- 紹介予定派遣を利用してみたいけど、イマイチだったとき断われるの?
- 紹介予定派遣で働いているけど断りたい!でもそれって問題ない?
- どのタイミングで言い出せばいいか教えてほしい
実際に働くと「つながり」ができるので、「やっぱり辞めます」と断わるのって気まずいのではないでしょうか。
そうと言っても、流されてズルズル雇用されるのもつらい…その気持ちわかります。
結論、紹介予定派遣で直接雇用を断わることは可能です。実際に、約半数が直接雇用が成立せず辞退しています。
ただし「断わるタイミング」や「断わる際の注意点」など、知っておくとトラブルに発展しづらいですよ。

紹介予定派遣を利用して正社員になったすみが解説します。

紹介予定派遣を辞退する人が多い5つの理由
紹介予定派遣で直接雇用される際に、雇用形態が「契約社員」となる可能性はゼロではありません。では、なぜそれが「やめておいたほうがいい」と言われることがあるのでしょうか。主な理由を5つ見ていきましょう。
- 正社員になれる保証はなく、「契約社員止まり」も少なくない
- 契約社員だと待遇悪化のリスクがある
- 常に企業から評価されているというプレッシャーを感じやすい
- 求人数が限られ選択肢が一般派遣より少ない
- 「時間切れ」のリスクがある
正社員になれる保証はなく、「契約社員止まり」も少なくない
紹介予定派遣は「直接雇用が前提」ですが、必ずしも「正社員雇用が保証されている」という意味ではありません 。実際に、直接雇用の打診があっても、それが契約社員やパート・アルバイトであるケースもあります。
厚生労働省のデータによると、紹介予定派遣から直接雇用に至る割合は72.2%ですが、これは正社員だけでなく契約社員なども含んだ数字です 。
項目 | 人数 |
---|---|
紹介予定派遣により労働者派遣された労働者数 | 26,012 |
紹介予定派遣において職業紹介を実施した労働者数 | 18,783 |
割合 | 72.2% |
参考:厚生労働省「令和5年度労働者派遣事業報告書の集計結果(速報)」

つまり、残りの約4割は直接雇用に至らないか、希望する雇用形態ではない可能性があるのです。企業側から直接雇用を断られるケースも存在します 。
契約社員だと待遇悪化のリスクがある
もし契約社員として直接雇用された場合、派遣社員として働いていた期間よりも給与や福利厚生といった待遇が悪化するおそれがあります 。また、契約社員は有期雇用であるため、契約更新の時期が来るたびに雇用の継続について不安を感じるかもしれません。
さらに、直接雇用後に派遣社員時代の就業期間が勤続年数や有給休暇付与の日数計算にカウントされないケースもあり、これも働く側にとってデメリットとなり得ます 。正社員と比較した場合の昇給や賞与、退職金などの面でも差が出ることが一般的です。
常に企業から評価されているというプレッシャーを感じやすい
紹介予定派遣の派遣期間は、企業があなたを「正社員(または契約社員)として採用するかどうか」を見極めるための試用期間のようなものです 。そのため、派遣期間中は常に企業から評価されているというプレッシャーを感じやすいでしょう。
評価の対象は、業務遂行能力だけでなく、職場でのコミュニケーション能力、勤務態度、協調性など、多岐にわたります 。常に「見られている」という意識は、人によっては大きな精神的ストレスとなる可能性があります。
求人数が限られ選択肢が一般派遣より少ない
魅力的に見える紹介予定派遣ですが、実は一般的な派遣求人に比べて案件数自体が少ない傾向にあります 。そのため、自分の希望する業界や職種、勤務条件に合う求人がなかなか見つからないことも起こり得ます。
選択肢が少ない中で、「契約社員でも仕方ないか……」と妥協してしまうと、後で後悔することになりかねません。
「時間切れ」のリスクがある
紹介予定派遣の派遣期間は最長6ヵ月です 。この期間、一生懸命働いたとしても、必ずしも希望通りの直接雇用(特に正社員としての雇用)に結びつくとは限りません。もし直接雇用に至らなかったり、提示された条件(契約社員など)に納得できなかったりした場合、その6ヵ月間が無駄になってしまったと感じる可能性があります。
次の仕事を探す時間や労力も考えると、この「時間切れ」のリスクは無視できないデメリットです。
紹介予定派遣を断る前に知っておくべきこと
- 次の転職活動も早めに準備しておく
- 同じ派遣会社を利用するのは困難になる可能性がある
次の転職活動も早めに準備しておく
20代はチャンスのある時期。
たとえ紹介予定派遣で働いていても、転職活動をすることは可能です。 転職はタイミングが命です。
遅いより早めに行動した方がいいですよ。
とはいえ、「同時進行はつらい」と感じる人は、 「ここで働くのは辛い。辛い職場環境を変えるために転職活動するんだ」 という想いで、行動すると「動き出す原動力」になります。


無職の期間の中、転職活動する状況にならないために、早めに準備しましょう。
同じ派遣会社を利用するのは困難になる可能性がある
「ペナルティはない」と先の見出しで紹介しましたが、派遣元会社からの印象は悪くなっています。
なぜなら、派遣先と派遣元の間で、「紹介料」が発生しているからです。 そう考えると当然、関係が悪化しかねませんよね。
ただし、もともと派遣で6ヶ月間しか働かないと意思表示があり、派遣元も納得していた場合は、次の派遣求人も積極的に紹介してくれます。


「紹介求人が減り思ような求人紹介を受けられない」など対応がイマイチだと感じたら、他の派遣会社を利用するようにしましょう。派遣会社は1つではありません。
派遣会社 | 総合満足度 | 営業マン対応・サポート力 | 福利厚生 | スキルアップ | HP |
![]() ![]() スタッフサービス | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 【無料】公式HPへ |
![]() ![]() テンプスタッフ | 4.8 | 4.5 | 5.0 | 5.0 | 【無料】公式HPへ |
![]() ![]() アデコ | 4.3 | 4.0 | 4.5 | 4.5 | 【無料】公式HPへ |
紹介予定派遣の正社員採用を辞退するタイミング
結論「辞めたいと思ったらすぐ派遣担当者に相談する」のがベストな選択です。
派遣担当者にはなるべく早めに伝えておくと、辞める際にスムーズだからです。
以下、紹介予定派遣を断り、辞めるまでの流れをまとめました。
①派遣担当者に相談する
なるべく早く派遣担当に相談しましょう。
なぜなら、後で「辞めたい」意思表示する方が会社側の方も困るからです。
「世話になってきたのに断わるのは気が引ける」と考える必要はありません。 後々になって伝えた方が迷惑がかかってしまいます。
お世話になっている気持ちがあるからこそ、早めに意思表示してください。
②経過報告的にやめたい旨を伝える
一度の報告だけではなく、何度も報告を受けると決意の強さが伝わってきますよね。
辞めたい気持ちは、積み重ね伝えることで、その重みが伝わってくるものです。
ですので「辞めたい気持ち」は積み重ね伝えるようにしましょう。
③実際に辞める
そして、実際に辞めます。
上記の流れがスマートです。
とはいえ人間関係の悪化などで、いますぐ辞めたいケースもあるかもしれません。
「どうしても辞めたい」 「これ以上仕事に行けない」 上記のような状態になる前に、派遣担当者に相談しましょう。
紹介予定派遣から正社員採用を辞退する際の注意点
- 感謝・お礼の気持ちを伝える
- 辞退したい理由をハッキリに伝える
- 断る理由に「人間関係のこじれ」を出すのはやめておいたほうがいい
- 即日辞職は基本NG
感謝・お礼の気持ちを伝える
派遣元会社と良好な関係を継続するためには、感謝・お礼の気持ちを言葉にすることが大切です。
- お忙しい中仕事紹介していただきありがとうございました。
- 多くの求人の中から、私の希望条件に合った求人を探してきてくださって、感謝しております。
上記のように言葉で伝えると、担当者に良い印象を与えられるでしょう。


小さなことですが、やっておくと次の仕事につながるチャンスとなりますよ!
辞退したい理由をハッキリに伝える
今回の辞退理由がハッキリしていないと、次の求人を紹介する際に、どんな求人を紹介して良いのかわからなくなりますよね。
自分に合った仕事を紹介しやすくするためにも、以下のように伝えましょう。
- 「勤務地が遠方すぎた」
- 「希望の時給ではなかった」
- 「事務の職種で働きたいと思っている」



上記のように辞退理由はしっかり伝えておくと、次につながりますよ。
断る理由に「人間関係のこじれ」を出すのはやめておいたほうがいい
人間関係を出さないほうが無難です。 人間関係が理由だと、「他に言っても同じ」と言われ、説得力を欠いてしまうからです。 ですので、
- 想像していた仕事と違っていた
- 仕事がきつい
- スキルアップできない
上記のように伝えましょう。 「心身の不調」や「キャリア」についてを前面に押すと、不要な引き止めにあいづらいです。
また「親が病気になった」など、ウソをつくのもご法度です。 ウソがバレたとき、あなたの印象が悪くなってしまいかねません。
率直に「自分とは合わなかった」ことを伝えましょう。
即日辞職は基本NG
民法627条には「退職の2週間前に退職の告知を行えば問題なく退職できる」と謳われています。
逆を言えば、即日辞職は法律的にもよくない行動になってしまいます。
そのため辞職したいのであれば、事前に伝えておかなければなりません。
紹介予定派遣を辞退する際は「電話で連絡するのがベター」
基本的に断りの連絡は「電話」
メールだと担当者が気づかないケースも少なくありません。 そのため、電話で辞めたい旨を伝えましょう。 下記に例文を掲載しておきます。
拝啓、〇〇社様 いつも大変お世話になっております。
〇〇〇〇(自分の名前)と申します。
この度は派遣業務のご紹介を頂き、誠にありがとうございます。
さて、貴社よりご紹介頂いたポジションに関しまして、熟考した結果、今回はお断りさせていただくことに決めました。
私の希望する労働条件との相違、及び勤務地の距離についてが主な理由です。
素晴らしい機会をご提供いただきながら、このような結論に至り、心苦しく思っております。
今後も派遣社員としてのキャリアを続ける意向ですので、今後とも貴社からの仕事のご紹介を心待ちにしております。
引き続き、ご支援いただけますと幸いです。
何卒宜しくお願い申し上げます。
敬具
状況によってメールで連絡する
「派遣担当が多忙で対応できない」
「派遣会社として履歴を記録したい」
などのケースでは、メールで回答することを支持されるケースもあります。
ただし相手に失礼な文面であると、担当者が不快に思われるかもしれません。
そうならないためにも、礼儀と感謝の気持ちを添え、伝えるようにしましょう。
また担当者から折り返しの電話があることも予想して、電話に対応できる時間帯も文面に入れておくと丁寧です。
件名:最近ご紹介いただいた職務に関して
株式会社〇〇(該当する部署名)
〇〇様(該当する役職名)
平素より格別のご配慮を賜り、誠にありがとうございます。この度は△△株式会社のポジションをご紹介いただいた▲▲です。
貴重な機会を提供していただき、心より感謝申し上げます。
しかしながら、今回は大変心苦しいのですが、提案された職務を辞退させていただくことに致しました。
具体的な理由としては、希望していた業務内容との違い、そして時給を含む労働条件が私の期待と異なるためです。
このような決断をすることとなり、深くお詫び申し上げます。
引き続き派遣の職を探求しておりますので、今後も貴社からの職務案内をお待ちしております。
また、ご連絡いただく際は、今週中に10時から15時の間であれば対応可能ですので、ご承知おきください。
何卒、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
紹介予定派遣の基本ルール
紹介予定派遣の基本ルールを簡単に紹介します。
- 紹介予定派遣は直接雇用を前提に派遣社員として働く
- 直接雇用=正社員ではない
- 紹介予定派遣の流れ
- 最長6ヶ月しか働けない
紹介予定派遣は直接雇用を前提に派遣社員として働く


最大で6ヶ月間の試用期間を経て、派遣先企業に直接雇ってもらうために派遣社員として働く制度が「紹介予定派遣」です。
1999年に導入。2003年派遣法改正により明確化されました。 (労働者派遣法第2条)
直接雇用=正社員ではない
よく勘違いしている人が多いのですが、 紹介予定派遣=正社員採用 ではありません。 直接雇用の中には「パート・アルバイト」「契約社員」などが含まれます。 吹き出し:私は紹介予定派遣から、契約社員を経て正社員になりましたよ。
紹介予定派遣の流れ
紹介予定派遣の流れは以下のステップです。
- 派遣会社へ登録
- 派遣会社との面談
- 仕事紹介を受ける
- 派遣先企業と書類選考&面接
- 書類選考&面接通過(お仕事開始)
- 派遣期間終了(派遣及び派遣先企業双方が合意)
- 正式採用
最長6ヶ月しか働けない
紹介予定派遣の場合、契約期間は短く、3ヶ月から最長6ヶ月とされています。
普通派遣の場合は原則3年働く制度です。
上記期間を終了すると、雇用を延長しない派遣契約終了になるか、直接雇用に移行するかどちらかになります。
紹介予定派遣のデメリット
- 正社員雇用が約束された制度ではない
- 普通派遣より求人が少ない
- 給料ダウンの可能性がある
正社員雇用が約束された制度ではない
「紹介予定派遣」と名前がついているのだから、正社員になれると思っている方もいたかもしれません。紹介予定派遣は正社員に限定された雇用契約を約束した制度ではありません。
「正社員」のほかに「契約社員」「パート・アルバイト」など他の雇用契約を結ぶケースがあります。不安な方は、今の派遣先と直接雇用になった場合、正社員雇用になるのか契約書を確認しましょう。
普通派遣より求人が少ない
下記の結果を見てください。
- テンプスタッフ
- 普通派遣:59,621件
紹介予定派遣:6,563件
参考リンク:https://www.tempstaff.co.jp/jbch/top
- スタッフサービス
- 普通派遣:25,872件
紹介予定派遣:9,456件
参考リンク:https://www.staffservice.co.jp/
- アデコ
- 普通派遣:15290件
紹介予定派遣:3,159件
参考リンク:https://www.adecco.co.jp/


紹介予定派遣は一般派遣や転職と比べ、求人数が少ないです。
そのため、自分の希望する地域や業界で求人を見つけるのが難しいケースがあるかもしれません。
求人が少ないのは、転職活動の選択肢を狭めます。
給料ダウンの可能性がある
直接雇用になり、派遣会社に支払う費用がなくなった分、給料を上げてほしいですよね。しかし、正社員になったら給料下がったという話を少なくありません。
派遣は、一時的に人手が足りず補ってほしく派遣会社に依頼して雇用しています。しかし正社員は「人手が足りているのでもう雇い止めしたい」という形にはできません。
その会社の中の位置に応じた給料が支払われます。ですので、思ったように給料に反映されないことに注意しておきましょう。
紹介予定派遣のメリット
- 未経験からのチャレンジがしやすい
- 職場環境が直接雇用前に知れる
- 無理な要望はされづらい
未経験からのチャレンジがしやすい
紹介予定派遣は他業種で仕事をしたい方におすすめの制度です。派遣期間を通して、派遣先企業は派遣社員を見定められるからです。
実際に現場での勤務態度、人柄をみて直接雇用するため採用ハードルは一般採用より下げて採用する場合があります。「未経験」だと採用されづらいですよね。
しかし紹介予定派遣を活用すれば、採用確率を高められます。
職場環境が直接雇用前に知れる
目指していた業界に就職できたとしても、職場の雰囲気が最悪だったら、で仕事に行きたくなくなりますよね。
紹介予定派遣なら、派遣で働きている期間で以下のことを知れます。
- 職場環境
- 人間関係
- 仕事の流れ
上記を知り、納得した上でそのまま直接雇用として働けます。
無理な要望はされづらい
派遣社員は、決められた内容の仕事しか依頼されません。そのため契約上にない仕事は、受けられないので過剰な仕事は依頼されづらい立場です。
もし過剰な仕事を要求された場合は、派遣担当に相談して対処してもらいましょう。たとえ仕事をこなし残業代が発生した場合、残業代は確実に請求できます。
【体験談】紹介予定派遣で断られたけど正社員になれた


「紹介予定派遣で断られたけど正社員になれた」という体験談を紹介します。
- 飲食業界でのアルバイトから、紹介予定派遣を経て、一般事務(正社員)へ
- 短大卒業後、販売のアルバイトをしていましたが、事務職に就きたいと思い、紹介予定派遣に挑戦。
しかし最初の派遣先では、スキル不足を理由に断られました。落ち込みましたが諦めずに、派遣会社のコーディネーターに相談。
PCスキルを磨くために職業訓練校に通い、WordとExcelの資格を取得。
その後、別の派遣先で事務職として採用され、半年後に正社員になることができました。
参考:とらばーゆ
- 未経験の保育士から正社員|子育ての勉強として保育士資格を取得後、紹介予定派遣を経て正社員へ
- 大学卒業後、求人広告代理店で働いていましたが、結婚と出産で退職しました。
子育ての勉強にもなると考え、保育士資格の勉強を始めました。
資格取得後、紹介予定派遣でいくつかの保育園で働きましたが、人間関係や、環境が合わず、正社員になるのを見送りました。
その後、別の保育園を紹介予定派遣で紹介してもらい、正社員になりました。
参考:現役保育士のつぶやきブログ


ご紹介した体験談は、紹介予定派遣で一度は断られたものの、諦めずに努力を続け、正社員としてのキャリアを掴まれた方々の事例です。
お二人に共通しているのは、以下の点です。
- 明確な目標設定:事務職、保育士という、ご自身の希望する職種が明確であったこと
- 自己分析と努力:自身のスキル不足を認識し、資格取得など具体的な行動で克服されたこと
- 派遣会社との連携:派遣会社のコーディネーターに相談し、適切なサポートを受けられたこと
- 前向きな姿勢:一度の失敗で諦めず、次のチャンスを活かすために努力を続けられたこと
これらの点は、紹介予定派遣で正社員を目指す上で、非常に重要なポイントと言えるでしょう。
もちろん、紹介予定派遣は必ず正社員になれるわけではありません。しかし、今回の体験談のように、ご自身の努力と派遣会社との連携次第で、正社員への道は大きく開けるということも事実です。
もし、今、紹介予定派遣で正社員になれずに悩んでいる方がいらっしゃいましたら、ぜひ、今回の体験談を参考に、ご自身の状況を振り返り、できることから始めてみてください。
【紹介予定派遣 正社員 断る 気まずい】よくある質問
紹介予定派遣を断る方法はありますか?
断わる方法は基本的に、派遣先企業の上司に伝えるのと、派遣元の担当者に辞めたいと伝えれば問題なく辞められます。
ただし、辞めるタイミングがあまりにもすぐだと、働いている職場としても人材補充など困ってしまうので、なるべく早く伝えるようにしましょう。
派遣元の担当者がこちらの意図したように動いてくれません。
レアなケースではあると思いますが、中には意図したように動いてくれない担当者が稀にいます。そういった際は、まず派遣元に担当者を変更してもらえるよう伝えましょう。
人間、相性が誰だってあります。 派遣会社によって対応してくれるかもしれません。
しかし、それでも対応してくれないケースがあれば、他の派遣会社を探してみるのも1つの選択肢です。 派遣会社は星の数ほどありますよ。特に「派遣会社は1つしか登録できない」などといった法律はありません。


私が派遣で働いていたときに利用したおすすめ派遣会社を紹介します。
紹介予定派遣で直接雇用になった人はどれくらいいますか?
最新の統計データから算出してみたところ、紹介予定派遣から正社員になれる確率は約41%でした。
この結果は、この結果は「令和5年度 労働者派遣事業報告書の集計結果|厚生労働省」と「独立行政法人労働政策機構」の資料を参考にして算出したものです。
項目 | 人数 |
---|---|
紹介予定派遣により労働者派遣された労働者数 | 26,012 |
紹介予定派遣において職業紹介を実施した労働者数 | 18,783 |
割合 | 72.2% |
参考:厚生労働省「令和5年度労働者派遣事業報告書の集計結果(速報)」
「独立行政法人労働政策機構」の資料によると、紹介予定派遣から正社員になれた人は約57%。この数字をもとにすると、正社員になれる確率=直接雇用されたパーセンテージ×紹介予定派遣から正社員になれた確率は以下となります。
紹介予定派遣から正社員になれる確率=41.2%(72.2%×57%=41.2%)
この2つの資料から推定した数字が約41%です。
まとめ
紹介予定派遣の直接雇用辞退は全く問題ありません。実際、多くの方が雇用形態や待遇のミスマッチ、評価のプレッシャーなどを理由に辞退しています。
円満に断るには、辞めたい意思を早めに派遣担当者へ伝え、感謝と共にキャリアプランとの不一致など前向きな理由を説明することが重要です。「人間関係が理由」と直接的に伝えるのは避け、即日退職もNGです。
辞退を決めたら速やかに次の転職準備を進め、自分に合った道を選びましょう。
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