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保育士で年収1000万は目指せるの?年収アップを目指すための6つのスキルを徹底解説

保育士って年収1000万円稼げるの?

保育士の将来性を考えていると、気になるのが「年収」の方も多いのではないでしょうか。

ネットで話題にあがる「保育士は年収1000万稼げる!」は本当なのか真実を知りたいと考えている人も多いかもしれません。

先に結論を伝えると、保育士で年収1000万を稼ぐのは難しいです。

ただし、年収アップするためのスキルがあり、やり方次第では年収1000万を目指すことは可能です。

すみ
すみ

保育士から異業種転職して、年収アップしたすみが解説します。

 

保育士で年収1000万円を目指すのは難しい!難しい3つの理由とは?

結論、保育士で年収1000万円を目指すのは難しいです。

なぜ難しいのか理由は以下の通りです。

1つずつ解説します。

日本全体の平均年収が低いから

令和4年賃金構造基本統計調査」によると、日本の企業の平均年収は461万円です。保育士はさらに少なく382万でした。

上記結果からわかるように、1000万円を目指すには平均年収の3倍以上を稼がなくてはいけません。

また、園長まで昇進した場合、公立・常勤保育士の賞与込みの給料月額が約63万円。年収にして756万円です

もちろん、民間で給料の高い保育園で園長になった場合は、さらに高い年収が望めるでしょう。

しかし、現実的にはそのような保育園は少なく、保育園で昇進し続けても年収1000万円になるのは難しいです。

成果主義の仕事ではないから

保育士の業務は、営業職のようにノルマはなく階級や役職で給料が決定します。

そのため、いくら良い働きをしたとしても、それが給料に直結しません

年収を上げるためには、日頃の働きぶりを上司から評価され、階級や役職を上げる必要があります。

上記のような制度の場合、給料は徐々に上がる傾向であり、年功序列になっているケースが多いです。

管理職の枠が埋まっているから

年収アップを目指すには、管理職に就く必要があります。

管理職の枠が埋まっている場合、新たに役職を増やさない限り昇進できません

そのため、年収1000万を目指すのは難しいと言えます。

【関連記事】保育士の給料が安いのは当たり前と言われている理由とは?

保育士の処遇改善も進んでいる

ここまで、保育士が年収1000万円は難しい理由を解説してきましたが、年々保育士の処遇は改善しています。

例えば、以下のように条件を満たすと「処遇改善手当」を受け取れます。

処遇改善加算Ⅰ勤続年数に応じ給料アップ月12,000〜38,000円
処遇改善加算Ⅱ新たな役職に就くことで給料アップ月5,000〜40,000円
処遇改善加算Ⅲ期間限定の賃上げ(2022年9月〜)月9,000円
保育士の処遇改善手当

また、2025年4月から都道府県は保育施設ごとに保育士のモデル賃金の公開を義務づけられます。(改正子ども・子育て法案)

上記法案によって、職員ごとの給与額や収支額が公開され、保育園での就労希望者の参考になるでしょう。

すみ
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年収1000万超えする難易度は変わりませんが、保育士が働きやすい環境にはなっていくでしょう。

保育士で年収1000万を目指す3つの方法

保育士が年収1000万を目指す方法を解説します。

この章で紹介する方法を参考に、年収1000万円を超える保育士はどのようなことにチャレンジすべきなのか理解できるはずです。

保育園の経営者になる

園長になることでも、年収1000万を目指せる可能性はありますが、現実的ではありません。

なぜなら、園長に年収1000万円を出せる保育園はわずかだからです。

そもそも、保育園に通うための保育料は、0〜2歳児を保育園に預けると1人当たり42,800円(年収600万世帯)です。

年収1000万円を園長に支払うためには、支払っても黒字化できる収益を出さなければ経営できません。

それだけの収益を上げるには、保育園の利用者にも高い保育料を支払ってもらう必要がありますが、高い保育料をかける利用者は少ないと考えられます。

そこで必要になってくるのは、保育園を経営する立場を目指す思考法です。

自分で給料などを決める経営者の立場になれれば、給料などの裁量権も自分で持てるでしょう。

すみ
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ただし、保育園に預ける保護者や子どもが選んでくれる保育園にしなければならないため、ビジネス感覚も磨く必要があります。

人気の保育士シッターになる

年収1000万円を目指すために、保育園以外の働き方を模索するのも1つの手段です。

保育園を辞め、保育士シッターになり高い時給で働く保育士は存在します

例えば、早朝・夜間・病児・お泊まり保育のオプションを掛け合わせて月平均約56万円(時給2,300円)で働くことも可能です。

すみ
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さらに、保育士として子どもを見るだけでなく、バイリンガル対応できたり、モンテッソーリ教育に精通していたりすると時給は跳ね上がりますよ

副業で年収を上げる

保育園だけからの収入ではなく、他の収入源を確保することで年収アップを目指せます。

特に働いている保育園で、すぐ昇進できないなど、年収アップを目指せない人におすすめです。

ただし保育園によって、就業規則で副業禁止のケースもあるので、まず働いている園で規則を確認しましょう

また、副業で得た収入は、確定申告して税金を納めなければいけません。

未申告は罰則の対象になるため、収入を得た場合は必ず確定申告してください。

保育士が年収1000万目指すのに必要な6つのスキル

保育士で年収1000万を目指すのは、簡単ではありませんが、収入アップを目指して磨いておきたいスキルがあります。

具体的には以下の6つです。

1つずつ解説します。

語学力

世界的にみてバイリンガル(2ヶ国語話せる)は、人口の半数と言われています。

しかし、日本でバイリンガルは1割程度です。

だからこそ、子供の頃から積極的に英語などの語学力を身につけさせたいと考える親は増えています。

もし、日本語以外の語学を習得していれば、それだけで他の保育士と差別化できるでしょう

実際に保育士シッターは、バイリンガル対応ができる場合、高い時給で人気のシッターになっています。

もし、保育士として付加価値を付けたいのであれば、英語などの語学習得に励んでみるのも1つの選択肢です。

リーダーシップ能力

保育士は、時には子どもたちを束ね、時には保育士の仲間たちを束ねなければいけません。

そして、保育士の仕事は、責任ある管理者的な立場にならなければ収入アップは難しいです。

そのため、リーダーシップを発揮して、周囲を牽引するリーダーシップ能力は必要不可欠と言えるでしょう。

コミュニケーション力

保育士は、人がいてこその仕事であるため、コミュニケーション力は必要な能力です。

保育士はさまざまな相手と会話します。例えば、預かる子どもや保護者、同僚など話の内容が全く異なる相手と話をしなければいけません。

また、バイリンガルに会話できたり、保育の知識を多かったりしたとしても、コミュニケーションが十分取れなければ信頼を得られません

すみ
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だからこそ、保育士のコミュニケーション力は、保育士以外の場でも活かせます。

専門知識やスキル

保育士以外に専門知識やスキルを身につけておくと、年収アップする際に役立ちます。

例えば、防災や医療に関する知識や資格です。保育園で働く中でいずれも必要な知識となってきます。

看護師を常駐している保育園もありますが、保育士をしながら准看護師免許を取得しているなど、応急対応もできると替えのきかない保育士になれます。

また、絵本専門士チャイルドマインダーの資格を取得すれば、活躍の幅を広げられますよ。

ビジネス感覚

ビジネス感覚が高い人は、年収アップできる可能性が高まります。

「保育士だから必要ない」と考えていては、年収1000万を目指すのは難しいでしょう。

実際に保育園も従業員にお金を支払い、黒字化できているから経営を継続できています。

「目の前の仕事を一生懸命やる」だけでは、経営は成り立ちません。

保護者や社会から、保育園に求められる要望を汲み取り、保育園経営に反映させる必要があります

そのため、常日頃から要望に応えられる保育園づくりを実践できる感覚を身につけておきましょう。

すみ
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経営不振に陥っている保育園を人気の園に生まれ変わらせたら、経営サイトの一員になれるかもしれません。

転職スキル

保育士は「経験がものを言う仕事」であるため、転職を繰り返すことは強みになります。

もちろん、同じ園で経験を積んでいくことも可能です。

ただし、必要なスキルや経験を持っている人材に高い報酬を支払ってでも、採用したい保育園は多く存在します。

すみ
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キャリアを高め、自分を高く売り出すのも1つの手ですよ。

保育士の平均年収|年収1000万を超える割合は?

保育士の平均年収はどれくらいなのか本章で解説します。

施設長や主任保育士など役職によっての違いを公立保育士と私立保育士で比較します。

施設長主任保育士保育士保育補助者
公立保育園654万円(33.6年)596万円(28.2年)345万円(11.8年)186万円(3.9年)
私立保育園638万円(24.1年)460万円(21.1年)306万円(8.5年)220万円(4.1年)
参考:幼稚園・保育所等の経営実態調査

平均年収からわかるように、保育園で年収1000万を目指すのは困難です。

ただし、役職に就けば、全職種の平均年収である461万円を超えることは可能です。

保育士で年収1000万目指すには様々な努力が必要!

「保育士は年収1000万円を目指せるのか」を解説してきました。

結論、保育士で年収1000万を超えるのは簡単ではありません。保育士と他のスキルや資格を掛け合わせたり、経営者になったりするなど、様々な努力が必要です。

保育士の年収を上げるためにも転職のプロから一度アドバイスを受けてみてはいかがでしょうか?

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