- 紹介予定派遣は実際どうなの?
- 実際になった人の声が聞きたい!
- 紹介予定派遣を選んだ理由まで教えてほしい
たしかにネット上で「紹介予定派遣はあやしい」と聞くと不安になりますよね。なかには、紹介予定派遣は使わない方がいいと止められたかもしれません。
結論、紹介予定制度は良い制度です。実際に私は「紹介予定を使って正社員になれました。
ただし紹介予定を利用しない方が良いタイプの人もいるので注意が必要です。

派遣から正社員OLになったすみが解説します。
関連記事:紹介予定派遣はやめたほうがいい?紹介予定派遣で失敗した私の体験談!

紹介予定派遣とは?

紹介予定派遣は、最長6ヵ月間の派遣期間を経て、あなたと派遣先企業の双方が合意すれば、正社員や契約社員などの直接雇用に切り替わる働き方です。
- 派遣先企業にとっては、「採用前に働きぶりや人柄をじっくり見極められる」というメリットがあります。
- 私たち働く側にとっては、「実際に働いてみて、会社の雰囲気や仕事内容が自分に合うか確かめられる」という大きなメリットがあります。
上記のようなメリットがあり、双方がwin-winの関係を築ける制度として注目されています。
紹介予定派遣について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

紹介予定派遣を選んだ理由

私は正社員になりたい気持ちがありました。それで紹介予定派遣を利用しました。
もちろん紹介予定派遣だから、必ず正社員になれるわけじゃないことは知っていました。
それでも、直接雇用が前提となっているため、通常の派遣から登用を目指すよりも可能性が高いのではと思っていたんです。私のように、未経験の職種から正社員になることに不安を感じている方にとって、お試しで働ける紹介予定派遣は、キャリアチェンジの後押しになるはずです。
紹介予定派遣の探し方
大前提、紹介予定派遣案件数は少ないです。チャンスをつかむためにも複数の派遣会社への登録をおすすめします!
2つの派遣会社は紹介予定派遣案件数のトップ1、2の派遣会社。
信頼と実績、そして豊富な求人数を誇ります。
| 派遣会社 | 総合満足度 | 紹介予定派遣 (2023年9月14日現在) | 営業マン対応・サポート力 | 福利厚生 | スキルアップ | HP |
![]() スタッフサービス | 5.0 | 9,456件 | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 【無料】公式HPへ |
![]() テンプスタッフ | 4.8 | 6,563件 | 4.5 | 5.0 | 5.0 | 【無料】公式HPへ |
紹介予定派遣を探しやすい時期
紹介予定派遣の求人は、春(3〜4月)と秋(9〜10月)に増えます。
これは、多くの企業が4月に新年度、10月に下半期を迎えるため、人事異動や退職者の補充など、採用計画がこの時期に集中するからです。転職市場全体が活発になるタイミングなので、紹介予定派遣の求人も見つけやすくなります。

このタイミングを逃さないよう、事前に職務経歴書を更新したり、面接対策を始めたりしておくと、良い求人が出たときにスムーズに応募できますよ!
紹介予定派遣の選考前に確認すること
選考前に確認しておくことを以下で解説します。
- 面接回数
- 直接雇用後の条件
- 直接雇用後の有給の取り扱い
面接回数
紹介予定派遣は直接雇用が前提のため、通常の派遣よりも選考が入念におこなわれます。企業による事前の書類選考や面接、適性検査が認められているのが特徴です。
面接回数は派遣先企業によって異なり、以下のケースがあります。
- 1回(派遣採用時の面接のみ)
- 2〜3回(派遣採用時と、直接雇用に切り替わる前の両方)
すみ私の場合は、2回でした。
正社員の採用選考に近いステップを踏む心づもりでいましょう。
直接雇用後の条件
直接雇用後にどのような条件で働けるのか事前に確認しておくことも大切です。
なぜなら、直接雇用に切り替わった後、給料が下がったり、雇用条件が悪くなったりする可能性があるからです。
実際に、労働政策研究・研修機構(JILPT)の調査では、紹介予定派遣から直接雇用された人のうち、正社員になれたのは約58%データもあります。つまり、残りの約4割は契約社員やパートなどでの採用となっているのです。
後悔しないためにも、派遣会社の担当者を通じて、以下の点は必ず事前に確認しましょう。
- 雇用形態:正社員か、契約社員か(契約社員の場合、正社員登用制度はあるか)
- 給与:月給、賞与、昇給の見込みなど
- 福利厚生:住宅手当、退職金、育休制度の利用実績など
- その他:交通費の支給、残業時間の実態と残業代の支払いについて



「正社員になれると思っていたのに違った」とならないように、聞きにくいことかもしれませんが、確認しておくことが大切です。
直接雇用後の有給の取り扱い
有給休暇は、法律(労働基準法)で継続して6ヵ月以上働いた人に与えることが義務付けられています。
使用者は、その雇入れの日から起算して六箇月間継続勤務し全労働日の八割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した十労働日の有給休暇を与えなければならない。
出典:e-Gov
紹介予定派遣の場合、派遣社員として働いた最長6ヶ月の期間が、直接雇用後の勤続年数に通算されるかどうかは、企業の規定によって異なります。
もし通算されない場合、正社員になった日から、さらに6ヶ月間働かないと有給休暇がもらえない可能性があります。旅行などの予定を考えている方は、この点も事前に派遣会社に確認しておくと安心です。
紹介予定派遣を使った方がいい人
ズバリ、30代以降で未経験の職種へキャリアチェンジしたい人です。
通常の転職活動では、年齢が上がるにつれて未経験分野への挑戦はハードルが高くなります。書類選考で職務経歴だけをみられてしまい、なかなか面接に進めないという話もよく聞きます。
しかし、紹介予定派遣なら、最長6ヵ月の派遣期間を通じて、あなたの「実際の働きぶり」や「人柄」など、書類では伝えきれない部分を直接アピール可能です。
企業側も「まずは派遣で試してから」という形で採用リスクを抑えられるため、経験やスキルだけでなくポテンシャルを評価してくれるケースが多いです。希望の業界で求人があるなら、ぜひ一度チャレンジしてみる価値は大きいですよ。
【実体験】私は紹介予定派遣を使って良かった◎
私は下記の理由から使ってみて良かったと思っています。
- 「事務未経験だから不安」
- 「でも正社員になりたい」
こんな感じで挑戦もできず、悶々と過ごしている方はいませんか?
そんな人は私と同じ境遇ですよ。
私は、保育士を辞めて事務系のOLになりました。そんな私でさえ、今はバリバリと事務員として働けています。


私のように、興味関心のある業種にチャレンジしたい人は、ぜひ紹介予定派遣をうまく使ってください。
紹介予定派遣で注意するべきポイント
紹介予定派遣を使ううえで、注意することは以下の5つです。
- 必ず正社員になれるわけではない
- 派遣期間が6ヵ月ある
- 社員採用は確定されていない
- 期間が短いためスキルアップしづらい
- 通常の派遣に比べ、書類選考など厳しめ
必ず正社員になれるわけではない
「紹介予定派遣🟰正社員になれる」イメージが先行していますよね。
しかし紹介予定派遣は、「直接雇用」を前提とした制度であり、なれるのは正社員だけではありません。
正社員以外に、契約社員、パート・アルバイトも「直接雇用」に含まれます。
正社員になれるか怪しいなら、事前に派遣会社へ確認しておきましょう。
派遣期間が6ヵ月ある
派遣先の会社に馴染めず早々に辞めたいと思った経験はありませんか?
紹介予定派遣は原則、派遣期間満了まで辞められません。
そのため派遣先の会社がイマイチだからといった理由ですぐ退職はできないので注意が必要です。
しかし派遣期間中、明らかなパワハラや過重労働を強いられるなどの理由がある場合、派遣期間は未満でも辞めることは可能です。
以下が正当な理由にあたります。
- 聞かされていた契約内容と異なる業務ばかり依頼される
- 賃金が支払われない
- ハラスメント行為
- 家族や親族の介護の必要性
- 本人の心身の不調
求人情報はあらかじめ、しっかり確認した上で応募するようにしましょう。
社員採用は確定されていない
あくまで紹介予定派遣なので必ず社員になるのを約束した制度ではありません。なかには派遣先からパートとしての採用を提案された方もいます。
必ず社員になれる制度ではないので注意してください。
期間が短いためスキルアップしづらい
スキルを身につけるには時間がかかりますよね。
紹介予定派遣は最長6ヶ月しか働けないため、期間が短くスキルアップできないデメリットを感じます。
吹き出し:1年、2年経験してこないと自分の力になった感覚はありませんでした。
紹介予定派遣で働いている期間で、スキルアップするのは難しいでしょう。
通常の派遣に比べ、書類選考など厳しめ
派遣先企業も数ヶ月後には直接雇用するつもりで面接にきた派遣社員を見ています。
そのため正社員と同様に書類選考や、適性検査を行うのが一般的です。
通常の派遣より、選考の過程は多い認識は持っておきましょう!



紹介予定派遣のメリット・デメリットは、大手人材派遣出身者が運営するひよっこ事務派遣ブログの「紹介予定派遣はやめたほうがいい?知っておくべき9つの理由」の記事で詳しく解説しています!
派遣のリアルな情報が知りたい方はぜひチェックしてください。
紹介予定派遣の良い点
紹介予定派遣の良い点は以下のとおりです。
- 実際の働きぶりを評価される
- 派遣期間のおかげでミスマッチを防げる
- 入社しにくい大企業でも採用されやすい
実際の働きぶりを評価される
「職務経歴書に書けるような、華やかな実績がない」
「ブランク期間があって、経歴に自信が持てない」
転職活動では、どうしても過去の実績が評価の中心になりがちです。しかし、紹介予定派遣の主役は「今のあなた」です。
面接や書類だけでは伝えきれない、日々の仕事への真摯な姿勢や人柄を、派遣期間中に直接アピールできます。たとえ経歴に自信がなくても、目の前の仕事に真面目に取り組む姿そのものが、自己PRになります。
派遣期間のおかげでミスマッチを防げる
「入社してみたら、想像していた仕事内容と違った」
「職場の雰囲気が、どうしても自分には合わない」
こうした入社後のミスマッチは、転職のリスクです。紹介予定派遣の「派遣期間」は、このリスクを抑えるための大切な見極め期間です。
働く側も企業側も、お互いの相性をしっかり確認した上で次のステップに進めるため、「こんなはずではなかった」という後悔を防げます。
入社しにくい大企業でも採用されやすい
正社員の採用に慎重な大企業ほど、採用リスクを抑えられる紹介予定派遣を積極的に活用する傾向にあります。
企業にとって、一度正社員として採用すると、簡単に解雇することはできません。しかし、お試し期間のある紹介予定派遣なら、「まずは働きぶりを見てから」と、採用のハードルを下げることができます。
そのため、通常の転職活動では難しいとされる憧れの大企業で働けるチャンスも、紹介予定派遣なら見つけやすいです。


企業側のメリットを理解すると、私たちにもチャンスがあることがわかりますよね!
紹介予定派遣を使わず派遣のままの方が良い人の特徴
- フリーランスの合間に派遣で働きたい人
- 空いた時間、単発で仕事したい人
フリーランスの合間に派遣で働きたい人
メインの仕事が他にあって、副業的な仕事を探しているという方は、紹介予定派遣で直接雇用を目指すのはおすすめできません。
それなら派遣のまま働き続けた方が、会社に縛られず、他の仕事を優先できます!
空いた時間、単発で仕事したい人
腰を据えて長く働く意思のない方も、紹介予定派遣はおすすめできません。もし空いた時間、単発で仕事をしたいという人は派遣のまま働き続けましょう。
「ランスタッド」は単発の仕事を扱う派遣会社で、おすすめですよ!
ランスタッドの単発の求人数は3,000件以上!
簡単に仕事が探せる「登録者専用アプリ ポチゴー」というアプリもありますよ!


紹介予定派遣に関するよくある質問
最後に、30代の女性からよく寄せられる質問にお答えします。
- 紹介予定派遣を使った方がいい人ってどういう人?
- 紹介予定派遣で正社員になれる確率ってどれくらい?
- 紹介予定派遣と派遣の違いは?
- 「40代で紹介予定派遣になれるのか」その実態を教えてほしい
- 紹介予定派遣から直接雇用に切り替わるとき、面接はある?
紹介予定派遣を使った方がいい人ってどういう人?
- 正社員登用を真剣に考えている人
- 未経験から異業種へチャレンジしたい人
上記のような人です。
特に30代を超えて派遣ではなく、正社員で異業種を目指す人におすすめです。


私は20代ではありましたが、保育士しかやっておらず、事務未経験から今は営業事務員になれました。
私のように異業種にチャレンジしたい人はぜひ紹介予定派遣を使ってみてください。
紹介予定派遣で正社員になれる確率ってどれくらい?
最新の統計で計算すると正社員になれる確率は約41%です。詳しくは以下の記事をご覧ください。


紹介予定派遣と派遣の違いはある?
派遣期間中の直接雇用への切り替えが可能なことがもっとも大きな違いです。
派遣採用した派遣スタッフの仕事ぶりが良い場合だと、派遣先と労働者双方の合意があれば6ヶ月の派遣期間を待たずに切り替えることも可能です。
「40代で紹介予定派遣になれるのか」その実態を教えてほしい
40代の紹介予定派遣はあります。
しかし40代に求められるスキルや経験は高いものが多いのも実態です。
- 将来の部長候補
- 幹部候補
といったようにです。
40代で紹介予定派遣を利用する方は、これまでのスキルや経験を活かせるような求人を探すようにしましょう!
紹介予定派遣から直接雇用に切り替わるとき、面接はある?
正式な面接を実施する企業もあります。しかし紹介予定派遣で採用された1回のみの面接だけというのが一般的です。
面接時間は長いところで1〜2時間かかることもあるので面接前は体調を万全にしておきましょう。
まとめ
紹介予定派遣は、正社員を目指しているけれどなかなか一歩が踏み出せない人にとって、有効な制度です。派遣期間を通じて実際に働きながら会社との相性を見極められるため、ミスマッチのない転職を実現しやすくなります。
特に、30代から未経験職種にチャレンジしたい方や、書類選考が苦手な方にとっては大きなチャンスになるでしょう。企業側も「働きぶりを見てから判断できる」というメリットがあるため、大企業などでも紹介予定派遣を積極的に活用しているケースがあります。
ただし、必ず正社員になれるわけではない点や、選考が通常の派遣よりも厳しめである点には注意が必要です。正社員登用の可能性や条件面、有給の扱いなどは事前にしっかり確認しておくことが大切です。
この記事で紹介した体験談のように、紹介予定派遣をうまく活用することで、希望のキャリアへと近づくことができます。「正社員として働きたい」「未経験からチャレンジしたい」という思いがある方は、ぜひ紹介予定派遣という選択肢を前向きに検討してみてください。






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