【実態】契約社員はなってはいけない?やばい理由や向いていない人の特徴とは

こんな人におすすめ!
  • 契約社員になっていはいけない理由が知りたい
  • 契約社員で働くのが向いている人はいるの?
  • 契約社員はデメリットしかないの真相は?

たしかに日本では雇用形態が重要視されてきたので、契約社員の悪い印象が先行していますよね。

中には「なるとやばい」、「後悔する」と聞いて契約社員の道を断念した人もいるかもしれません。

結論、契約社員で働くのが向いている人はいます。

ただし「契約社員の働き方が向いていない人」もいますので、その方は「他の選択肢」がおすすめです。

すみ
すみ

派遣社員➡︎契約社員➡︎正社員になったすみが解説します。

関連記事:紹介予定派遣はやめたほうがいい?紹介予定派遣で失敗した私の体験談!

  

【契約社員はやめとけ・なってはいけない】契約社員と正社員の違い

契約社員と正社員の違い

契約社員と正社員には、4つの違いがあります。

雇用形態では、契約社員は期間限定である一方、正社員は無期限雇用です。

業務内容については、契約社員は限定的な範囲である一方、正社員は制限がありません。

給与面では、契約社員はボーナスなどが対象外となる可能性がありますが、正社員は全ての給与項目が支給対象です。

また、福利厚生においても、契約社員は一部適用外となる可能性がある一方、正社員は全ての制度を利用できます。

契約社員はやめとけ、なってはいけないと言われる理由

生活に不安を感じる

契約社員は正社員と比べ、不景気の際に解雇されやすいデメリットがあります。

契約期間が終了後、契約更新がなければ解雇されてしまいます。

この契約更新しないことは「雇い止め」と言います。

すみ
すみ

雇用契約する時点で契約更新の有無は確認することができますよ。

契約書に「契約更新しない」と記載されていた場合は、期間満了後は更新されません。

クビになる可能性が高い

景気が悪くなると業績が悪化しコスト削減を企業は実行します。

その際、人件費削減のため、非正規雇用の契約社員などは、正社員より前にリストラ対象になってしまいます。

結婚しづらい

結婚相手が求める条件を調査したところ、既婚者、未婚者両方で「経済力」がダントツの1位との結果になっています。

結婚相手に求める3条件
PRTIMES

上記結果は生活できる経済力がないと、幸福な結婚生活が送れないと考える人が大半を占める裏付けです。

実際に正社員と契約社員の年収差は明らかです。

正社員は歳を重ねるとともに上昇傾向です。

正社員、契約社員の賃金格差
厚生労働省

その一方で非正規雇用の層は、横ばいであるのがわかるでしょう。

すみ
すみ

契約社員など非正規雇用ではたらいていると、正社員との年収差によって「いい人だけど結婚は…」と判断されてしまいかねません。

正社員と比べ給与、ボーナスが少ない

正社員と比較契約社員
低い54.1%
同じ11.0%
高い2.4%
わからない13.9%
比較できる正社員がいない18.3%
正社員との賃金比較

参考:厚生労働省「契約社員に関する実態調査」

厚生労働省の調査結果によると、正社員と比較して給料が低いと約54.1%が答えています。

この結果は、「契約社員は正社員より年収が少ない」ことを証明しています。

また、ボーナスが出ない企業が一般的なので、給料は高かったとしても、手取り金額で大きな賃金差が生じてしまうでしょう。

 

世間体がわるい

非正規雇用は社会的信用度が低い雇用形態です。

契約社員は有期労働契約になるため、年収が今後も同じように続くかわからないからです。

実際に住宅ローン審査が評価されづらい職業に非正規雇用が挙げられています。

すみ
すみ

将来的にマイホームを考えている人は知っておかなければならないデメリットの1つですよ。 

待遇が見合わないから

前項でお伝えしたとおり、契約社員は正社員との収入に差が生じています。

収入以外にも、

  • 基本的に昇給がない
  • 退職金が契約社員には出ない

など待遇の違いが生じます。

すみ
すみ

契約社員として働いていたとき一番ショックだったのは、ボーナスがほとんど出ないことですね。

正社員の同僚の話を聞くと、がっくし…

同じように働いているのに…と思ったことを思い出します。

ただし、2020年に「同一労働同一賃金」という法律が施行され正社員と契約社員の待遇格差を是正する施作が行われています。

非正規雇用の賃金格差は、社会的な問題として認知されています。

ですので徐々に変化は生じています。

将来性がないから

契約社員を雇用する理由は、人手不足や人件費の削減です。

企業としては「つなぎ」で雇用している認識の場所も少なくありません。

たしかに将来性を悲観する声がある声はありますが、すべての企業が「つなぎ」で契約社員を雇っているわけではないです。

すみ
すみ

私の場合、紹介予定派遣から契約社員として直接雇用になった私は企業の人事の方から、

「すみさん頑張ってるね!ウチは正社員登用制度があるから、条件を満たしたら絶対受けてね。期待してるから。」

と声をかけていただき、無事に正社員になれています。

「契約社員になる=キャリアプランが描けない」ではないことは知っておきましょう。

30代以降の転職がきびしい

契約社員で働いている場合、転職時に有利な経歴とみなされないケースが多いのが実態です。

転職の際、面接官から

「なぜ正社員で働いてこなかったのですか?」

と質問される可能性も0ではありません。

特に30代以降の転職活動では、経験が問われることが多いので、「自分がやってきたこと」をしっかり述べられるようにしておくことが重要です。

すみ
すみ

ただし重要なのは、雇用形態ではなく「何をやってきたか」です。

契約社員からの転職活動するのであれば、自分のやってきたことに自信を持ち、話せるよう準備しておきましょう。

【契約社員はやめとけ・なってはいけない】向いていない人の特徴

将来は安定した仕事に就きたい

安定を求めて行動している人は、正社員雇用を前提とした転職活動の方が適しています。

契約社員は5年ルールが設けられており、最長で5年で雇用契約を継続するか判断されるからです。

契約社員=有期雇用契約

期間の定めがある

正社員=無期雇用契約

原則、定年まで働ける

すみ
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契約社員で働くと、5年ごとに転職するのは大変ですよね。

年数を重ねるにつれ、スキルがないと採用されづらくなってしまいます。

安定を目指すなら、正社員登用してくれる企業への就職活動を続けましょう。

ローンを組みたい

契約社員はいつかは有期雇用契約ですので、いつかは契約を切られる恐れがあります。

ローンを貸す側の心理は、「数年後は返済が滞るかもしれない」と疑問をもちますよね。

すみ
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そのため正社員で働いている会社員より、ローンは組んでもらえない可能性があります。

目的なく契約社員になろうとしている

  • 契約社員として、希望していた職業に就けた
  • (契約社員として)この会社でスキルや経験を積み、ゆくゆくは正社員を目指す人材になる

上記のように目的があり、あえて契約社員を選択している人もいます。

すみ
すみ

もし目的なく、「なんとなく契約社員」で働いていると危険ですよ。

契約社員として働いている会社でも評価されず、雇用契約は終了。さらに次の仕事を探すにも、スキルや経験の蓄積は浅く転職活動は難航する

上記のような恐れがあるからです。

【契約社員はやめとけ、なってはいけない】向いている人の特徴

転勤、部署異動がない職場で働きたい

契約内容によりますが、基本的に転勤はなく契約で指定された勤務地ではたらきます。

「地方への転勤はしたくない」と考えて働いている方は安心して働けますよ。

ただし雇用内容の確認は必須です。なかには例外的に「転勤、部署異動」もあるので注意が必要です。

契約期間が決まっているため辞めやすい

無期雇用の正社員として働いている中で「辞める」と言い出すと、会社も混乱しますよね。

しかし契約社員は契約期間が定められており、満期になり更新しなければ自動的に退職となります。

ただし注意点は、原則として「契約期間内での退職はできない」ことです。

例外として以下3つのケースでは退職できる可能性があります。

  • 契約から1年以上経過している
  • 会社に相談した上で了承を得られた
  • やむを得ない事情がある(ハラスメント・病気やケガ・家族の介護)
すみ
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契約社員は正社員と比べ、辞めやすい環境ではあります。

しかし自由にいつでも退職できるわけではないので注意してください。

経験値をためたい

契約社員は、多くの業務を任せられるため経験値をためやすい働き方です。

専門的な仕事は任されづらいですが、さまざまな業界を知れるので、経験は貯まりますよ。

すみ
すみ

私は契約社員になってから、たくさんの仕事を任されるようになりました。

そこでの仕事経験があったからこそ、正社員になった今でも仕事をこなせていると確信しています。

私のようにさまざまな会社を経験していく中で、「ここは自分と合っていそう」と思える会社に出会えたら契約継続を希望することも可能ですよ。

やりたい目標が決まっている

  • 契約社員として、希望していた職業に就けた
  • (契約社員として)この会社でスキルや経験を積み、ゆくゆくは正社員を目指す人材になる

など期間と目標を定めて仕事している人は、契約社員で働く期間を無駄にしません。

すみ
すみ

私自身、契約社員ではたらいていた期間は、すごく辛かったです。

でも契約社員として働く時間が、私の社会人としての成長を加速させてくれたと思います。

【契約社員はやめとけ・なってはいけない】契約社員や正社員以外の選択肢「派遣」

「気楽に働きたい」「いろいろな仕事を経験したい」と考えている方は、派遣社員として働くのも1つの選択肢ですよ。

契約社員と派遣社員の違いを下記の表にまとめました。

契約社員派遣社員
雇用主派遣会社勤め先の会社
給与時給制月給制が多い
勤務の日数・時間自由に選択できる会社の契約に従う
業務内容サポート的業務がメイン派遣社員より重要な業務を任される
契約期間満了後派遣会社が次の働く場を探してくれる自分で探さなければならない
同じ職場で働ける期間最長3年(一般派遣の場合)
*紹介予定派遣の場合最長6ヶ月
*無期雇用派遣は除く
定めなし(最長3年まで契約できる)

派遣社員のデメリットとメリットは以下となります。

派遣社員のデメリット派遣社員のメリット
・交通費は時給に含まれていることが多い
・安定した雇用は期待できない
・給与に反映されない
・派遣期間終了後、派遣担当者が次の仕事を探してくれる
・派遣会社が、派遣先企業に勤務内容の交渉をしてくれる
・契約社員より時給が高いケースが多い
・多くの人材派遣会社は資格取得やスキル習得の支援を行っている
すみ
すみ

私は保育園を辞めた際、はじめに利用したのは「派遣」でした。

派遣担当の方にサポートを受けながら仕事を始められるので心強かったです。

派遣求人実績で選ぶなら「テンプスタッフ
  • 東京の求人数が多く関東圏で働く人に◎
  • 福利厚生も充実して安心して働ける!
  • 大手の安心感
  • 登録はオンラインでできる
  • 登録前の相談だけでも対応

【契約社員はやめとけ・なってはいけない】契約社員で働くなら「大手企業で働く」のがおすすめ

メリットデメリット
福利厚生が正社員とほぼ同じ最長5年で退職しなければならない
休みが充実している正社員と年収差がある
年収が高い昇格しづらい
大手企業で働くメリット

上記のようなメリットがあります。

私の場合は契約社員でしたが、中小企業の正社員で働く友人より年収は高かったですよ。

私の働いていた大手企業は、「正社員登用制度」を設けていました。

すみ
すみ

契約期間の5年間のうち、実力が認められたら、正社員になれるチャンスがあるんですよ!

ですので、契約社員として給料や待遇良く働け、ゆくゆくは正社員を目指せる「大手企業」をおすすめしているのです!

【契約社員はやめとけ・なってはいけない】契約社員から正社員になる方法

おすすめ度
「紹介予定派遣」を利用して契約社員から正社員になる
(5.0 / 5.0)
正社員採用が有利になるスキル・資格を取得する
(3.0 / 5.0)
派遣の正社員になる(無期雇用派遣)
(4.0 / 5.0)
正社員採用が有利になるスキル・資格を取得する
(2.0 / 5.0)

上記の方法で契約社員から正社員になれる可能性があります。

特におすすめなのは「紹介予定派遣」制度を活用することです。

紹介予定派遣とは、直接雇用を前提に派遣社員としてはたらき、派遣社員と派遣先企業の合意すると派遣先企業の社員になれる制度です。

すみ
すみ

いったん働いてみて自分の働き方を相性が良いのか確認できるのは大きなメリットですよ。

私は「紹介予定派遣」を利用して契約社員になり、その後正社員に登用されています。

もちろん契約社員だけでなく、正社員に直接雇用するケースも多数ありますよ。

派遣求人実績で選ぶなら「テンプスタッフ
  • 東京の求人数が多く関東圏で働く人に◎
  • 福利厚生も充実して安心して働ける!
  • 大手の安心感
  • 登録はオンラインでできる
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【契約社員はやめとけ・なってはいけない】よくある質問

30代で契約社員はやばいですか?

結論、30代でも目的をしっかり持っている方なら問題ないです。

なぜなら、契約社員でいる期間も成長のためのステップアップの1つだからです。

すみ
すみ

私も「大手企業の金融事務の仕事に就きたい」と目的を立てていたので、契約社員でも雇用契約を結びましたよ。

もちろん、失業する可能性は高い、正社員より給料(ボーナス)が低いなどデメリットはあります。

しかし、その先に未来を感じているのであれば、やばいとは言えません。

30代半ばで私も会社辞めました。
で、契約社員でコツコツ働いてたらまさかの正社員に😊
あの時、辞めて本当に良かったなと思う日々。

きっとちーさんにふさわしい会社がみつかりますよ🍀

部分引用:X

上記のように、新たなチャンスをつかめる可能性もあります!

 

契約社員から正社員になれますか?

「正社員登用制度」を採用している企業で働いているなら、契約社員から正社員にもなれます。

正社員になれる条件は、各企業により異なりますが、一般的には下記のようなものです。

  • 一定期間働き続けている
  • 勤務態度が良好
  • 上司から推薦がある
  • 登用試験に合格
すみ
すみ

特に仕事を評価されている人は有利ですよ。

 

契約社員のメリットとデメリットを教えてください!

メリットデメリット
希望の職種で働きやすい雇用、収入が不安定
転勤が少ない昇給、昇格しづらい
給与は正社員と近い受けられる福利厚生が限定的な企業がある
契約社員として働くメリット・デメリット

上記のようなメリット、デメリットがあります。

特に大きな違いは、契約社員は働く期間が限られていることです。

最長5年で契約期間満了を迎えたとき、仕事を自分で探さなくてはいけません。

派遣社員のように仕事を斡旋してくれるなどサポートはないので注意が必要です。

 

契約社員に向いている人はどんな人ですか?

契約社員はに向いている人は以下の特徴を持っている人です。

  • 転勤、部署異動がない職場で働きたい
  • 契約期間が決まっているため辞めやすい
  • 経験値をためたい
  • やりたい目標が決まっている

アルバイトと変わらないんですか?

契約社員、アルバイトの立場を区分した法律はありません。法律で決められているのは、「有期雇用or無期雇用か」、「短時間労働者か」です。

違いはというと契約社員は、正社員と同レベルで働き、アルバイトはより短時間で働く点です。

契約社員は転職で不利になりますか?

世間では、「契約社員は転職で不利になる」と、まことしやかにささやかれていますよね。

結論は、半分うそ、半分ほんとうです。

例えば非正規雇用で働いていると、「正社員になれなかった」とレッテルを貼られてみられがちです。

非正規雇用で働くことを選ぶ人は、

  • 正社員になれなかった人
  • 正社員になりたくなかった人

と、世間的には悪い印象を持たれがちです。

そのため正社員経験を持つ人と比較すると、比較した際「同じような経験値をもっているのに、契約社員だから評価は低い」ことも少なくありません。

とはいえ、転職活動では「何をしてきたか」が重要視されています。

例え契約社員で働いてきたとしても、正社員と変わらない仕事をこなしてきた人も少なくないでしょう。

すみ
すみ

「責任ある仕事をこれまでやってきた」ことをアピールできれば、採用担当者に好印象を与えられますよ。

「肩書き重視」の企業も多いですが、「やってきたこと重視」の企業も間違いなくあるので、そう言った企業に募集をかけてみるといいでしょう。

契約社員を目指す前にすべきことはなんですか?

契約社員になって達成したい目的を明確にすることが大切です。なぜなら企業は、目的を持って働いてくれる人を採用するからです。

私の例を出すなら、「金融位の企業で働きたい」でした。派遣は最長5年しか働くことができません。いつかは「次の仕事」のことを考えなくなるでしょう。

そのため働く目的をはっきりさせておくことが重要です。

【契約社員はやめとけ・なってはいけない】まとめ

契約社員と正社員の違いは?

契約社員正社員
雇用形態有期雇用契約(期間に定めがある)無期雇用契約(定年まで)
年収正社員と比べ低い
退職原則、契約期間満了までいつでも辞めることは可能

 

契約社員になってはいけないと言われる理由は?

契約社員になってはいけないと言われる理由
  • 生活に不安を感じる
  • クビになる可能性が高い
  • 結婚しづらい
  • 正社員と比べ給与、ボーナスが少ない
  • 世間体がわるい
  • 待遇が見合わないから
  • 将来性がないから
  • 30代以降の転職がきびしい

契約社員の働き方が向いていない人の特徴は?

  • 将来は安定した仕事に就きたい
  • ローンを組みたい
  • 目的なく契約社員になろうとしている

契約社員の働き方が向いている人の特徴は?

  • 転勤、部署異動がない職場で働きたい
  • 契約期間が決まっているため辞めやすい
  • 経験値をためたい
  • やりたい目標が決まっている