正社員から派遣は「逃げ」じゃない!元保育士が語る戦略的選択と5つのメリット

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こんな人におすすめ
  • 正社員から派遣って、やっぱり「逃げ」なのかな?
  • 年収も下がるし、キャリアが終わっちゃう気がする。

結論から言うと、正社員から派遣への転職は「逃げ」ではありません。自分を守り、人生を豊かにするための戦略的選択です。

理由はシンプルで、働き方は「目的」じゃなくて、幸せに生きるための「手段」に過ぎないからです。私も元保育士として正社員の激務に疲れ、自分の意志で派遣を選びました。

この記事では、派遣のメリットやリスク、年収のリアルな実態を解説します。

  • 30代・元保育士。
  • ブラックな労働環境だった保育園から、派遣社員を経てホワイト企業の金融系OLへ転職。
  • 自身のキャリアチェンジの経験を活かし、特に「紹介予定派遣」を活用した転職方法を中心に、保育士の仕事やキャリアに悩む方へ向けて情報を発信しています。

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この記事の結論

忙しい人のために、まずは結論からお伝えします。

  • 結論
    正社員から派遣への転向は「戦略的選択」であり、合理的なキャリア判断。
  • メリット
    責任からの解放、サービス残業ゼロ、未経験職種への挑戦が可能。
  • 賃金トレンド
    2025年の派遣平均時給は1,700円超え。34ヵ月連続上昇中で「安月給」は過去の話。
  • リスクと対策
    「3年ルール」は部署異動や無期雇用で回避可能。住宅ローンもフラット35なら審査通過の実績多数。
  • 解決策
    「紹介予定派遣」を活用し、将来的に正社員へ戻る道をつくる。

まずは、ポジウィルキャリアなどでプロに相談し、キャリアの方向性を定めてから動き出してください。

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目次

正社員から派遣を選ぶのは、逃げなの?

正社員から派遣を選ぶのは逃げなのかについて考察します。私の結論とデータの実態は以下となります。

  • 「逃げ」ではなく、よりよい人生のための戦略的選択
  • データで見る実態|派遣社員の8割以上は正社員経験者

「逃げ」ではなく、よりよい人生のための戦略的選択

「逃げ」ではなく、よりよい人生を送るための戦略的選択と考えましょう。自分の価値観に合わせて働き方を選ぶ自由があるからです。

心身を犠牲にする働き方が正解とは限りません。「安定」よりも「時間」や「健康」を優先することは、立派なキャリアの選択です。

データで見る実態|派遣社員の8割以上は正社員経験者

「派遣=正社員になれなかった人」というイメージは、もう古いです。日本人材派遣協会の最新調査(2025年版)では、派遣社員の8割以上が「正社員経験がある」という結果が出ています。

上記データ結果を表にまとめました。

▼派遣社員のWEBアンケート調査結果(2025年)

調査項目結果ポイント
正社員経験83.9%派遣社員の8割以上が正社員としての経験あり
現在の満足度52.7%過半数が現在の就業先に「満足」している
派遣を選んだ理由ライフスタイル重視「勤務時間」「勤務地」など自分の都合を優先
一般社団法人日本人材派遣協会「派遣社員WEBアンケート調査結果(2025年度)」

このデータからわかるのは、彼らは正社員を知らないのではありません。正社員の働き方を経験した上で、「時間」や「精神的なゆとり」を優先するために、あえて派遣を選んでいるのです。

とはいえ、キャリアの重要な時期である20代で派遣を選ぶことに対して、「もったいない」「将来が不安」と感じる方もいるかもしれません。

以下の記事では、20代で派遣を選ぶ具体的なメリット・デメリットや、後悔しないための判断基準について詳しく解説しています。

ここが変わる!正社員から派遣になる5つのメリット

  • 「派遣って、給料が減るし不安定だし、良いことないんじゃない…?」
  • 「正社員を捨てるなんて、もったいない…」

そんな不安があるかもしれません。

でも、実際に働いてみると、失うもの以上に得られるもの(メリット)」が大きかったです。

私が実際に感じたメリットは、下記のようなイメージ。

  • 精神的負担が激減する
  • サービス残業ゼロ・働いた分だけ1分単位で給料が出る
  • 異動・転勤なしで「働く場所」と「業務範囲」を自分で選べる
  • 自分の時間が増え、副業や趣味、資格取得に没頭できる
  • 未経験職種(事務・IT等)へのキャリアチェンジが容易になる

それぞれ詳しく解説します。

精神的負担が激減する

精神的負担が激減することが最大のメリットです。業務範囲が契約で決まっているため、過度な責任を負いません。

部下のミスをカバーしたり、会社全体の業績にプレッシャーを感じたりする場面から離れられます。

また、飲み会の強制参加や派閥争いとも無縁です。

上記のように、派遣を選ぶことで精神的な負担を軽減できます。

サービス残業ゼロ・働いた分だけ1分単位で給料が出る

派遣は完全時給制であるため、サービス残業ゼロ・働いた分だけ1分単位で給料が出ます。忙しくて残業した場合でも、1分単位で残業代が支払われます。タダ働きは一切ありません。

ちなみに2025年6月時点の調査では、三大都市圏の派遣平均時給は1,704円を記録しました。これは34ヵ月連続の上昇トレンドです。

すみ

「派遣=安月給」というイメージは過去のものになりつつあり、効率よく稼げる環境が整っています。

【あわせて読みたい】「つながらない権利」という言葉に、涙が出そうになった。

異動・転勤なしで「働く場所」と「業務範囲」を自分で選べる

異動・転勤なしで、働く場所と業務範囲を自分で選べます。会社都合の転勤や配属リスクがありません。

「実家の近く」、「満員電車に乗らないエリア」など、希望条件で探せます。

派遣を選ぶことで、住む場所を自分で決める安心感を得られます。

自分の時間が増え、副業や趣味、資格取得に没頭できる

自分の時間が増え、副業や趣味、資格取得に没頭できます。基本的には定時退社が可能です。

空いた時間で副業をして収入を補う人もいます。私は派遣期間中にMOS資格を取得しました。事務職としてのスキルアップも可能です。

未経験職種(事務・IT等)へのキャリアチェンジが容易になる

未経験職種へのキャリアチェンジが容易になります。理由は、派遣は採用ハードルが比較的低いからです。

正社員では難しい職種でも、派遣なら挑戦可能です。まずは派遣で実務経験を積みます。これを実績として正社員を目指すのも賢い戦略です。

【あわせて読みたい】私には、武器なんてないと思っていた。

【後悔しないために】事前に知っておくべきデメリットとリスク

メリットがある反面もちろん、デメリットもあります。ここを知らずに辞めると後悔するので、しっかり解説します。

主なデメリットは下記のとおりです。

  • ボーナスなしで年収は下がる可能性がある
  • 「3年ルール」と契約更新の不安がある
  • 社会的信用が変化する

ボーナスなしで年収は下がる可能性がある

年収のリアルとして、ボーナスなしで年収は下がる可能性があります。月々の手取りは増えても、ボーナスがないためです。

祝日が多い月は稼働日が減り、給料も減ります。月給ではなく「時給×稼働日」で生活費を計算してください。

ちなみに、退職金についても「時給に6%程度上乗せ」して前払いされるケースが一般的です。目先の時給が高く見えても、それが「退職金込み」の金額であることは理解しておきましょう。

ただし、2020年の法改正により、派遣社員にも交通費の支給が義務化されています。「時給+交通費別途支給」の求人を選べば、手取りを増やすことが可能です。

「3年ルール」と契約更新の不安がある

雇用の不安定さとして、「3年ルール」があります。これは同じ部署で働けるのは原則3年までというルールです。

しかし、これには回避策があります。

解決策内容
部署異動同じ会社でも「課」を変えれば期間はリセットされ、また3年働けます。
無期雇用派遣派遣会社と無期契約を結べば、そもそも3年ルールの対象外になります。

仕組みを正しく知れば、過度に恐れる必要はありません。

社会的信用が変化する

社会的信用の変化も無視できません。住宅ローン審査などでは正社員より厳しく見られます。しかし、派遣だと家が買えないわけではありません。

国土交通省の調査では、約6割の金融機関が派遣社員への融資を検討すると回答しています。特にフラット35は雇用形態より返済比率を重視するため、派遣社員の強い味方です。

住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して提供する、最長35年の全期間固定金利が特徴の住宅ローンです。借入時に返済終了までの金利と返済額が確定するため、長期的なライフプランが立てやすく、保証料や保証人が不要な点もメリットです。子育て世帯や省エネ・耐震性の高い住宅取得者向けに金利が引き下げられる優遇制度(フラット35Sなど)もあります。

参考:フラット35

また、産休・育休についても、2022年の法改正で「入社1年以上」の要件が事実上撤廃されました。派遣社員でも要件を満たせば、正社員と同様に産休・育休を取得し、給付金を受け取れます。

【あわせて読みたい】派遣更新されない予兆とは?「もういらない」のサインと契約終了前の対策

【判断基準】正社員から派遣への転向が「向いている人・向いていない人」

結局、私には向いてるのかな…?

あなたのタイプに合わせて、表にまとめてみました。参考にしてみてください。

タイプ特徴
向いている人・心身の健康を取り戻したい
・副業や資格取得に集中したい
・仕事をライスワークと割り切れる
向いていない人・環境の変化が苦手
・世間体や肩書きを気にする
・同じ場所で長く安定して働きたい

自分の価値観と照らし合わせてみましょう。

【実体験】私は保育士(正社員)を辞めて派遣を選びました

なぜ、私が安定した正社員を捨ててまで派遣を選んだのか、その「本当の理由」を正直にお話しします。

当時の状況は下記のとおり。

  • 手取り13万円台
  • サービス残業は月40時間以上
  • 子どもの命をあずかる責任の重さ
  • 複雑な人間関係

正直、心が限界を迎えていました。

「自分を守りたい」

そう思い、派遣の事務職へ転職しました。

すみ

結果、定時退社で土日も休めるようになり、人間らしい生活を取り戻せたのです。

【あわせて読みたい】私たちが「正社員」を降りた、それぞれの理由。

一度派遣になると正社員には戻れない?正社員への戻り方

ここでは派遣になった後に正社員に戻れるかについて解説します。

派遣から正社員への戻り方
  • 「派遣=一生非正規」は誤解
  • キャリアを途切れさせない「紹介予定派遣」の活用
  • 【実例】派遣から正社員に戻った私の「年収・待遇」

「派遣=一生非正規」は誤解

「派遣=一生非正規」は誤解です。派遣期間中にスキルを身につければ正社員に戻れます。

ただの作業員にならず、Excelなどの専門スキルを習得しましょう。

すみ

実務経験があれば、30代や40代でも正社員復帰は可能です。

キャリアを途切れさせない「紹介予定派遣」の活用

キャリアを途切れさせないために、「紹介予定派遣」を活用しましょう。紹介予定派遣とは、最長6ヵ月派遣として働き、合意すれば直接雇用される制度です。

  • 入社後のミスマッチを防げる
  • 紹介予定派遣からの直接雇用率は約5割

正社員への復帰ルートとして有効です。

【あわせて読みたい】紹介予定派遣制度を使って正社員になるための完全ロードマップ【年収200万保育士・事務未経験でもなれた】

【実例】派遣から正社員に戻った私の「年収・待遇」

参考までに、派遣から正社員に戻った私の「年収・待遇」の違いを公開します。

項目①正社員(保育士)②派遣社員(事務)③現在(正社員)
年収約200万円台約300万円約500万円
残業サービス残業あり月10時間以内適度(フレックス有)
休日土日も仕事完全土日祝休み完全週休2日
状態ストレス限界スキル習得期間安定・充実
すみ

上記のように、派遣から一気に年収が上がりました。もちろん、転職して正社員になった業種によって年収に違いは出てきます。

ただし、派遣社員の時にスキルを磨いたおかげで、保育士のときとは異なる異業種に転職できました。

派遣期間は決して「空白」ではなく、私にとって必要な「助走期間」でした。

失敗しないために|退職前に準備すべき3つのステップ

失敗しないために、退職前に準備すべき3つのステップは以下のとおりです。

STEP

毎月の固定費を見直し、生活防衛資金(損益分岐点)を把握する

まずは、感情ではなく「数字」で安心感を得ましょう。

家賃、スマホ代、保険、サブスクなどを見直し、「最低いくらあれば毎月赤字にならないか(損益分岐点)」を算出してください。

ここが曖昧なまま派遣になると、「毎月貯金が減っていく恐怖」に押しつぶされてしまいます。

具体例
  • 家賃:7万円
  • 光熱費・通信費:2万円
  • 食費(最低限):5万円
  • 合計:14万円あれば生きていける

この数字さえ把握していれば、「時給〇〇円で、週〇日働けばOK」という具体的な目標が見えてきます。

STEP

自分のスキルで時給いくらになるか?市場価値を確認する

次に、実際の「自分の値段」を確認します。

ニュースで「派遣の平均時給は1,700円」と言われていても、あなたの住むエリアやスキルでその金額が出るとは限りません。

「テンプスタッフ」などの大手派遣会社の求人サイトで、実際に検索してみてください。

ポイント
  • 検索条件:自分の住むエリア × 希望職種(事務など)
  • チェック点:時給相場はいくらか?求人数は十分あるか?

もし「時給1,600円」が相場なら、1,600円 × 1日8時間 × 20日 = 月収25.6万円 です。

この金額が、ステップ1で計算した「生活費」を上回っているか、必ずシミュレーションしておきましょう。

STEP

迷いがあるなら「キャリアのプロ」に相談して選択肢を増やす

そして最後に、これが一番重要です。

もし少しでも「本当に派遣でいいのか?」「将来どう生きたいのか?」と迷いがあるなら、求人に応募する前にプロに相談してください。

派遣会社はあくまで「仕事を紹介する場所」ですが、ポジウィルキャリアのようなキャリアコーチングは、「あなたの生き方を整理する場所」です。

求人を紹介されないからこそ、フラットな目線で「今のあなたにとって、派遣がベストな選択なのか?」を一緒に考えてくれます。

  • 今の辛い状況から逃げたいだけではないか?
  • 派遣になった後のキャリアプランはどうするか?
  • 実は「派遣」以外に、もっと自分に合う選択肢があるのでは?

これらをプロと壁打ちすることで、なんとなく派遣ではなく、納得して選んだ道に進むことができます。

初回は無料でカウンセリングができるので、モヤモヤを整理するためだけに使ってみるのも賢い選択ですよ。

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まとめ|その選択は「逃げ」ではない

正社員から派遣への転向は「逃げ」ではありません。自分を守り、人生の主導権を取り戻すための戦略的選択です。

周りの声や世間体は、あなたの人生に責任をもちません。あなたを守れるのは、あなた自身の決断だけです。

あの時、私がプライドを捨てて派遣を選ばなければ、今の「平日の午後3時に歯医者に行ける自由」や「安定した正社員生活」は手に入りませんでした

まずは自分の市場価値を知りましょう。

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