて、スタッフサービスの評判とミラエールの実態も確認しておきましょう。
5. マンパワーグループ|私が正社員になれた会社
すみ私は評判で派遣会社を選んでいません。
先に求人を見て「これはよさそう」と思った求人を持っていたのが、マンパワーグループでした。
求人数は633件で、5社の中では最も少ない会社です。それでも私は、この会社の紹介予定派遣で大手企業の事務の仕事に就き、契約社員を経て正社員になりました。
当時の流れは次のとおりです。
- 求人を見つけて、マンパワーグループに登録した
- 「職場見学」という名前の場に行くと、中身は面接だった
- 派遣期間のあと、直接雇用で提示されたのは契約社員だった
- 社内選考(面接のみ)を受けて、2020年ごろに正社員になった
求人数が少ない会社でも、自分に合う1件があれば十分です。そのため、会社の規模だけで候補から外さず、求人の中身を見て判断しましょう。
求人はマンパワーグループのJOBNETで検索できます。口コミと私の体験の詳細は、マンパワーグループの評判をまとめた記事に書きました。
求人票100件でわかった派遣会社選びの3つの注意点
派遣会社を決める前に、求人票のどこを見るかを知っておきましょう。私がパーソルテンプスタッフの紹介予定派遣の求人票100件を調べたところ、応募の前に確かめたい点が3つ見つかりました。
- 4件に1件は直接雇用後が契約社員
- 直接雇用後の年収は中央値341万円
- 正社員登用制度の記載は100件中8件
1社の求人だけを調べた結果ですが、ほかの会社の求人票を見るときにも同じ見方が使えます。
1. 4件に1件は直接雇用後が契約社員
100件のうち、直接雇用後の雇用形態が正社員だったのは77件、契約社員は23件でした。「紹介予定派遣なら正社員になれる」と考えて応募すると、約4件に1件で想定と違う結果になります。
私自身も、直接雇用で提示されたのは契約社員でした。雇用形態は求人票の「直接雇用後の条件」に書かれているため、応募の前に必ず目を通しておきましょう。
2. 直接雇用後の年収は中央値341万円
年収の記載があった78件を見ると、中央値は341万円で、最低は240万円、最高は650万円でした。一方、派遣期間中の時給の中央値は1,500円です。
| 比べる項目 | 金額 |
|---|---|
| 派遣期間中(時給1,500円・1日8時間・月20日) | 月24万円/年288万円 |
| 直接雇用後の年収(中央値) | 341万円 |
| 直接雇用後の年収(最低) | 240万円 |
たとえば直接雇用後の年収が240万円の求人では、派遣期間中より収入が下がる計算です。時給だけで選ばず、直接雇用後の年収と並べて比べることが大切です。
3. 正社員登用制度の記載は100件中8件
「正社員登用制度あり」と書かれていた求人は8件で、そのうち4件は直接雇用後が契約社員の求人でした。契約社員で入る求人23件のうち、登用制度の記載があったのは4件にとどまります。
記載がない求人では、契約社員からその先に進めるかどうかが求人票だけではわかりません。面接や職場見学の場で「契約社員から正社員になった人はいますか」と実績をたずねておくと、入社後の見通しが立てやすくなります。
派遣会社は求人から選ぶと早く決まる
派遣会社選びで迷ったときは、会社を比べるより先に求人を見るほうが早く決まります。実際に働く場所は派遣先の企業で、同じ求人をほかの派遣会社が持っているとは限らないためです。
私がとった方法を手順にすると、次のようになります。
- 各社の求人検索で「紹介予定派遣」に絞る
- 勤務地と職種を入れて求人を見る
- 求人票の「直接雇用後の条件」で雇用形態と年収を確かめる
- 気になる求人を持っている会社に登録する



当時の私は、派遣会社の評判を調べていませんでした。
今ふり返っても、求人から選んだことに満足しています。
なお、登録は無料で、複数の会社に登録しても問題はありません。求人数の多い会社と、気になる求人を持つ会社をあわせて2〜3社登録しておくと、比べながら進められます。
紹介予定派遣の派遣会社選びでよくある質問
派遣会社は何社に登録すればいいですか?
2〜3社が目安です。求人は会社ごとに違うため、1社だけでは見られる求人が限られます。
多すぎると連絡の管理が大変になるので、求人数の多い会社から始めるとよいでしょう。
登録や紹介にお金はかかりますか?
かかりません。派遣会社は派遣先の企業から料金を受け取る仕組みで、働く人が登録料や紹介料を払う必要はないので安心です。
未経験でも紹介予定派遣の求人に応募できますか?
応募できます。私が調べた求人票100件では、75件に「未経験OK」などの表記がありました。
職種は一般事務・OA事務が43件で最も多く、未経験から事務職を目指す方にも選択肢があります。
紹介予定派遣なら必ず正社員になれますか?
必ずではありません。厚生労働省の集計(令和6年度)では、紹介予定派遣で働いた人のうち直接雇用に至ったのは54.4%でした。
エン株式会社の調査(2026年)では、正社員として雇用された人は29%です。数字の読み方と対策は、紹介予定派遣で正社員になれる確率の記事で解説しています。
地方でも紹介予定派遣の求人はありますか?
求人はありますが、数は都市部に偏ります。アデコの場合、関東1,570件に対して北海道は32件、九州は50件でした。
地方で探す方は、複数の会社の検索ページで自分の地域の件数を確かめてから、登録先を決めましょう。
まとめ|求人数と求人票の中身で派遣会社を選ぼう
紹介予定派遣の求人数は、会社によって7倍以上の差があります。最後に、この記事の要点をまとめます。
- 求人数で選ぶならパーソルテンプスタッフ(4,779件)
- 紹介予定派遣の割合で選ぶならパソナとアデコ(約14%)
- 求人票では直接雇用後の雇用形態と年収を確かめる
- 会社より先に求人を見て、その求人を持つ会社に登録する
派遣会社は、正社員になるための入り口にすぎません。求人数の多い会社の検索ページで、自分の地域と職種の求人を見てみましょう。
スマホで登録2分


